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2025年10月1日水曜日

秋の雲になりましたー

 ふと空を見上げると、秋の雲に変化していました。

最近までは、入道雲があちらこちらに見られ、厳しい日差しの紫外線攻撃で、なかなか空を見上げる機会もありませんでした。

秋だと感じる雲の特徴としては、高度の高い上層雲が発生します。

秋の空は大陸からの移動性高気圧に覆われやすく、大陸からの空気が乾燥しているため、水分などが少なく、太陽からの青などの波長が届きやすいために、より空が青く見えるそうです。

写真の一般的にはすじ雲と呼ばれる巻雲(けんうん)は、秋のよく晴れた空の上層雲のひとつです。

「天高く馬肥える秋」とも言います。本来は中国の言葉ですが、秋の空が澄み渡って高く晴れる様子は同じなのでしょう。

短文で内容も薄いですが、秋を感じるのに空を見上げてみてはいかがでしょうか?

2025年9月29日月曜日

今年も曼珠沙華が咲きましたー

 今年もお庭に植えた曼珠沙華(まんじゅしゃげ)、お彼岸の頃に咲く彼岸花が、この猛暑の中に寸分の狂いもなく咲きましたー。

この花は変わっています。人として、いや、花として間違っています。通常の植物は、種から懸命に発芽し、やがて大きな茎と葉を広げ、蝶や蜂などが好む目立つ花弁で蜜を提供する代わりに花粉を移動させてもらい受粉を促します。そして種子を結実して、未来へと命をつなぎます。

こいつは植物界の太古から続くルールを無視しています。チューリップとかと同じ、球根類ですが、順序をすっ飛ばして、いきなり茎が生えてきたと思うといきなり開花します。なぜ、という疑問を感じます。受粉するわけでもなく、蝶などに蜜を提供するでもなく、控えめではない鮮やかな紅色と独特の個性を主張するシェイプ、なにそれー的な佇まいです。

曼殊沙華とは、仏教用語で「天上の花」だそうです。ですが、植物毒のアルカロイドを含むため、土葬時代の動物除けとして植えられていたそうです。地方では、死人花や葬式花とか呼ばれて、お寺や墓地などに植えられているそうです。お花は好きなのに残念です。

10年ほど前の春先、職場の偉い人が夏に向けて花壇を整備していました。手伝ってくれと言われて、ゴーヤと曼殊沙華の球根の植え付けを手伝いました。曼殊沙華は9月の彼岸の頃に咲くことを伝えると、「えー」と言ってしょんぼりしていました。そのため、5個ぐらい球根をもらい、庭に植え付けました。すっかり忘れていたころの9月に3つだけ開花しました。毎年徐々に増えて、今は20ほどの茎が生えて開花しました。雨に濡れるとすぐに花がダメになるため、切り花にしたのが写真です。


土の温度を検知して、茎から花へと咲くそうですが、今年の猛暑には気づかなかったみたいです。ドライブをしていたら、家と同じタイミングで開花する道端の花を確認しました。1週間程度で葉がわしゃわしゃと生えてきて、草むらみたいになるのがまた、いとおかし、です。

リビングで寝転んで見上げたら、イケてるアングルのため撮影したのがこちらです。縁起が悪いと嫌がる妻をしり目に、意外と長持ちする切り花を愛でています。開花の時期が非常に短いため、鑑賞はお早めに・・・

2025年7月16日水曜日

お庭の池について 経過報告編

 お庭の池の経過報告です。

4週間ほど前から猛暑が続き、私も体力的にもかなり消耗していました。

以前に紹介した、ボウフラ対策のめだか16匹と金魚10匹のことを忘れていました。ハッとして池を見に行くと、水が枯れているではありませんか。急いで注水です。しかし、なみなみと水を湛えた池に魚影は見られません。全滅です。

ご冥福をお祈りしてから、気を取り直して、ボウフラ対策のため、週末には駆除隊を購入しようと考えました。水草類は順調に成育しています。

土曜の朝に池にボウフラがいるか確認に行きました。

キ・セ・キ が起きました。

初代の小型駆除隊が産み落とした卵から、超ミニメダカが10匹以上泳いでいるではありませんか。確かに購入時にお腹の大きな個体がいました。しかし、メダカはアホなので、産卵環境(水草等の卵を隠す環境)が整っていない場合は、産み落とした後にお母さんがパクっと食べたりします。

