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2025年9月2日火曜日

魅惑のタイパンツの世界

 魅惑のタイパンツの世界をご紹介します。

タイパンツといえば、みんな大好きエレファント、ゾウ、チャーン柄のバンコクに来ている外国人観光客の35%(オレ調べ)が履いているアレです。イージーパンツ的なゴムタイプで裾がストレートとゴムでしぼったタイプがあります。これが意外に涼しくて、楽ちんなため、まとめ買いをして帰る人もいます。ただ単純に生地が薄いだけかもしれません。洗濯等による耐久性は保証できません。激安店で70、100B〜が相場です。

私が最初に購入したタイパンツを紹介します。柄もそうですが、つくりも面白いと思い購入しました。ダムヌンサヌアック水上マーケットです。いくらと聞くと、450Bとのこと。ディスカウントと言うと、400との回答。ノーサンキューと言うと、違うお土産売りのおじさんが割り込んできて、いくらなら買うかを問うてきます。200と回答すると渋々OKの回答。隙をついて、250でどうだ、ときましたが、NOと回答し、商談成立です。この話はどうでもよいのですが、相場を把握しておくのは大切です。お互いに有益な取引に努めましょう。

広げた感じが右の写真です。これは前から着用して後ろで縛ります。残った生地をお股を通して、後ろから前で縛ります。あえて名前を付ければ、オムツタイプです。

これが歩く度に、ヒラヒラとして涼しいです。汗で生地が皮膚に張り付くこともなく、快適です。ただし、弱点があり、風が強い時はチャイナドレスもびっくりの外ももがはだけてしまいます。エビ釣りに行った時に、風が強く、タイオバハンにセクシーと全力英語で言われました。

色々調べてみると、タイパンツ教室というのを見つけました。ガッ、ワイドパンツタイプは店頭では見つけることができませんでした。

さらに調べて見ましたが、あまり有力な情報はありませんでした。成り立ちとしては、本来農作業の際に、動きやすさと涼しさを追求して変化したものと考えられます。

ここからは私の推測ですが、オムツタイプの出現により動きやすさと涼しさ、エレガントさが完成したのですが、結構トイレに行く時に困ります。そこでタイのお母さんが夜なべしてワイドパンツを開発しました。これはトイレはもちろんのこと、連日飲み会が続いて太ってしまった場合にも有効です。そこに革命が起きます。フレキシブルなゴムの誕生です。当初は高額だったものの、世界中に革命を起こし、広く受け入れらると共に安価となります。こうして、本来の伝統的なものより、安くて便利な今のタイパンツに移行したものと結論付けました。

妻がピンクのガネーシャで有名な『ワット サマーン ラッタナーラーム』の前の市場で購入したものを紹介します。上が、サリエルパンツとかアラジンパンツとか呼ばれるタイプです。ひざ下の縫製が工夫されていて、膝を曲げた時にストレスにならないタイプです。80Bだそうです。撮影角度的にはもんぺにしか見えませんが。

下が、ショートパンツタイプです。ガラが編み込んであり、色合いも良いためもらいました。50Bだそうです。結果、いろいろな場所でリサーチしましたが、ここが一番安く、良いお買い物が出来ました。

タイでタイ人が象印のペラペラタイパンツを履いている人は、おばはん2,3人しか見かけませんでした。地方のローカルスーパー等に行くと、象印なしの多彩なガラのものが売られています。タイで販売しているため、こちらもタイパンツと思い、数種類購入しました。100Bぐらいからです。

インドネシアでは伝統的なバティックの長袖が正装とされ、冠婚葬祭およびドレスコードもOKです。また、バリ島ではサロンを着用している姿も印象的です。ベトナムの三角麦わら帽子がらしさ感があり、観光旅行時の気分を上げてくれます。タイでは寺院などの観光地でタイの伝統的な服をレンタルして観光及び写真撮影が流行っていました。しかし、The タイという印象はあまり受けませんでした。服装に限らず、その国らしさを表現する伝統的なものは、旅行をより一層楽しくさせてくれるものです。今回はタイパンツ編でした。 ~おしまい~

