つい先日、一時帰国した時の話です。
家に着き、お土産等を出すために、キャリーバックをパカッと開けると・・・
謎の目立つ物体が・・ そのフォルム、薄さより冷静にゴキブリと判断しましたが、見たこともない、鮮やかなデザインです。咄嗟にインドネシアからの持込かと思い、最も苦手な生命体である彼をキッチンペーパーでつまんでジップロックに封印。更にビニール袋を二重とし、ゴミ箱に捨てました。写真を撮る余裕もなく・・・
後日、というか今日ですが、ふいに思い出してNETで調べてみました。
手掛かりはうっすら脳裏に残る残像のみです。
AIが普及し、世界と繋がるNETを駆使しても、ほぼゴキブリ情報はありません。世界どころか日本でも、嫌われ者の漆黒の奴しか出てきません。画像検索に至っては、自主規制をかけているのか、はたまた興味が無いためか出てきません。
かなりコアな図鑑風の参考掲載にありました。「イエゴキブリ」みたいです。
分布を見ると、一応北海道を含む全域で、寒さに弱く越冬できないため南方系とのこと。
生態を見ると、あまり動きが早くない、外殻が丈夫ではない、羽が退化して飛べない等の情報です。たしかに、スタンダードタイプの場合、手で捕らえることは不可能であったでしょう。
さらに、トピックス的な特徴を見ると、日本ではなかなか出会うことができない。「出会えたらラッキーなゴキブリと言えるでしょう」とまで書いてありました。どちらからの目線で記載しているのでしょう。
個体数も少ないからなかなか見つからない!と右のイラストのゴキブリさんも申しております。
本当に、日本の個体で、私の一時帰国により日本の生態系に影響を与えていないかの判定ができなかったため、もう少し調べてみました。
決定的なキーワード検索もできず、有益な情報もなかなか得られない中・・・ ためしに開いてみた内容で、
「沖縄県の外来昆虫」(小濱・嵩原さん(沖縄県ミバエ対策事業所・沖縄県立博物館))の中にイエゴキブリの記述がありました。
それによると、
「東洋の熱帯に広く分布する衛生害虫。原産地は東南アジアと推定され、沖縄県には第二次世界大戦前に侵入している。国内では奄美大島以南の木造家屋に普通に見られたが、年々個体数が減少して衛生害虫としては重要ではなくなった。」と記載されていました。
推定という記述からも、あまり調査研究の対象ではないことが解りましたが、どこで私のバックに混入したか、入国時のワシントン条約、また持ち込み禁止に抵触していないかの判定は出来ませんでした。
仕様が無いので、図鑑のとおり、出会えてラッキーと思うことにしましたとさ。おしまい
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