短時間で繊維博物館(Museum Textile)に行ってきました。
バティックについて研究中の身としては、外せない場所です。バティック以外にもインドネシアの各地域の伝統的な、イカットという織物やソンケットと呼ばれる?もあります。
お客さんは私以外は若い女性だけです。少し気恥しい中で、写真に写る本館?をじっくりと見学しました。奥に図書コーナーもあり、日本語書籍もあります。
お気に入りの「メガムンドゥン」(チレボンの恵みの雨雲をモチーフとした代表図柄)地に更に絵柄を施したものは素敵でした。トゥリスと呼ばれる手書きの高級品の目利きスキルがUPしました。(下写真の左)
チャップ(cap)と呼ばれるハンコタイプの展示(下写真の右)もあり、初めて近くで観察することができました。大量生産のために作られた技法です。ちなみにチャップと手書きの組み合わせが、コンビナシと言います。
奥に真直ぐ進むと織機を含む関連機材の展示がありました。
見に来る人が少ないみたいで無人君です。
ぜひ見てあげてください。
みんなが進んでいく先に、バティックの体験ができる建物がありました。みなさんのお目当ての場所です。
中では溶かした蝋の横にチャンティン(canting)という、蝋をすくって先の細い管から流れ出るロウで線を描いたりできる道具が添えてあります。
どうでも良いのですが、ここで日本人ファミリーを二組、みかけました。つまり、博物館の敷地内の男性は全て日本人でした(警備員は除く)。
外のほうで無口な職人さんが色付けを行っていました。慣れた手つきで手早く作業します。
時間の関係で体験は省きましたが、日本人にも人気のある博物館です。バティック体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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