2024年8月31日土曜日

バンドンのおすすめ観光地 ~地質博物館(Museum Geologi Bandung)

バンドンの中心部にある地質博物館に行ってきました。

あまり興味のない人にはおすすめできませんが、もともと鉱物資源がわりあい豊富な国ですから、産地等の位置関係が把握できると思います。



展示品にはインドネシアで最も活動的な火山であるムラピ山噴火時の村の様子も展示されていました。こちらはジョグジャカルタの北にある火山で、仏教遺跡のボロブドゥールを火山灰で埋めたという話もあります。

この村は噴火後そのまま保存していて、ジープでの見学も可能です。



チープな地震体験コーナーでは母子が並んでいました。

でもインドネシアに来て一年以上が経ちますが、一度も地震を経験していません。その間、日本では大きな地震がなんどもありました。

あまり費用はかかっていませんが、貴重な体験になるのかも?

TSUNAMIコーナーもありました。世界言語の津波の解説です。



本当におすすめしたいのはこれからです。

本館の東側に映像資料館があります。完全にインドネシア語で字幕なしのため断念しましたが、南東の角に小さなお店があります。そこで購入したのがこちらです。

上から紹介すると、カエルちゃん100円です。目はルビー、背中には宝石がちりばめられています。

次がカルセドニーです。意味としては絆を深めるとか良縁があるとかいいます。淡い白系です。お値段も張ります。750円です。

下がタイガーアイです。見たまんまで光の加減で虎の目のように見えます。意味は仕事がうまくいくそうです。500円です。

ジャカルタの宝石市場に行こうと思っていたので丁度よかったです。石と指輪等の台座で2~3000円でお好みを作れるそうですが、この店の方が安価です。恐らく地質博物館の敷地内で商売しているため本物です。

後から調べて分かったのですが、カルセドニーは石英鉱物の変種、タイガーアイ(和名:虎眼石)は鉱物が石英に浸透してできるもので、そこに意味を持たせて身につけることで宝の石ころというのはロマンがあります。インドネシアにお越しの際は上記価格を参考にしてお買い物を楽しんでください。


バンドンのおすすめ観光地 ~芸術編~

 バンドンは大学の街としても有名です。その中でも、初代スカルノ大統領も卒業したバンドン工科大学があり、なぜか芸術学部もあります。

その卒業生で、バリ出身の現在もバンドン在住の Nyoman Nuarta 氏が自費で建てた Nu Art 彫刻公園「NuArt Sculpture Park 」です。見れませんが工房もあります。スパもあります。

ヌアルタ氏は、インドネシアを代表する彫刻家で躍動感のある作品が特徴で、お出迎えの作品がこちらです。

ジャカルタにも数多くの作品があるので、調べてみると面白いかもです。


新首都ヌサンタラの大統領官邸も彼の作品です。
独立記念日の首都移転発表時も後ろに見えていました。








バリの空港近くに完成したガルーダ像の製作時の模型です。
実物をわりあい近くでみたのですが、ガルーダ単独と思っていたら、やっぱりご主人様(ヴィシュヌ神)がいました。
しかし、インドネシアの人はガルーダが大好きです。

気に入った作品のひとつです。      親子の感じが愛らしいと感じました。















こちらが当館一押しです。





















ちょっと離れたところに尻尾もあります。
























接写もあります。網を突き破るのを表現しているのでしょうか?














カフェ&レストランもあります。

ニョマンさんはヒンドゥー教ですが、ボロブドゥール・仏像等の仏教観や天使等のキリスト教観を司る作品も手がけています。タブーとされている感じもしますが、ここは宗教の自由を認めているインドネシアです。  バグーーーす


喫茶・レストランもこ洒落ています。
ビールもあります。
なにせ空いています。のんびり干渉するのもよいでしょう。

ガルト(Garut)近郊のチパナス(Cipanas)温泉+おまけ

バンドンの南東、60kmほどに位置するガルト近郊のチパナス温泉に行ってきました。ここは湯量が豊富でホテルなどの他に共同浴場があるということで、過去の野趣あふれる露天と異なるため興味がわきました。

共同浴場はグーグルさんでも確認できますが、車も入れないような住宅街に位置しているため、探すのに困難を極めました。また、ホテル以外にもミニ健康ランド、ラブホ的なところも多数存在し、客引きも多くカオスでした