見落とすレベルの体長4mmぐらいの15匹ぐらいが、彼らなりに精一杯泳いでいます。

金魚を購入しようと考えていましたが、多分ボウフラ的な赤ん坊メダちゃん達が食べられてしまいます。購入を緊急中止しましたー

その日から2週間後、惨劇を繰り返さない様、水の管理を怠らず、朝の電車に乗り遅れそうになりながら愛情を注ぎ込みました。チュウニュウー

すくすくと成長しています。性格なのか、体長に個体差はありますが、金魚に食べられないサイズまで成長しましたー

ご褒美に水を追加してあげました。メダカは流れに逆らって泳ぐ性質があります。精一杯泳いでいます。でもよく見るとあまり泳ぎが上手ではありません。非常に愛らしいです。

もう少しで、西洋睡蓮が咲いたり、トンボが羽化したりする予定です。なかなかお世話を怠りそうな暑さが続きますが、大切に育てていきたいと思います。

2025年6月3日火曜日

お庭の池について

 10年ほど前に、庭に池を作りました。

というのも、縁日で購入した金魚がどんどん成長し、都度、水槽を大きくしていたのですが、東北の大震災の時に、水槽の水が半分以上流出し、必死で水槽を押えていた小学生の長女が泣いていたためです。

最初は素掘りの池です。水草等も購入して、金魚を放すと嬉しそうに泳いでいます。ところが水位の低下が著しく、度々水を補充する必要がありました。

ネット等を検索して、池の改造に取り掛かりました。家族の同意は得られず、一人で作業しました。ついでに循環できるように、下に塩ビ管(φ100)とマスを設置することとし、掘り始めました。産卵用に浅場と冬用の深場も設けて、更に下に配管する計画でしたが、かなり妥協しました。

防水シートを貼ってから、モルタルで上塗りです。腰痛と戦いながら、なんとか完成しましたが、バケツに避難していた金魚たちが弱っていました。すぐに水を張って、金魚たちを放すと一瞬元気になりましたが、また元気がありません。横になって泳いでいます。

調べてみると、モルタルによる強アルカリが原因で、酢を入れれば良いとのこと。翌日酢を投入すると、死にかけていた魚たちが元気になりましたー

水循環計画はとん挫したものの、睡蓮と近所で取ってきた黒いメダカとカメが一味に加わりました。しかし、カメは足があるため、雨の日等に必ず脱走しました。逆に、あるときは魚が減ってきたので、よく見るとザリガニが潜伏していました。雨の日に歩いて来たのでしょう。招かざる客でした。

不思議とトンボも飛んできて、産卵しています。翌年からはトンボが羽化するようになり、金魚もメダカも生態系が完成して、遂にビオトープの完成です。お正月用にくわいも植えました。ただ、メダカは交配がすすむとみんな黒くなってしましました。

時は流れて・・・ インドネシアに赴任することとなり、池の世話をする人はいません。約2年間放置状態となりました。

日曜日の朝、天気もよく、久しぶりに池を観察しました。大変です。今にも成虫になりそうなボウフラ(蚊の子供)が大量に発生しています。スクランブルでメダカを買いに行きました。交配させないようにと、1種類の選定とし、白メダカ350円、ヒメダカ60円、ヒメダカに軍配があがりました。水草と一緒にお買い上げです。

急いで池に16匹(1000円分)のメダカ達を放流しました。グループ行動で、さかんに何かを食べています。がっ、お口のサイズからも大きなボウフラは無理そうです。それに、16匹で全て食べたら、お腹を壊しそうです。再度、スクランブルで金魚を買いに行きました。

