2023年12月16日土曜日

変な木?

 

変な木がありました。

5月にインドネシアに来て、当然日本とは異なる環境について、動植物、風土、文化等を観察してきましたが、変な木がありました。

その木は枯れて、葉っぱがありませんでした。なぜこの木だけ枯れているのか、もしかしての死亡説が流れるままに時が経過しました。

10月ぐらいに天気の長期予報が発表されました。それによると、11月は猛暑の予報で、場所により段階的に雨季に入る模様とのこと。猛暑といっても32°が33°になるレベルで、日本の殺人的なものとは異なります。

12月に入る頃、次第に曇り空が増えて、時折雨が降ってきました。すると、死亡説を覆し、枝の先端から新芽が出てくるではありませんか。ぐんぐん成長した現在の姿が写真の通りです。

なぜ、このタイミングで萌えているのか解らずに調べてみました。

ありました。雨緑樹(ウリョクジュ)というそうです。

乾季と雨季に明確に分かれる地域において、雨季の間に緑の葉をつけて活動し、乾季には落葉して、葉からの水分の散逸を防止する、一種の環境適正適応タイプだそうです。

雨季に入った模様ですが、それほど雨は降っていません。強い日差しが指すこともよくあります。気候変動が著しい昨今ですが、この珍しい木の動向をまた乾季に入るまで暖かく見守りたいと思います。






0 件のコメント:

コメントを投稿

ラケルに行ってみました

 ある日曜日の昼下がりに、娘のデザートの半額券があるから、スポンサー募集中という要請を受けて、二人で出動しました。 説明しよう! 近所にあるラケルとは、古くから定着している店舗で、どうやらオムレツをメインとしたチェーン店風のお店です。 店内に入ると、あまり多くはない席がほぼ満席で...