目的地の三箇所です。

    Pemandian air panas kp CIKATEL

    Pemandian air panas Ciengang

    Pemandian air panas Cikuda

まず①です。ここはモスクに併設してあります。モスクの管理者らしき人に温泉の場所を聞いたら、快く案内してくれました。ところが、満員のため待つように指示されました。空いて来たのでいざ突入です。低めの打たせ湯方式です。汗だくなので裸になって洗いましたが、石鹸・シャンプーを用意していませんでした。隣のおじさんは裸になり、体を洗ってから来ていた服を手洗いで洗濯していました。自由です。

次は②です。別の温泉の管理者に案内されたことと、打たせ湯方式で割合混雑していたことから見学だけで終了しました。実はここには浴槽もあったみたいでした。残念

③で右の写真です。貸し切りのため利用させていただきました。体を洗ってから、試しに座って打たせ湯を浴びていると体がポカポカしてきます。温泉の効果か外気温(30℃以上)のせいかよくわかりませんが、汗は噴き出してきます。また、つかるより体への負担も小さいため案外効果的です。この地域の泉質はインドネシアでは珍しく硫黄の臭いがしません。恐らく無色透明の単純泉に分類されると思います。また、初の裸で入るスタイルです。みんなぶらぶらしながらマンディッていました。

風呂上がりにランチにガルッの人気店に行ってきました。その人気ぶりを示す写真がこちら入口の状況です。Bakso Gotan Garut というお店です。バッソを自分で選択できるスタイルで女性客が非常に多いのですが、本当のお目当てはミックスフルーツアイスデザートみたいです。

二時ぐらいに行ったのですが、一階も二階も座敷席も満席でした。メニューをみながらしばらく待ってからオーダーです。お気に入りのバッソを選択して、追加でミーゴレンを頼みました。

好んでいろんなバッソは食べましたが、特に人気の秘密は解き明かせませんでした。各町に人気のお店がありますが、おらが町の人気店は味が濃いためあまり好きではありません。

以上、ガルトレポートでした。


2024年8月30日金曜日

インドネシア最長の鉄道橋 チクバン橋(Cikubang Bridge)

 ジャカルタとバンドンを結ぶ鉄道路線にあるチクバン橋に行ってきました。

当時占領していたオランダにより建設され、1906年から使用されてきたそうです。スパンに下弦のアーチ構造が珍しいと思ったのですが、ウィキによると1953年に機関車走行のため追加補強されたそうです。

到着直前に上りの汽車が通って、単線のため当分来ないと思って写真を撮ろうとしたら、下りの汽車が来てびっくりしながら撮影した写真がこちらです。

映画の「Stand by Me」ごっこのつもりでしたが、あまりの危険度と自分の年齢と相談して涙を呑みました。汽車が突然来た場合に、待避所はあるのですが、強度的に相当の不安があります。こんなところで通報されても溜まりません。


それにしても鉄橋の上も周囲の立ち入り禁止措置等の安全設備は簡素です。というか存在しません。恐るべし。多分自由を重んじるインドネシアのパチンシャラの精神です。


エンジニアとして念の為にしたから点検を実施しました。


点検用か、農作業用か分からない階段が大昔に整備されていて、雑草が生い茂り、蛇が出そうな中を降って行きました。

大きなサビの進行はなく、いつ塗られたかは分からない色褪せた塗料が効いていました。健全です。実に必要最低限の効率的な管理手法です。

レールは溶接されていました。触ると目玉焼きは焼けませんが、温泉卵ぐらいは作れそうです。こんなに暑いのにと思いましたが、よく考えてみると日本より寒暖差が少ないため問題なしと推定されました。

と思えば、枕木はPCでした。心情的には椰子の木とかを使って欲しいところですが、このスピードの鉄道には耐えられないでしょう。

帰りに見たのですが、すぐ近くにも同じ構造の鉄道橋がありました。以上、鉄道の歴史を感じさせるチクバン橋でした。


おまけ1

地方の線路と道路の交差部はかなりエグいと感じます。踏切の設置率は70%程度でしょうか?ここもそうですが置いてあるだけで、不可動の踏切もあります。レール付近の舗装が崩壊している箇所も多数あり、雨が降るとバイクが転倒しそうになりながら走行します。レールの上に石でも跳ねたらどうなるでしょう。