100円/匹です。黒いのもいたのですが、やがて赤くなるそうです。黒ぶち中心のセレクトでお願いしました。

さっそく放流しましたー 。ばくばく食べています。ふな科の魚ということで、地表面の泥ごと食べています。お庭の平和は守られましたとさ。

      めでたしめでたし。

2024年10月14日月曜日

ゴキブリの話

 つい先日、一時帰国した時の話です。

家に着き、お土産等を出すために、キャリーバックをパカッと開けると・・・

謎の目立つ物体が・・  そのフォルム、薄さより冷静にゴキブリと判断しましたが、見たこともない、鮮やかなデザインです。咄嗟にインドネシアからの持込かと思い、最も苦手な生命体である彼をキッチンペーパーでつまんでジップロックに封印。更にビニール袋を二重とし、ゴミ箱に捨てました。写真を撮る余裕もなく・・・

後日、というか今日ですが、ふいに思い出してNETで調べてみました。

手掛かりはうっすら脳裏に残る残像のみです。

AIが普及し、世界と繋がるNETを駆使しても、ほぼゴキブリ情報はありません。世界どころか日本でも、嫌われ者の漆黒の奴しか出てきません。画像検索に至っては、自主規制をかけているのか、はたまた興味が無いためか出てきません。

かなりコアな図鑑風の参考掲載にありました。「イエゴキブリ」みたいです。

分布を見ると、一応北海道を含む全域で、寒さに弱く越冬できないため南方系とのこと。

生態を見ると、あまり動きが早くない、外殻が丈夫ではない、羽が退化して飛べない等の情報です。たしかに、スタンダードタイプの場合、手で捕らえることは不可能であったでしょう。

さらに、トピックス的な特徴を見ると、日本ではなかなか出会うことができない。「出会えたらラッキーなゴキブリと言えるでしょう」とまで書いてありました。どちらからの目線で記載しているのでしょう。

個体数も少ないからなかなか見つからない!と右のイラストのゴキブリさんも申しております。

本当に、日本の個体で、私の一時帰国により日本の生態系に影響を与えていないかの判定ができなかったため、もう少し調べてみました。

決定的なキーワード検索もできず、有益な情報もなかなか得られない中・・・     ためしに開いてみた内容で、

「沖縄県の外来昆虫」(小濱・嵩原さん(沖縄県ミバエ対策事業所・沖縄県立博物館))の中にイエゴキブリの記述がありました。

それによると、

「東洋の熱帯に広く分布する衛生害虫。原産地は東南アジアと推定され、沖縄県には第二次世界大戦前に侵入している。国内では奄美大島以南の木造家屋に普通に見られたが、年々個体数が減少して衛生害虫としては重要ではなくなった。」と記載されていました。

推定という記述からも、あまり調査研究の対象ではないことが解りましたが、どこで私のバックに混入したか、入国時のワシントン条約、また持ち込み禁止に抵触していないかの判定は出来ませんでした。

仕様が無いので、図鑑のとおり、出会えてラッキーと思うことにしましたとさ。おしまい

2024年7月20日土曜日

草津温泉にいってきました。~温泉考察編~

一泊二日で草津温泉に行ってきました。硫黄系の硫化水素臭のする殺菌効果の高い良質の温泉でした。インドネシアでも温泉巡りを敢行していたため、今回は温泉先進国の日本人として泉質について考察してみました。

泉質については10種類に分類されます。

1.単純温泉 道後温泉他多数で無色透明、他に比べると低刺激のため長湯が可能です。美人泉とも呼ばれます。

2.塩化物泉   3.炭酸水素塩泉 

4.硫化塩泉   5.二酸化炭素泉

6.含鉄泉    7.酸性泉

8.含ヨウ素泉  9.硫黄泉

10.放射能泉  長くなるのであとはご自分で調べて下さい。

 日本では古くからの自然湧出系の他にどん欲にボーリングで掘り当てたりしたため、場所も種類も豊富で鑑定書までつきます。インドネシアはというと、天然もののため、数も少ないですし、山岳地帯に存在します。ほぼ硫黄系で日本では立入禁止レベルの硫化水素が噴出して命がけです。ただし、湯ノ花と呼ばれる白い不溶性成分が沈殿したものは使いたい放題、肌に塗り放題です。しかし、ほとんど脱衣所も洗い場も存在しません。シソロ温泉(別記事参照)では川の上流で湯ノ花を塗っているのかと思ったら、ただの持込シャンプー中でした。下流でやってくれとおもいつつ、寝そべって露天を楽しんでいると、上流からごみのペットボトルが流れてきました。