2025年7月15日火曜日

夏は祭り

 丁度一年前に、インドネシアからの一時帰国でガレージの中でのんびり過ごしていたら、近所の人から人手が欲しいので、祭りを手伝ってくれとのオファーがありましたー。

特に断る理由もないため、いいですヨーとの回答。軽く了承しましたー

想像以上の過酷さでした。炎天下の中で神輿を担ぎ、さらに上に付いている鈴を鳴らすために揺らす(専門用語ではもむと言います)必要があります。肩で担ぐため、翌日は肩は腫れあがり、体の節々が痛みました。

時は流れて・・・

今年は入念に仕込まれたシナリオで、早くから予約が入っていました。準備作業にも参加して、地域貢献に取り組みました。今年はMy家族4人のフル参戦です。

祭りは14の町内会で構成されているのですが、私の町内会は高齢化、過疎化率のトップに近く、普段は町内に住んでいない人の7割以上で占められています。(独立などの理由で引っ越した人たち)町内会および祭り存続のためにも、全力で神輿をもむ必要があります。

ポスターも張られ、祭事時の通行止めの事前告知も万全です。関東一の大神輿ということで、担ぎ棒も含んで1.5tあるそうです。50kg/人ぐらいは必要な計算となります。

さて、当日を迎えました。早朝から神輿を神社から出す宮出しに始まり、各町内会の指定ポイントで神輿を担いでいきます。加えて子供太鼓によるお囃子や、各町内ごとに子供神輿等のイベントも開催されます。

神輿は写真で見ると突く(上に上げる)、もむ(揺らす)等の躍動感が感じられませんが、実際はかなりすごいです。

50歳過ぎてからの参戦で、たたき上げの本物には敵いませんが、二日間の祭りは最後、宮入りで終了しました。

有名なお祭りは全国各地にありますが、見るとやるとでは雲泥の違いです。やはり、祭りは参加することで本当の面白さを感じることができると思います。もう少し地域に馴染んでいきたいのと、肩の上の筋肉を付けて(熟練工は首と肩の間に神輿たこが盛り上がっています)痛みを和らげたいと思いましたとさ。

     - おしまい -

2025年3月6日木曜日

ラケルに行ってみました

 ある日曜日の昼下がりに、娘のデザートの半額券があるから、スポンサー募集中という要請を受けて、二人で出動しました。

説明しよう!

近所にあるラケルとは、古くから定着している店舗で、どうやらオムレツをメインとしたチェーン店風のお店です。

店内に入ると、あまり多くはない席がほぼ満席です。唯一空いていた写真の席へご着席しました。

ラケルパンは外せないという指導のもと、メニューを選択して、赤のグラスワインと共にオーダー。

あとで気になって調べてみると、関東一円と東海、九州の一部に展開するお店でした。女性に人気とのコメントもありましたが、男性客同士もいて、ボリューム的にも満足なラインナップに仕上がっている風でした。

料理が運ばれてきました。まずはラケルパンということで、店内で温めてバターを乗せたパンを半分試食しました。なかなかの美味しさで、パンを半分食べ終わってから慌てて撮影した写真がこちらです。

スープとデザートも含めて美味しく頂きました。

チェーン店とはいえ、このお店は住宅街にひっそりと古くからあり、何度か来たことはあったのですが、地域に根差した名店だと思いました。

娘に誘われない限り、決して自分からは足を踏み入れない店舗のたたずまいでしたが、良い休日を過ごせましたとさ。おしまい

おまけ

ラケルパンはオンラインショップで購入可能です。6個入りで冷凍でお届けします。オリジナルのラケルパンによく合うバター、プレミアムラケルも購入可能です。興味がある方はぜひ、お試しください。


2025年1月12日日曜日

インドネシア 庶民の娯楽 ビリヤード

インドネシアで庶民に愛される娯楽の一つ、それはビリヤードです。

近所のビリヤード場を紹介します。こんな感じで、賑わっています。


インドネシアで人気のスポーツといえば、国技でもあるバトミントンでしょう。実際にオリンピックの金メダルはほぼバトミントンです。東京五輪で金の女子ペアには、政府からの現金に加えて、牛やレストラン店舗、家などの贈呈の申し出があったそうです。練習は、夜が多いですが、熱くて地獄と思われる体育館での昼間のプレーも人気です。

次はサッカーです。最近は、元々オランダ領ということで、二等親以内でインドネシアにルーツがあれば帰化させるというオランダ化がすごいです。ついに監督まで、韓国人をクビにして、往年の名選手、オランダ人であるクライファートを招集しました。言葉の問題でしょうか?フットサルの施設も近所に二箇所あります。