おまけ2

チレボンまで電車に乗っていたら、線路付近で遊んでいる子供達、近接した住居等、面白いと思い先頭車両の運転手さん横の窓から進行方向の線路をワクワクしながら眺めていたら、車掌につまみ出されました。女性専用車両でした。






バンドンのおすすめ観光地 ~自然編~

 バンドンのおすすめ観光地です。

Tebing Karaton です。直訳すると宮殿の崖みたいですが展望台です。確率的にはすっきり晴れて視界良好の朝がおすすめです。

アクセスはいろんなルートがあるみたいですが、私はすぐ横まで乗り付けて、150mぐらい歩いて到達しました。以外に標高が高く、すごく寒かったので服装には注意してください。

寒いため、ゆっくり出動したのですが、山が高く、丁度日の出に間に合いました。バグース写真がこちらです。

展望台に気になる表示が・・・

この崖は、レンバン断層に位置しているとのこと。巨大地震の可能性が・・とも思いましたが、景色を楽しむことにしました。


帰りはのんびりと下山しました。

この辺りはかなりの傾斜で、たくましい傾斜に建つ家や、棚田ならぬ傾斜畑がえぐいです。

日の出を見に来るコアなファン以外にも多くの人が登ってきます。また、ここバンドンでは自転車の人気も高く、デッドスローで登ってきます。近所の方も散歩を楽しんでいて、ここでは珍しいハスキーとピレニーズ?を散歩するご夫婦に写真を撮らせてもらいました。

また、麓にはジュアンダ森林公園もあり、休日の人気のエリアではありますが、渋滞がひどいので、出かける時間・手段には注意が必要です。

ちなみに今回は以前に紹介したお勧めのレストラン・カフェ付きのアートスペースの Lawangwangi Creative Space のオーナーが経営するホテルの「Villa Tel Salse」に泊まりました。こちらもおすすめです。
















2024年8月21日水曜日

チャンクアン寺院(Candi Cankuang)


 バンドンの東南東に約40kmの場所に、ジャワ島では珍しいヒンドゥー教の寺院があるということで見学に行ってきました。ここは世界遺産であるプランバナン寺院よりわずかに古く8世紀初頭に建てられたと推測されているそうで、かつてのヒンドゥー教徒がバリ島に移動していく過程をうかがい知ることができます。

寺院はチャンクアン湖の中にあるため、竹でできた筏で乗り込みます。家族連れを含む数人のお客さんを待ってから出港です。推進力は人力です。長い竹を使い、のんびりと進んでいきます。

いざ上陸ですが、あらゆる箇所が絶賛工事中です。昔からある樹木の形状に逆らうことなく道路等の整備が進められています。インドネシア恒例のお土産屋さん街を通り、昔の暮らしぶりを伝える伝統的なスンダの小さな村を抜けると高台に寺院があります。「ちっさー」と思いつつ、ヒンドゥー教を感じさせるレリーフ等を探しましたが、微塵もありません。寺院内を覗くと朽ちた石が祀られています。本当にヒンドゥー教かと考えながら離れてみてみると、島の森の中にひっそりとたたずむ姿が歴史を感じさせてとても印象的です。

帰りに資料館で、朽ちた石は破壊神、シバァの石像であることが解りほっとしました。

島の大半は地元の墓地でゆっくりする場所でもないと考えて、例のいかだに乗り込みました。船頭によると恐らく雇われ船長で、振り分けられたお客さん全員が乗らないと出港できないとのこと。もし早く帰りたければ同様の金額(1500円)を払ってほしいと伝えられました。一緒に来た家族連れのお母さんの手には、沢山のおやつを含む食べ物が装備されていたことを思い出し、全力で値引き交渉を行いました。竹の棒がもうひとつあれば、私も協力すると交渉しましたが、1本しかないとのことでしたが、熱意が伝わり渋々500円で交渉が成立しました。やってみるものです。無事に帰りついたら他の船頭にいくら払ったのかを聞かれましたが、言葉が分からないふりをして守秘義務を果たしました。

総評としては、グーグルマップ観光で十分かと思いました。アクセスはそれほど悪くはありませんが、別で書くチパナス(Cipanas)温泉とセットにすればよいでしょう。ただし、場所は確認した方がよいでしょう。8世紀ごろにジョグジャカルタのボロブドゥール(仏教)とプランバナン(ヒンドゥー教)の遺跡が近接していることから当時から宗教が混在していたことが確認されています。当時、ジャカルタ方面は仏教を信仰する王朝により支配されていたと考えられています。ここは密教か?とか想像するのも楽しいでしょう。