 長くなるので、戻って草津温泉ですが、こちらは歴史も古く、豊臣秀吉にすすめられて徳川家康が江戸に運んだともいわれ、有名な湯畑の柵は私が敬愛するかの岡本太郎先生のデザインだそうです。酸性度が高く、殺菌効果が高いためか、トムキャットにやられた傷が化膿することなく、完治しました。本当です。

西の河原公園や湯もみショーも良いですが、おすすめは「イデユコゴメ」という温泉藻です。pH2以下の55度近い環境でも生きていられる生物です。緑色で湯畑でも観れます。エメラルドグリーンで奇麗なのですが、あまり推してはいません。ぜひ探してみてください。次回は近隣のおすすめ観光箇所の紹介です。こうご期待!


写真の説明をさせていただくと、上から

西の河原の源泉です。国道のすぐ横なのですが、ここは日本で当然立入禁止区域です。湯気でなんの写真か分からないため説明しました。

次が西の河原温泉(男湯)です。金曜の午後だけ水着着用の混浴?熱いプールになります。写真は拡大しないでください。

温泉に貼ってあった温泉藻の説明です。(証拠品)

最後が二番目の写真の奥の柵から撮った写真です。温泉が川になっています。下流で適温となり、足湯になります。

2024年5月23日木曜日

東洋最大級のボゴール植物園

 規模、植種ともに東洋最大級の植物園、ボゴールに行ってきました。目的は当然、世界一大きいといわれるラフレシアとショクダイオオコンニャクです。

まず、ボゴールの印象についてですが、ジャカルタから電車で向かいました。10分おき程度で出る車内はほぼ満員です。外国人はいません。ご婦人と年配の方が多い印象です。

途中の駅で、年齢不詳の太っているのか、妊婦さんか不明のご婦人が乗り込んできました。ホームと電車にかなりの段差があるのですが、おじさんがサッと手を出して、アシストしていました。後で腹帯をしていたので、妊婦さん認定です。また、紳士な感じの男性は、背の低い年配のご婦人方を手すりの方へアテンドしていました。あまりの自然な行為にとても驚きました。


ボゴールの駅前には大きな公園があり、人も屋台も多く、とてもエキサイティングです。足となるレンタルバイク店に4軒ぐらい行きましたが、全て出払っている。週末は予約が必要ということで徒歩で植物園の正門に向かいました。

立派な正門ですが、チケット売り場はへぼいテントです。一番安い自転車MTB 200円/hを3時間借り、いざ出発です。最初に別途有料の博物館に行きました。動物の剥製から昆虫標本、魚の模型等があり、ひっそりと今回の目的の模型もあったため、保険で写真を撮りました。

園内はとても広く、避暑地の軽井沢とも呼ばれますが、全然暑いです。ただ、高い木が多くて日陰は十分にあるためなんとか回れましたが、広場の日向は要注意です。見どころはというと、板根(ばんこん)という三角に広がる板状の根で、高い木の足元を支えるものです。確かに立派な板根の上を見上げると高くそびえています。日光杉クラスの巨木が沢山ありました。園内には大統領官邸があり、池にはオオオニバス(蓮)と南方系の大ぶりな花がキレイに咲いていました。メキシコ地区では多様なサボテン類がいきいきと成長していましたが、下品な落書きが気になりました。ソーセージノキは圧巻で、落ちている実の断面を確認しようと試みましたが、非常に硬くて解剖ができませんでした。目的のブツは注意深く捜索しましたが、見つけることはできませんでした。

蘭館では、南国らしいカラフルな胡蝶蘭が咲いていました。以前にセッコクというランを生育したことがありますが、デリケートで断念しました。茎の感じはそっくりですが、世界中に固有種があることを知りました。