さて本題のビリヤードです。夜の8時ぐらいに行ったのですが、二つしか空いていません。2時間でプレーを始めると、すぐに女性プレーヤーの登場で満席です。専用グローブを着けた人もちらほら。

プレー中にビールをガブガブ飲んでいるのは、私たちだけです。皆おしゃべりもそこそこに、純粋にプレーを楽しんでいます。

日本では、ナインボール(9個の玉を使用、勝負が早い)が主流ですが、こちらは全ての球を使用するハイーロウとかが人気です。

決着が付くと、店員さんがボールを並べてくれます。日本では、負けた人が並べて、買った人がネクストブレイクですが、公平を期すためでしょうか?でも、気持ちがリセットされます。

非常にお安くなっています。プレー代は、1台/h 180円です。ビール代は、大瓶一本(銘柄はバリハイでした)600円です。2時間、ビール3本で、伝票が分かりにくいですが、2160円です。余計なビールさえ飲まなければ、360円です。

カウンターもあり、ローカルはコピを嗜んでいます。気の合う仲間と夜の真剣勝負を楽しんでみてはいかがでしょうか?

従業員一同、またのご来店、心よりお待ちしております。

って、思ってたと思いました。

2025年1月3日金曜日

バティック体験 繊維博物館

 短時間で繊維博物館(Museum Textile)に行ってきました。

バティックについて研究中の身としては、外せない場所です。バティック以外にもインドネシアの各地域の伝統的な、イカットという織物やソンケットと呼ばれる?もあります。

お客さんは私以外は若い女性だけです。少し気恥しい中で、写真に写る本館?をじっくりと見学しました。奥に図書コーナーもあり、日本語書籍もあります。

隣りの小さめの建物がバティック専門館です。

お気に入りの「メガムンドゥン」(チレボンの恵みの雨雲をモチーフとした代表図柄)地に更に絵柄を施したものは素敵でした。トゥリスと呼ばれる手書きの高級品の目利きスキルがUPしました。(下写真の左)

チャップ(cap)と呼ばれるハンコタイプの展示(下写真の右)もあり、初めて近くで観察することができました。大量生産のために作られた技法です。ちなみにチャップと手書きの組み合わせが、コンビナシと言います。



奥に真直ぐ進むと織機を含む関連機材の展示がありました。

見に来る人が少ないみたいで無人君です。

ぜひ見てあげてください。

みんなが進んでいく先に、バティックの体験ができる建物がありました。みなさんのお目当ての場所です。

中では溶かした蝋の横にチャンティン(canting)という、蝋をすくって先の細い管から流れ出るロウで線を描いたりできる道具が添えてあります。

どうでも良いのですが、ここで日本人ファミリーを二組、みかけました。つまり、博物館の敷地内の男性は全て日本人でした(警備員は除く)。

外のほうで無口な職人さんが色付けを行っていました。慣れた手つきで手早く作業します。

時間の関係で体験は省きましたが、日本人にも人気のある博物館です。バティック体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。


バティック最終章 BULLET編

 伝統工芸は素晴らしい。

その思いのもとに、バティックについて勉強およびチャレンジをしてきました。そのバティックにまつわる最終章です。

運転手さんに聞きました。インドラマユのパトロールというヘンテコな地名にあるバティックのうち、プリントを主体とした低価格の専門店、『BULLET BATIK』です。本店はテガルという街にあるみたいです。

豊富な品揃えで、男性用女性用、夫婦用からパジャマまでのラインナップです。ちなみに私は写真の右上のものを購入しました。妻からは「何時着るのかしら」との問いに、「・・・?」