待望の最新作『コナン』映画を観てきました

 日本公開から遅れること四ヶ月。インドネシアでコナンの最新作が上映される事から観に行って来ました。


金曜日に上演予定を調べると、なんと近場のところは本日までということで、なるべく近い映画館で探しました。調べると、意外に映画館が多いことが解りました。土曜日の11:45~、1回のみというのを見つけてさっそく予定を計画しました。チカランのLiving Plaza Jababeka内のCGVです。


コナンの映画は手が込んでいて、完成度が高いためおじさんでも十分に楽しめますが、本作品については、①過去の登場人物が多いこと(ある程度みていないと分からない)②日本人好みの設定(幕末の戊辰戦争、土方歳三の最後)③誇張した方言(京都弁)が盛り込まれ、インドネシアの人に受け入れられるか心配でした。


映画はというと、言語はそのままで、インドネシア語と英語の訳併記というスタイルでしたが、英語で電話するシーンでは日本語訳は出ませんでした。


以前のブログ等を見ると、字幕が二段かつ大きくて邪魔とかいうご意見もありましたが、特に問題もなく、ただ日本語の翻訳が少し気になりましたがなるべく本編に集中しました。

杞憂で、毛利のおっちゃんがぎっくり腰になるシーン、クライマックス等では、作者の意図通りに爆笑していたためほっとしました。


最後にCMで来年春の上映予定はブチッとカットされました。


総評としては、現地の人と楽しく観覧できました。チケットは450円です。ヤスッ 言葉の勉強に、インドネシアの映画も見たいと思いました。


2024年8月14日水曜日

魅惑の料理紹介シリーズ ~Sate~

 今日は魅惑のインドネシア料理の紹介として、インドネシア版焼鳥のサテを紹介します。

サテといえば、具材はサピ、カンビン、アヤム(牛、やぎ、鶏)が王道ですが、バリ島だとバビ(豚)やイカン(魚)もあります。特別に紹介したいのがビアワ(オオトカゲ)です。

カキリマ(屋台)の前に堂々と掲示してあります。なんと雄々しい姿でしょう。

一般的にはパケ ナシ(ご飯をセット)で食しますが、私はティダ パケ(ご飯は不要)でブンクス(持ち帰り)して、部屋でビールと合わせます。

おすすめのビアワの肉の色は赤みのあるピンクでとてもきれいです。食感はマルチョウみたいな感じで、柔らかいけど噛み切れません。今日はスープも合わせてみました。

私は海辺育ちで、魚の骨格を把握しているため、よく焼き魚を綺麗に食べるとほめられましたが、オオトカゲの骨格は把握していません。スープはあら汁でしょうか?骨が多いのとにおいもきついです。もう二度と頼まないでしょう。

さて、魅惑の料理というか、食材でしたが、ネタ切れのためシリーズ化を断念します。以上


2024年8月3日土曜日

バンドン二日目

 朝は快晴です。前日のトラブル(女性専用ホテルで宿泊できず)であまりよいホテルではないので、早朝に出発です。

まずは、Rainbow Waterfall です。入口付近から撮った写真です。なかなかの落差です。降りるのは良いですが、帰りが大変です。朝早いため、空いていましたが、滝つぼ付近で女性四人で敷物を敷いて早朝女子会を開催していました。滝の落差が引き起こすダウンブローがなかなかで、日中であればしぶきがレインボーであることが、容易に推測されました。

次はバンドン最大のショッピングモール Paris Van Java にパトロールにいきました。結構広く、ミニ動物園やスケートリンクもあります。ローカルブランドも多数あり、ミニイベントも開催中で案外楽しめると思いつつ、次に移動します。

次はすぐ近くの、Rumah Mode Factory Outlet です。ここは非常にローカル色が強いと感じました。ここはアウトレットでもブランド毎の店舗ではなく、衣類と靴・バックの2棟とそれ以上広いフードコートから構成されています。衣類は気に入ったデザインの欲しいものを探すのが困難ですが、掘り出し物がありそうです。靴・バックは明らかな〇〇です。アルコールの取り扱いが無いため、早々に退散しました。