お楽しみのレストランでのビール🍺チャージですが、すでに販売していませんでした。死んでしまうので、やむなく水を飲みました。

バオバブの写真を載せます。これも雨樹木だそうで、乾季は葉を落として水分の散逸を防止して、タップリとお腹に蓄えた栄養で凌ぐそうです。過去の変な木を参照してみてください。

方々で聞いてみたのですが、ついにラフレシアは発見できませんでした。ラフレシアは根も葉も茎もなく、光合成も放棄したそうです。雌雄同体で短い開花のため、強烈な腐臭を放ってハエを誘き寄せるそうです。人工的に初めて開花を成功させたのがこの植物園です。せめてものお土産にと購入予定のぬいぐるみも発見できませんでした。売り切れ?

開花した場合は国内でニュースで報じられるため、ぜひ再チャレンジしたいと思います。


2024年5月3日金曜日

インドネシアの害虫たち

 愛すべき?インドネシアの害虫たちを遭遇率順に紹介します。

1.蚊・・いわずもがなの害虫ですが、こちらではデング熱の媒体となるため、特に注意が必要です。がっ、ローカルはあまり気にしません。そのため、自分の身は自分で守る意識を身につけましょう。電池・液体系の蚊取り器をお勧めします。あなたの安眠を約束してくれるでしょう。

2.あり・・害は無いのですが、屋内にも侵入してくるため、厄介です。コンセントの穴から行列をつくることもあります。しかし、アリの巣ころりで完璧です。最近は室内でお会いしたことがありません。

3.カメムシ・・こちらもあまり害はないのですが、満月の前後に大量発生します。夜に活性化して、光に集まろうとするため、コンビニの入り口付近では侵入者と店員の攻防が繰り広げられます。あやまって踏んだ時のプチッとした感覚が嫌いです。外灯の下を通ると、服への付着や髪への侵入、口に入ってきたりします。がっ、現地の人はあまりきにしません。においはやや控えめです。

4.トムキャット・・最近、朝によく遭遇します。最初はありだと思っていたのですが、アリの巣ころりの効果がないこと、いつも単独行動のため、よく調べてみました。この記事を書くきっかけとなった害虫です。正式名称はハネカクシという昆虫でやけど虫とも呼ばれます。カブトムシに近いそうです。納得です。なんと、日本全国にも生息しているそうですが、かつて日本で遭遇及び被害にあったことはありません。

5.チャドクガの幼虫・・みんなでフットサルを楽しみ、疲れて人工芝みたいな床に座ったりしていました。翌日、全員が赤い発疹みたいで痒いという症状を訴えていました。ローカルの蛾だという情報をもとに推理した結果、蛾の幼虫である毛虫と推測されました。現認はしていません。こちらも日本にいます。椿の葉っぱが大好物で、伊豆の大島、利島によくいました。千葉の公園でも椿の葉っぱにびっしりと付いて、食事中のを見かけたことがあります。

以上が私の遭遇率順の害虫ランキングでしたが、全て日本にもいます。ただし、熱帯のため活性がよいためか、すごく気になります。現地からの報告でした。 -おわり-



2023年12月16日土曜日

変な木?

 

変な木がありました。

5月にインドネシアに来て、当然日本とは異なる環境について、動植物、風土、文化等を観察してきましたが、変な木がありました。

その木は枯れて、葉っぱがありませんでした。なぜこの木だけ枯れているのか、もしかしての死亡説が流れるままに時が経過しました。

10月ぐらいに天気の長期予報が発表されました。それによると、11月は猛暑の予報で、場所により段階的に雨季に入る模様とのこと。猛暑といっても32°が33°になるレベルで、日本の殺人的なものとは異なります。

12月に入る頃、次第に曇り空が増えて、時折雨が降ってきました。すると、死亡説を覆し、枝の先端から新芽が出てくるではありませんか。ぐんぐん成長した現在の姿が写真の通りです。

