三女が原付をもらってきました。走行距離1万kmを超えた古めのホンダ、トゥデイです。三女が海外でスクーターを運転して、楽しかった話をしたら、バイト先の店長がくれたそうです。海外は原付(50cc)というカテゴリーが無いため、最低110cc以上となります。これが丁度よい排気量で、坂道でも二人乗りでもストレスなしに走れます。
試乗してみましたが、やはり非力です。外観は左サイドへの転倒跡とシートの破れがあり、中のクッションが紫外線でやせています。バッテリーは死亡していて、キックじゃないとエンジンがかかりません。ここは父のプライドにかけて、リフレッシュ大作戦を決行することにしました。かかった費用も含めて、ここからは父の娘の信頼を得るための汗と汗(暑かったため)の物語であります。
まずは、シートの補修です。クッションの充填も考えましたが、二人乗りすることはないので(できません)、やめました。外観の塗装も行います。サイドミラーステーのさびも何とかしたいということで、交換することにしました。
まずは資材発注です。ネットで注文順にかかったお金を記載します。()内送料
1.張替用シート 710(770) 計 1,480.
2.バッテリー 2,980.
3.ショートミラー 2,080.
4.カウルクリップ(10個) 820.
5.耐熱塗料(スプレー缶) 2,860.
6.水性塗料、1kg缶、2色 3,423×2(699) 計 7,545.
合計 17,765.- でした。
かかった時間は、1日目(土) AM6時間、カウル解体、バッテリー・ミラー交換、緑塗装1回目です。2日目(日)PM2時間、塗装緑2・白1回目です。3日目(祝)早朝1時間、塗装白2回目、休憩をはさんで昼から組付け2時間の計11時間もかかりました。塗装がメインで、ガレージを締め切って作業したため汗を計3リットルほどかきましたが、初めての水性塗料のため、塗料にも苦労の結晶である滴り落ちる汗が配合されました。
水性塗料は、筆洗いや希釈等のハンドリングがよく、当然薄塗りが基本です。乾燥すると薄目で筆むらなどが目立ちません。艶消しですが、仕上がりは悪くありませんでした。作業温度も重要で、気温が高かったためもう少し希釈してもよかったかもしれません。冬は全然乾かないため、塗装作業は控えましょう。
総評として、今回は材料をすべてネットで注文しましたが、はるばる中国から1週間程度で送られてきたり、塗料が在庫切れで、週末に間に合うかとひやひやしましたが、なんとかうまく届きました。余裕をもって発注しましょう。また、フルカウルの原付を初めてばらしたのですが、少ないねじ等でうまく固定できるあたりはさすがだと感心しました。注意点としては、カウルを外す場合に、プラスティック製のカウルクリップが壊れます。今回は4つ必要でしたしたが、10個セットを購入しました。あと1.5回の解体が可能です。カウルを外した際に、当然破損して、急いで発注しましたが、翌日届いたため助かりました。本当に便利な世の中になったもんです。
試乗すると、点滅しなかったウィンカーも正常に作動し、灯火類も健全です。あとは、グリップの同色化とホイール、タイヤへの塗装類ですが、たぶんやらないでしょう。
アクセントとして、族車の集会仕様風のフードを付けてみました。以外にしっくりと収まります。風よけにもなるため、強風時以外はとても便利です。しかし、三女は受け入れてくれませんでした。しょうがなく、また取り外しましたとさ。 ~おしまい~