先日、ニュースでインドネシアの男性が商標登録した「ポロ・ラルフローレン」に対して「ポロ・ラルフローレン インドネシア」が裁判をおこしていました。それに対して、米ポロ・ラルフローレンが異例の声明を出し、インドネシアでは正規品は扱っていない。引き続き、正規品を販売できるよう努力するとのことでした。なんのこっちゃなインドネシアンニュースでした。

ここからが、今日の本題です。アクセスが非常に悪い(細道が大渋滞するため、グラブで行くことをお勧めします)のですが、Lawangwangi Creative Space をお勧めします。コンセプトは民間が提供するレストラン・カフェ付きのアートスペースで、常設と企画展を開催するところです。

場所はバンドンの北側で、山の中腹にあります。静かで眺めもよく、あまり知られていないのか、ゆったりと過ごせます。展示品も素晴らしく、沢山写真は撮ったのですが、少しだけ添付します。

レストランも広々として、学生さんらしきカップルと女友達がゆっくりとおしゃべりを楽しんでいました。私はなんと、ビールを発見して飲んだくれてしましました。

入る時に記名をするのですが、その時に受付の学生さんらしき女性が、「日本から来られたのですか?私は少し日本語が話せます。」と話しかけてきます。インドネシアでは日本人に対する印象がすごく良いと感じます。

帰り際、外の鑑賞・散策をしていたら女性が日本語で話しかけてきました。なんでも旦那が日本の芸大留学中に帯同し、横浜に五年住んでいたそうです。ここのオーナーの妹で、今は管理、運営をまかされているそうでした。とてもバグースだということを伝えたら、ホテルもあるので次はぜひ泊まってくれとのこと。一緒に記念写真を撮らせていただきました。

バンドンはインドネシアの第三の都市ですが、広いため今後もプチ情報をお届けします。




バンドン近郊 カワァ・プティ他

バンドン近郊の観光地としては、タンクバンプラフと並び有名なカワァ・プティに行ってきました。こちらも代表的な観光地として有名で、沢山のインドネシアの人も含めて観光客がいました。がっ、土砂降りとなり、みんなが避難しているときに撮った写真がこちらです。雨が小降りのタイミングでしたが、上の雲と手前が雨水の流入で濁っていることをご容赦ください。本来は硫黄、硫化水素の強い香りと白く輝く美しいカルデラ湖です。
アクセスは非常に悪いです。ほぼ一本道で、60km程度ですが二時間以上かかります。当日は道路で地元のお祭りの山車が練り歩いていたためさらに渋滞していました。バンドンから進むとどんどん標高が上がるため、気温がぐんぐん下がります。時折冷たい風が山から吹きつけてきます。

おススメしたいのは、カワァ・プティから10kmほど奥にいった、現在整備中でたぶん名もなきところです。Rengganis Suspension Bridgeで検索すると出てくるのですが、東南アジアで最も長い「レンガニス吊り橋」です。全長370mをほこります。スカブミにも吊り橋がありますが別記事参照でお願いします。

しかし、当日は雨が強くなり、体も冷えて(本当に寒い)、携帯の充電もヤバい(帰れなくなる)ため、ゲートで温泉のみと伝えてワルンに逃げ込みました。充電しつつ食事を済ませて、Cibuni Rengganis Crater(レンガニス温泉?)に向かいます。当然ですが写真は一切ありません。硫黄泉で手作り感満載の浴槽?風の石積風呂でゆっくりと体を温めることが出来ました。ワルンに戻ると小雨のため急いで帰ります。

バンドン市内を出るときは晴れて暑かったのですが、徐々に霧状の雲が出てきて、ついには雨となりました。天気が良ければ吊り橋にも行けたし、景色も素晴らしかったと思うのですが、凍えながら急いで下山しましたが、バンドンも結果雨でした。

バンドンは大学も沢山あり、文化的な街ですが、女性専用のホテルもあります。評価が良かったため、よく見ないで予約をしたのですが、泊めてくれませんでした。返金もできないということで、急いで別のホテルに移動しましたが、予約の際はよく確認するようにしましょう。

