魅惑のタイパンツの世界をご紹介します。
タイパンツといえば、みんな大好きエレファント、ゾウ、チャーン柄のバンコクに来ている外国人観光客の35%(オレ調べ)が履いているアレです。イージーパンツ的なゴムタイプで裾がストレートとゴムでしぼったタイプがあります。これが意外に涼しくて、楽ちんなため、まとめ買いをして帰る人もいます。ただ単純に生地が薄いだけかもしれません。洗濯等による耐久性は保証できません。激安店で70、100B〜が相場です。
私が最初に購入したタイパンツを紹介します。柄もそうですが、つくりも面白いと思い購入しました。ダムヌンサヌアック水上マーケットです。いくらと聞くと、450Bとのこと。ディスカウントと言うと、400との回答。ノーサンキューと言うと、違うお土産売りのおじさんが割り込んできて、いくらなら買うかを問うてきます。200と回答すると渋々OKの回答。隙をついて、250でどうだ、ときましたが、NOと回答し、商談成立です。この話はどうでもよいのですが、相場を把握しておくのは大切です。お互いに有益な取引に努めましょう。
広げた感じが右の写真です。これは前から着用して後ろで縛ります。残った生地をお股を通して、後ろから前で縛ります。あえて名前を付ければ、オムツタイプです。
これが歩く度に、ヒラヒラとして涼しいです。汗で生地が皮膚に張り付くこともなく、快適です。ただし、弱点があり、風が強い時はチャイナドレスもびっくりの外ももがはだけてしまいます。エビ釣りに行った時に、風が強く、タイオバハンにセクシーと全力英語で言われました。
色々調べてみると、タイパンツ教室というのを見つけました。ガッ、ワイドパンツタイプは店頭では見つけることができませんでした。
さらに調べて見ましたが、あまり有力な情報はありませんでした。成り立ちとしては、本来農作業の際に、動きやすさと涼しさを追求して変化したものと考えられます。
ここからは私の推測ですが、オムツタイプの出現により動きやすさと涼しさ、エレガントさが完成したのですが、結構トイレに行く時に困ります。そこでタイのお母さんが夜なべしてワイドパンツを開発しました。これはトイレはもちろんのこと、連日飲み会が続いて太ってしまった場合にも有効です。そこに革命が起きます。フレキシブルなゴムの誕生です。当初は高額だったものの、世界中に革命を起こし、広く受け入れらると共に安価となります。こうして、本来の伝統的なものより、安くて便利な今のタイパンツに移行したものと結論付けました。
妻がピンクのガネーシャで有名な『ワット サマーン ラッタナーラーム』の前の市場で購入したものを紹介します。上が、サリエルパンツとかアラジンパンツとか呼ばれるタイプです。ひざ下の縫製が工夫されていて、膝を曲げた時にストレスにならないタイプです。80Bだそうです。撮影角度的にはもんぺにしか見えませんが。
下が、ショートパンツタイプです。ガラが編み込んであり、色合いも良いためもらいました。50Bだそうです。結果、いろいろな場所でリサーチしましたが、ここが一番安く、良いお買い物が出来ました。
タイでタイ人が象印のペラペラタイパンツを履いている人は、おばはん2,3人しか見かけませんでした。地方のローカルスーパー等に行くと、象印なしの多彩なガラのものが売られています。タイで販売しているため、こちらもタイパンツと思い、数種類購入しました。100Bぐらいからです。
インドネシアでは伝統的なバティックの長袖が正装とされ、冠婚葬祭およびドレスコードもOKです。また、バリ島ではサロンを着用している姿も印象的です。ベトナムの三角麦わら帽子がらしさ感があり、観光旅行時の気分を上げてくれます。タイでは寺院などの観光地でタイの伝統的な服をレンタルして観光及び写真撮影が流行っていました。しかし、The タイという印象はあまり受けませんでした。服装に限らず、その国らしさを表現する伝統的なものは、旅行をより一層楽しくさせてくれるものです。今回はタイパンツ編でした。 ~おしまい~