実は2回ほど行って、10点以上のお買い上げです。価格は300~600円ほどです。財布を気にしないで、気軽にお買い物が可能です。ただし、現金のみですが。

次の写真が、店舗右側の男性用およびペア系です。その下の写真が、店舗左側の女性用で正装からカジュアル、パジャマからドレス風までありました。


ここからバティックについての仕入れた情報です。

バティックの定義とは、ロウを使ってのロウケツ染めということで、プリントタイプは本当はバティック風ということです。

産地としては、ここジャワ島で、大別して中部ジャワ(ジョグジャ、ソロ等)と西ジャワの北部沿岸部(チレボン、インドラマユ他)だそうです。

特徴として、中部ジャワは王家にのみ許される模様とかお葬式用の模様とかの伝統的なスタイルだそうです。

私が住む中部ジャワは古くから海の交易も盛んで、自由なスタイルです。


話を戻して、お店のことです。お会計をお願いしたら、汚れがあるということで、同じ柄の違う色と交換したいということです。在庫は無いかとたずねると懸命に探してくれましたが、ありませんでした。色は大切なため、コレでいいよと言うと、折れません。配慮と熱意に負けて、こちらが折れました。お買い上げ時は、こちらではプラスティックより高価な紙袋を購入枚数分付けてくれました。店員さんも素敵なお店でした。

帰って、さっそくバティック風のショートパンツをはきました。タバコをポケットに入れると、下にストンと落ちました。内ポケットの下側が縫い忘れています。  ご愛嬌です。

2025年1月1日水曜日

バティック 〜本番 仕立て編〜

 バティック仕立ての本番です。

仕立ての技量試験を通過し(お試し編を参照してください)、冠婚葬祭に使える長袖の正装版の発注です。

生地は右写真のものを使用します。マンゴー柄のチャップ(スタンプ)とトゥリス(手書き)の組み合わせ生地です。サイズはバティック1着分が仕立てられる定型サイズです。縁のガラの配置を検討します。独創的な場合は、デッサンして渡します。

お店の中を紹介します♪各自4名分のミシンと作業場がフォーメーションされています。(左写真)雑多な印象を受けますが、単重に雑多です。布の切れ端等が隅に追いやられています。前回仕立て時も糸くずがたくさんおまけで付いてきました。レジを有する隣りの部屋には、何やら特殊ミシン風が置かれています。(右)

この日は他のお客さん数名がいました。





正装バティックをオーダーをしました。既製のバティックは、お米大好きのインドネシアの男性に合わせて、お腹周りが比較的にゆったり目に造られています。オーダーの醍醐味として自分の体形に合わせて出来るだけスリムにしてくれとお願いして、伝票を受け取り店を後にしました。なんでもかんでも納期は1週間で、料金は1000円みたいです。

スリムオーダーの割には、腰回りの採寸をしていないことに気づき、お店に戻って採寸を要求すると、前回測ったから大丈夫だよとの回答。「ウェスト周りは測っていないだろー」と思わず日本語でつっこんでから、丁寧に採寸をお願いしました。

一週間後・・・

完成品がこちらです。
胸ポケットのところには、インドラマユ特産のマンゴー、袖口には魚が配置されていました。裾や前合わせ、襟などは生地からこうしかならないだろうとは思いましたが、おおむね成功です。
要求していたタイトなデザインは、採寸むなしく定型サイズでした。しかし、お直しは可能なため、もう少しダイエットを試みて再訪したいと思います。

バティック仕立て編、堂々完結です。お付き合いしていただき、まことにありがとうございました。

2024年12月13日金曜日

バティック ~お試し 仕立て編~

 バティック生地を使って、正装の服を仕立てるお試し(テイラーさんの技術チェック)として、近所のテイラーさんにニューカジュアルスタイルの仕立てをお願いしました。約束の1週間後に受け取りに、雨季で足元がぬかるむ中、サンダルでよかったと思いつつ、車両の飛び跳ね水を避けつつ向かいました。

そのテイラーさんは、四台ほどのミシンがあり、各1名づつ配置しています。とびこみで訪れた際は、各人に役割があるらしく、おおむね接客担当のAさんがBさんに対応するよう指示を出し、デッサンの要望と採寸をしてくれました。

受け取りに店に着くとすぐに、待っていたよと言わんばかりに歓迎してくれました。客と店員と暇つぶしでいる人の区別が全くつきません。

商品を受け取りました。本当は、若干の不安もあったため、その場で試着をしたかったのですが、ときめく心を抑えてお支払いを済ませました。当初、予告通りの千円(正確には本日レートで960円)でした。ボタンも付けてくれて、本来は衝撃プライスですが、しあがりの確認をと思い、店を後にしました。

