一泊二日で草津温泉に行ってきました。近隣観光の締めくくりである富岡製糸場についての紹介です。
世界遺産は認定前も含めて、20箇所ぐらいに行きました。毎週日曜日にキャノンプレゼンツの世界遺産を見ています。初期に認定された世界遺産は誰でも知っているレベルのもので、わかりやすかったのですが、最近は認定理由がわかりづらいものが散見されます。ここもその一つで、突撃して確認したいと思いました。
冬にスノボに行く際に、関越自動車道から上信越自動車道に入ると右手にあり、案内看板が出てきます。高速からも近いみたいで、いつも気になっていましたが、ついにチャンスがきました。しかし、到着は午後4時です。閉館まで一時間しかありません。
説明書きが日本語のため、お陰様ですいすい進めました。中は結構広く、メインの工場の他、保管倉庫や医務室、居住区もあり、社員寮もあります。感想はというと、明治以降の日本の近代化と絹産業に貢献した輝かしい歴史を知ることができました。
見どころとしては、
官営工場創設に尽力した、新札の渋沢栄一などの人物
工場設立場所の選定理由
おフランス製の機械とともに導入された建築様式
世界一をほこった生産量の秘密
現存するものは、工場閉鎖時の最終形態ですが、初期の様子などを確認できますし、その保存に貢献した片倉工業など です。
以前に合掌造りの白川郷を訪れた際に、雪深い地域であるため、夏に二階以上で蚕を育て、冬にまゆから生糸を紡いで生計を立てていたことを思い出しました。
人の手による品質のばらつきを機械化により、品質と生産量を向上したことが功績となります。(他にも生産量を上げた秘密が紹介されています)
面白いのは、もともと重要文化財でしたが、世界遺産に認定された後にあわてて国宝に指定されたことです。てへぺろですね。
上野の西洋美術館の次にアクセスが容易なため、ぜひ足をのばしてみて下さい。
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