10年ほど前に、庭に池を作りました。
というのも、縁日で購入した金魚がどんどん成長し、都度、水槽を大きくしていたのですが、東北の大震災の時に、水槽の水が半分以上流出し、必死で水槽を押えていた小学生の長女が泣いていたためです。
最初は素掘りの池です。水草等も購入して、金魚を放すと嬉しそうに泳いでいます。ところが水位の低下が著しく、度々水を補充する必要がありました。
ネット等を検索して、池の改造に取り掛かりました。家族の同意は得られず、一人で作業しました。ついでに循環できるように、下に塩ビ管(φ100)とマスを設置することとし、掘り始めました。産卵用に浅場と冬用の深場も設けて、更に下に配管する計画でしたが、かなり妥協しました。
防水シートを貼ってから、モルタルで上塗りです。腰痛と戦いながら、なんとか完成しましたが、バケツに避難していた金魚たちが弱っていました。すぐに水を張って、金魚たちを放すと一瞬元気になりましたが、また元気がありません。横になって泳いでいます。
調べてみると、モルタルによる強アルカリが原因で、酢を入れれば良いとのこと。翌日酢を投入すると、死にかけていた魚たちが元気になりましたー
水循環計画はとん挫したものの、睡蓮と近所で取ってきた黒いメダカとカメが一味に加わりました。しかし、カメは足があるため、雨の日等に必ず脱走しました。逆に、あるときは魚が減ってきたので、よく見るとザリガニが潜伏していました。雨の日に歩いて来たのでしょう。招かざる客でした。
不思議とトンボも飛んできて、産卵しています。翌年からはトンボが羽化するようになり、金魚もメダカも生態系が完成して、遂にビオトープの完成です。お正月用にくわいも植えました。ただ、メダカは交配がすすむとみんな黒くなってしましました。
時は流れて・・・ インドネシアに赴任することとなり、池の世話をする人はいません。約2年間放置状態となりました。
日曜日の朝、天気もよく、久しぶりに池を観察しました。大変です。今にも成虫になりそうなボウフラ(蚊の子供)が大量に発生しています。スクランブルでメダカを買いに行きました。交配させないようにと、1種類の選定とし、白メダカ350円、ヒメダカ60円、ヒメダカに軍配があがりました。水草と一緒にお買い上げです。
急いで池に16匹(1000円分)のメダカ達を放流しました。グループ行動で、さかんに何かを食べています。がっ、お口のサイズからも大きなボウフラは無理そうです。それに、16匹で全て食べたら、お腹を壊しそうです。再度、スクランブルで金魚を買いに行きました。
100円/匹です。黒いのもいたのですが、やがて赤くなるそうです。黒ぶち中心のセレクトでお願いしました。
さっそく放流しましたー 。ばくばく食べています。ふな科の魚ということで、地表面の泥ごと食べています。お庭の平和は守られましたとさ。
めでたしめでたし。
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