すんばらしいです。チャコペンの残りと切れた糸くずが沢山おまけで付いてきましたが、縫製も意外に丁寧で、デザイナーの意匠通りの仕上がりです。採寸した袖丈も丁度よく、バティック特有のガラ合わせもバグースです。(ポッケのところ)

念のために、洗濯してみました。生地のチヂミ、ほつれ等も無く良好でした。

お試し仕立ては、合格です。

今回は、プリント生地のため、袖や襟等のデザイン上の工夫は出来ませんでした。次回はトゥリス(手書き)+チャップ(はんこタイプ)の生地で、体形に合わせたオーダーメイドの正装バティックに挑戦したいと思います。

おまけ

仕立ては、お気に入りボタンの持込や、ガラ配置の指定等も自由で、ジャカルタマダムたちも楽しんでいるようですが、地方に比べると3倍以上のお値段です。是非、産地で生地を買付けて、お近くのテイラーさんでチャレンジしてみたらいかがでしょうか?

2024年12月12日木曜日

月曜日にラグナン動物園に行ってきた

 月曜日にラグナン動物園に行ってきました。事前にいろいろと調べて、攻略法を模索していたのですが、月曜日は定休日でした。

※右写真の黄色の看板に、TUTUP(トゥトゥップ)とあります。

仕方がないので、急遽、割合近い『「タマンミニ」に行ってきた』、にタイトル変更です。移動中にタマンミニの攻略法を探すも、広い、様々な施設、面白い、等の抽象的な情報しか得られませんでした。

タマンミニとは「Taman Mini Indonesia Indah」で小さな美しいインドネシアの公園です。略して、TMII です。雨が降っていたためにすぐに購入した傘にも書いてありました。

結論的な感想の前に、私の考えるインドネシア人というか、ジャワ島の西ジャワ周辺の人々の特徴として、

①休日は大きな公園で、家族(特におかあさん)でおしゃべりを楽しみながら食事をし、子供たちを遊ばせる。※若者は登山とかも盛んです。

②大:5、小:沢山の島からなる広大な国土、多民族国家であるインドネシアにおいて、あまり国内旅行は盛んではないこと。

以上を踏まえて、インドネシア人によるインドネシア人のための公園であると感じました。インドネシアという国を知らずして訪れた旅行者には、よくわからん、といった感じです。平日で、かつ天気も悪かったので、人も少なく、のんびりと観覧できました。

公園内をざっくりと説明すると、中央の池の周りに、国を構成する33?の州の伝統家屋があります。建物内も観覧可能でしたが、この日は客が少ないため、電話中、昼寝中、食事中とかで対応してくれませんでした。さらに外側に各種の博物館等が建ち並びます。自分の耐力を考慮して、内側のみを散策しました。

写真を説明すると、入り口に近いインドネシア博物館です。新首都のヌサンタラの説明もありました。

伝統家屋が、州名と共に紹介されています。

雨のためか、不人気展望施設、サウジャナタワー6Fから池を中心にして、パノラマ写真をお届けします。

階段にときめいた伝統家屋。お昼寝部屋でしょうか?右手で傘をさし、左手で手すりに捕まりながら登りました。案外と上りやすかったのですが、下りは極限の緊張状態で下りました。

スラヴェシかの巨大な昼寝場?

バリは割れ門を含めて、バリっぽかったです。

モザイクをかけるか迷ったのですが、立派なモノを装備した立派な馬です。

学生の団体様もいらっしゃいましたが、インドネシアの基礎を学んだ後に、できればあまり混雑しない平日の来訪をお勧めします。





2024年12月1日日曜日

バティックを買い付けにインドラマユ

 バティック生地を買い付けるためにインドラマユに行ってきました。

バティックの有名な産地は他にもありますが、マンゴーで有名なインドラマユは海の生物、魚、エビ、タコなどをモチーフにしています。

グーグルさんで batik で検索すると沢山のお店が出てきます。お店が集中している辺りではしごしました。右のお店みたいに、住宅街にひっそりとあったりします。また、OPENという看板で、鍵がかかっていたりします。ランチでも買いに行っているのでしょうか?