前回のバンドンも夜は雨でした。結構気温も下がります。就寝用のビールも入手できませんでした。明日の晴れを祈りつつおやすみなさい。サラマッティドゥール。

ウィングフォイル NEWボード

 NEWボード INDIANA 47ℓ インフレータブルを購入しました。

まず、インドネシアのマリンスポーツ事情を説明します。インドネシアと言えば、バリ島のサーフィンが有名です。インド洋というより南氷洋からのうねりがほぼ通年入るため、バリ島、ロンボク島あたりが有名ですが、ジャワ島などの南海に面したところであれば、どこでも可能です。

ヨットやウィンドサーフィンなどの風系はどうでしょう。驚いたことに、前線を伴うような低気圧の発生はありません。台風もしくはサイクロンもきません。大きく雨季と乾季に分かれて、乾季は太平洋高気圧の周辺を吹く、インドネシア全体では東南東から吹くゆるめの風です。雨季はヒマラヤ山脈の北にあるシベリア気団からの風で、ベトナムのニャチャン沖あたりはずっと吹いていますが、インドネシアまでくると、北西よりの軽風になります。

乾季に風当りの良いバリ、ロンボクあたりでカイトトリップをしている人を見かけます。カイトボードは二つ折りにできるタイプがあり、トリップには最適です。風が吹いて、潮流、大波の影響を受けない広いリーフ内といえば、バリのサヌールぐらいでしょうか?(オレ調査)ウィンド・カイトサーフィンは古くから行われていますが、フォイル系はというと水深の制限があり、満潮時のみとなります。

サヌールのショップはというと、プラマホテル前にFoil Bali(https://www.foilbali.com)があります。大きいボードでストラップがありません。もう一つ BALI KITESURFING がありますが、スタッフ不足のため、スクールが入ると連絡がとれません。

様々な困難を乗り越えても、風と潮位に恵まれる可能性は低いです。そのため、完全自力で飛ぶための購入です。本当は77ℓが欲しかったのですが、在庫がありませんでした。カッコをつけたわけではありません。念のため、日本のホームグラウンドで試乗してみました。フィーリングは最高です。ただ、シンカーボードに近いため、立ち上がるのが大変です。スムーズにできるよう練習していたら、右膝内側じん帯を損傷しました。撃沈です。追って、経過を報告します。

https://www.youtube.com/watch?v=UolIce5BsbE

https://youtu.be/UolIce5BsbE

2024年8月2日金曜日

草津温泉にいってきました。~おすすめ近隣観光②~

 一泊二日で草津温泉に行ってきました。近隣観光の締めくくりである富岡製糸場についての紹介です。

世界遺産は認定前も含めて、20箇所ぐらいに行きました。毎週日曜日にキャノンプレゼンツの世界遺産を見ています。初期に認定された世界遺産は誰でも知っているレベルのもので、わかりやすかったのですが、最近は認定理由がわかりづらいものが散見されます。ここもその一つで、突撃して確認したいと思いました。

冬にスノボに行く際に、関越自動車道から上信越自動車道に入ると右手にあり、案内看板が出てきます。高速からも近いみたいで、いつも気になっていましたが、ついにチャンスがきました。しかし、到着は午後4時です。閉館まで一時間しかありません。

説明書きが日本語のため、お陰様ですいすい進めました。中は結構広く、メインの工場の他、保管倉庫や医務室、居住区もあり、社員寮もあります。感想はというと、明治以降の日本の近代化と絹産業に貢献した輝かしい歴史を知ることができました。

見どころとしては、

官営工場創設に尽力した、新札の渋沢栄一などの人物

工場設立場所の選定理由

おフランス製の機械とともに導入された建築様式

世界一をほこった生産量の秘密

現存するものは、工場閉鎖時の最終形態ですが、初期の様子などを確認できますし、その保存に貢献した片倉工業など です。

以前に合掌造りの白川郷を訪れた際に、雪深い地域であるため、夏に二階以上で蚕を育て、冬にまゆから生糸を紡いで生計を立てていたことを思い出しました。

人の手による品質のばらつきを機械化により、品質と生産量を向上したことが功績となります。(他にも生産量を上げた秘密が紹介されています)

面白いのは、もともと重要文化財でしたが、世界遺産に認定された後にあわてて国宝に指定されたことです。てへぺろですね。

上野の西洋美術館の次にアクセスが容易なため、ぜひ足をのばしてみて下さい。

草津温泉にいってきました。~おすすめ近隣観光①~

 一泊二日で草津温泉に行ってきました。以外にナイス行程だったため、軽めに紹介します。

関越からのアプローチです。渋川・伊香保ICを降りて、伊香保の黄金の湯館に立寄り温泉です。ペンギンに会えますよ。向かいの和菓子屋の清芳亭でまんじゅうを食べて、竹久夢二伊香保記念館に寄ろうと思いましたが説得できませんでした。

