規模、植種ともに東洋最大級の植物園、ボゴールに行ってきました。目的は当然、世界一大きいといわれるラフレシアとショクダイオオコンニャクです。
まず、ボゴールの印象についてですが、ジャカルタから電車で向かいました。10分おき程度で出る車内はほぼ満員です。外国人はいません。ご婦人と年配の方が多い印象です。
途中の駅で、年齢不詳の太っているのか、妊婦さんか不明のご婦人が乗り込んできました。ホームと電車にかなりの段差があるのですが、おじさんがサッと手を出して、アシストしていました。後で腹帯をしていたので、妊婦さん認定です。また、紳士な感じの男性は、背の低い年配のご婦人方を手すりの方へアテンドしていました。あまりの自然な行為にとても驚きました。
ボゴールの駅前には大きな公園があり、人も屋台も多く、とてもエキサイティングです。足となるレンタルバイク店に4軒ぐらい行きましたが、全て出払っている。週末は予約が必要ということで徒歩で植物園の正門に向かいました。
立派な正門ですが、チケット売り場はへぼいテントです。一番安い自転車MTB 200円/hを3時間借り、いざ出発です。最初に別途有料の博物館に行きました。動物の剥製から昆虫標本、魚の模型等があり、ひっそりと今回の目的の模型もあったため、保険で写真を撮りました。
園内はとても広く、避暑地の軽井沢とも呼ばれますが、全然暑いです。ただ、高い木が多くて日陰は十分にあるためなんとか回れましたが、広場の日向は要注意です。見どころはというと、板根(ばんこん)という三角に広がる板状の根で、高い木の足元を支えるものです。確かに立派な板根の上を見上げると高くそびえています。日光杉クラスの巨木が沢山ありました。園内には大統領官邸があり、池にはオオオニバス(蓮)と南方系の大ぶりな花がキレイに咲いていました。メキシコ地区では多様なサボテン類がいきいきと成長していましたが、下品な落書きが気になりました。ソーセージノキは圧巻で、落ちている実の断面を確認しようと試みましたが、非常に硬くて解剖ができませんでした。目的のブツは注意深く捜索しましたが、見つけることはできませんでした。
蘭館では、南国らしいカラフルな胡蝶蘭が咲いていました。以前にセッコクというランを生育したことがありますが、デリケートで断念しました。茎の感じはそっくりですが、世界中に固有種があることを知りました。
お楽しみのレストランでのビール🍺チャージですが、すでに販売していませんでした。死んでしまうので、やむなく水を飲みました。
バオバブの写真を載せます。これも雨樹木だそうで、乾季は葉を落として水分の散逸を防止して、タップリとお腹に蓄えた栄養で凌ぐそうです。過去の変な木を参照してみてください。
方々で聞いてみたのですが、ついにラフレシアは発見できませんでした。ラフレシアは根も葉も茎もなく、光合成も放棄したそうです。雌雄同体で短い開花のため、強烈な腐臭を放ってハエを誘き寄せるそうです。人工的に初めて開花を成功させたのがこの植物園です。せめてものお土産にと購入予定のぬいぐるみも発見できませんでした。売り切れ?
開花した場合は国内でニュースで報じられるため、ぜひ再チャレンジしたいと思います。
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