ざっくりと説明すると、サイズは約1✖️2mの生地です。これで1着のバティック長袖シャツが作れます。安価で主流のプリントで1000円から、チャップと呼ばれるスタンプタイプとトゥリスと呼ばれる手書きで1500円から、完全トゥリスで3000円からです。独特の剣山みたいなのでマイクロ水玉を付けるチョンプロんガンという技法もあります。

相場を把握しておかないと、外国人にはふっかけられ危険があります。事実、最初の店ではやられました。マハール(高い)と言い残し、店を後にしました。

実際に購入したのが右です。左上プリントメガムンドゥン(チレボンの雨雲をモチーフ)が1000円です。左下と右上がチャップとトゥリスの組み合わせで1500円です。安いと思います。

左下の生地には縁のデザインに工夫があり、お好みで世界に一着のバティックが作れます。ちなみにモチーフはインドラマユ名産のマンゴーです。

参考で色は違いますが、生地(オートクチュール前)とお店にあったプレタポルテ(既製服)を載せます。生地の縁のデザインを襟等に工夫して配置してあります。

右下が完全トゥリスで3000円でした。チャップに見えますが、全て図柄のディテイルは異なります。


生地を仕立てをしてくれるテイラーさんに持ち込みます。まずはデザインです。

その気になってデッサンします。伝統を重んじない禁断のプルオーバーです。

ドキドキしながら、1番近いテイラーさんに持ち込みました。なじみが無いため、お試しです。

あまり採寸の必要もなかったのですが、一応手の長さだけ採寸して、一週間、キラキラ(大体)千円ということで店を後にしました。
人生初のオーダーメイドとデザイナーとしてのデビュー作になります。仕上がりに乞うご期待。

イマイチだった場合は、発表を控えますのであしからず。

生地プラス縫製で2000円予定です。
めちゃくちゃ楽しみで、仕上がりが待ち遠しいのですが、お気に入りのチレボンの露店で購入したプリントバティックショートパンツは300円でした。

そもそもジャカルタで購入する場合は、生地から価格が倍以上はします。



成功の鍵は、デザイナーと職人の意思疎通でしょう。首を長くして仕上がりを待ちたいと思います。

2024年11月21日木曜日

アンチョール(Ancol)の水族館他

 ジャカルタの北部にあるアンチョール・ジャカルタ・ベイシティが正式な名称だそうです。


高級住宅街を含む、大きな公園をアンチョールと呼びます。その中で水族館に行ってきました。外国人は1800円ぐらいです。展示のメインはピラニアと水槽下トンネルです。ピラニアの餌付けショーではほとんどすべての入場者が鑑賞していました。

感想は「ちっさぁ」という感じです。コンパクトな場内には、なぜか車内水槽がありベンツでしたが、パンクしていました。コーラルトライアングルに位置し、世界最大の珊瑚があり、動物園等も現地調達率が高いインドネシアにしては物足りなさを感じましたが、じっくり見ても1時間で終了です。ローカルにも人気があり、適度な込み具合で自称水族館マニアの私を満足させてくれました。

他のどこを見ようかなと考えて、気になっていた・・・

パサールセニというアート系の広場です。

広場を中心に、四方の区画があり、小さなギャラリーの集合体です。汗だくでほとんどすべてのギャラリーを二時間ほどかけて見ましたが、The 自由空間です。創作活動をするアーティスト、途中で寝てしまった人、Buka(Open)とあり人気(ひとけ)のないギャラリー、展示だけのブース、販売しようと意欲のある店、すでに倉庫等思い思いの空間です。猫と子供たちを除くお客さんは私だけです。

気に入ったものを右に載せておきます。シュールな作品です。手前の箒は作品とは関係ありません。撮影許可は誰もいないため取っていません。

バリ絵画が多い気がしますが、本格的な油絵、モダンアートから木工作品、装飾品からもう諦めた方が良いのではというレベルの作品まで多様です。インドネシアの人はあまり興味が無く、日曜の人気のあるこのアンチョールの中で、ひと際異彩を放ちますが、現在のインドネシアを知るにはよい場所だと思います。少しでも興味があれば立寄ってみてはいかがでしょうか。

㊗️大阪万博閉幕

 大盛況のままに、閉幕を延期して欲しいとの要望に某党の代表を務める大阪市長が国際規約で延長は出来ないとの答弁。なにせ、大盛況のままに無事閉幕しました。 開幕時に同様のタイトルで大成功を願うブログを投稿しましたが、これほどのエンディングを迎えるとは考えていませんでした。 実は閉幕直...