腹ごしらえです。三大うどんの水沢うどんを食べにいきました。五徳山 水澤寺を中心にうどん店が並びます。元祖 田丸屋さんにお邪魔しました。店も広いですが、帰る時は満席でした。黒しめじの天ぷらをビールとともにおいしく頂きました。ビールを飲んでいる人は私だけでしたが、セカンドドライバーがいるため大丈夫です。正直、うどん県に二年住んでうどんの食べ歩きをしていた身としては、物足りないものがありましたが、稲庭うどんを含めて三大聖地コンプリートは満足でした。

草津温泉に向かいます。草津は一泊がお勧めです。ホテルで浴衣を雪駄を貸してくれるため、The温泉旅行を楽しめます。建物は古いですが、清潔で食事もとても美味しかったです。ただ、ホテルの人手不足感は多少感じました。草津は酸性が強いため、長湯は禁物です。回数で楽しみましょう。

翌日は、もう一つの目的である、日本国道最高地点を目指しました。バイクのツーリングルートとしても高評価の国道292号線です。

どんどん標高があがり、植生も変化します。メロディーラインもありますので、お楽しみください。天気がよく、東側の山々が見えます。日光の男体山も確認しました。噴火時の緊急シェルターがあちこちにあります。

白根山の湯釜展望台は、硫化水素濃度が高いため立入禁止になっていました。日本国道最高地点(2,172m)に到着です。西日本最高峰の石鎚山が1,982mのため、それより高いことになります。この辺りは冬季は閉鎖されるため、貴重です。季節を変えての再訪も良いと思います。※冬季は閉鎖となりますのでご注意を。

せっかくなのでずんずん進むと、長野県に入ります。県をまたいでいるロッジの前でみなさん写真を撮影していました。もう少し進むと横手山のロープウェイがあります。せっかくなので乗りましたが、山頂は寒いので上着持参をお勧めします。写真の水色のエレベーターで昇り、二人乗りリフトで右上の山頂を目指します。この日は周回コースで山頂から群馬県側の県境におりて、バスで送迎してもらいました。降りたところがこちらの写真です。県境ロッジは写真撮影でも人気です。なんでも税金は半分づつ群馬、長野に収めているそうです。(リフトのおっちゃん談)ちなみにこちら側からは長野の雄大な山々が見渡せるはずでしたが、この日は遠くまで見えませんでした。残念

山田峠に分水嶺の標識がひっそりあります。そこを境に、降雨は群馬側が利根川を通って太平洋へ、長野側が千曲川を通って日本海に流れるそうです。知らないと気付かづに通り過ぎてしまうためご注意を。

ある程度のところで292号線を引き返して、途中右折で万座温泉方面に下山します。途中、万座しぜん情報館に立寄りました。その付近に源泉となる二か所の斜面がありました。なにやら景色といい、臭いといい、インドネシアでよく遭遇した感じの場所です。さすがにここは日本のため、緩めの立入禁止がされていましたが、バンドンとかボゴールの火山帯でよく見かけた光景でした。(過去記事参照)白い斜面の中腹の黄色い部分から温泉と硫化水素を噴き出しています。写真だと小さいけど

そこから軽井沢経由で最終目的地である世界遺産の富岡製糸場に向かいます。ドライブのアレンジとしては、嬬恋村でキャベツを購入するか、浅間山の鬼押し出し、軽井沢星野エリアでランチ、変わったところだと浅間山荘事件の別荘(暗くなってからの方が、怖くておすすめです。ほぼ当時のまま放置されているので訪問価値ありです)など自由ですが、込み合う時間帯を避けて効率よく計画しましょう。

富岡製糸場は世界遺産のため、別記事で・・・

とりあえずさようなら。


ラケルに行ってみました

 ある日曜日の昼下がりに、娘のデザートの半額券があるから、スポンサー募集中という要請を受けて、二人で出動しました。 説明しよう! 近所にあるラケルとは、古くから定着している店舗で、どうやらオムレツをメインとしたチェーン店風のお店です。 店内に入ると、あまり多くはない席がほぼ満席で...