なぜ、このタイミングで萌えているのか解らずに調べてみました。

ありました。雨緑樹(ウリョクジュ)というそうです。

乾季と雨季に明確に分かれる地域において、雨季の間に緑の葉をつけて活動し、乾季には落葉して、葉からの水分の散逸を防止する、一種の環境適正適応タイプだそうです。

雨季に入った模様ですが、それほど雨は降っていません。強い日差しが指すこともよくあります。気候変動が著しい昨今ですが、この珍しい木の動向をまた乾季に入るまで暖かく見守りたいと思います。






2023年12月10日日曜日

バンドン Bandong. 小旅行② 完結

 今日は目的地のひとつであるバンドン動物園に徒歩で向かいます。

途中でやはり雨が降ってきましたが、大丈夫です。歩道の上には大きな紅葉樹が生い茂り、守ってくれます。初代大統領も卒業したというバンドン工科大学を過ぎると到着です。

500円の入場料を支払いゲートイン。
コロナ中に資金不足で、シカをえさにするか検討中という記事を見ましたが、入場料を大幅に値上げしたみたいです。

入るとそこはジャングルです。右写真


案内板を見て、反時計回りに見て回ることに決めて進むと、早速オラウータンがお出迎えです。一人ぼっちで寂しそうですが、私を見ると、近づいてきてくれました。動いている彼を生で見たのは初めてです。毛が長く、歩く姿はまさに森の人という感じです。

日本人に唯一なじみのあるインドネシア語の、人を意味するオランと森を意味するウータンが名前の由来となります。

賢いため、こちらの動きを見ていて、ごく短い距離を移動しては休憩することを繰り返しています。面白いので、30分ぐらい観察を続けましたが、何か所も蚊に刺されました。


スマトラゾウはちょっと小ぶりですが、めっちゃ近いです。飼育員の人に写真を撮ってもらったのですが、もっと近くにと言われても鼻で小突かれそうなため遠慮しました。恥ずかしいので写真は載せません。

近くにチケット売り場と象専用乗場があり、300円で乗れるみたいです。

ヒトコブラクダもいます。

爬虫類コーナーの中心にワニがいます。

なかなかの至近距離です。鋭い歯を出して寝ています。

しかし、コモドドラゴンは見当たりません。全部死んでしまったそうです。

かめのコーナーもあります。やけに種類が充実していますが、人気はありません。

南国らしいカラフルな鳥たちもいます。羽が痛んでおらず、きれいです。元気にさえずっています。

とら、ライオン(メス1頭)、良く見えるコウモリ、白い部分が茶色くなり、洗ってあげたいしまうまもいます。

なぜか、国民から食用として愛されるべべ(あひる)も展示しています。

また、オラウータンがいます。よく見ると、2種類います。

上の考えこんでいるのが、カリマンタンです。

下の黄昏ているのが、スマトラです。

全然違います。後で調べたら、3種類いるそうですが、一般的にはボルネオ オラウータンと呼ばれ、同じ島なのですが、マレーシアではボルネオ島、インドネシアではカリマンタン島と呼ばれるため、ここではカリマンタンと書いてありました。

ここでは行動展示を採用しているわけではないのですが、地元で気候が合うためか、生き生きと行動しています。かつては動物愛護団体に虐待しているとの非難を浴びていたそうですが、みじんも感じられません。

インドネシア国内での現地調達感は否めませんが、触れるぐらいというか、勇気さえがあれば触れる距離感は必見です。動物園に興味がある人の期待は裏切らないでしょう。ぜひ、虫よけ対策を万全として、ほぼインドネシア在住の動物たちを見てあげて下さい。

おまけ

予想以上に充実した内容で時間もかかり、疲れたためにアウトレット等を割愛して帰ることとしました。その前に、充電が必要です。やっとのことで発見しました。Beermart で検索してみてください。おそらく店は変わっていましたが、その辺りにあります。薄暗い怪しい店でしたが、購入して、無事そこのベランダで充電できました。





㊗️大阪万博閉幕

 大盛況のままに、閉幕を延期して欲しいとの要望に某党の代表を務める大阪市長が国際規約で延長は出来ないとの答弁。なにせ、大盛況のままに無事閉幕しました。 開幕時に同様のタイトルで大成功を願うブログを投稿しましたが、これほどのエンディングを迎えるとは考えていませんでした。 実は閉幕直...