2024年11月30日土曜日

チパチン温泉(Cipanas Cipacing)

 バンドンから東に約90kmに位置するチパチン温泉に行ってきました。

地元で愛される温泉&プールです。外国人が訪れることは、たぶん無いためか、二重価格ではありません。入場料は 6000rp、60円で激安です。0.0098rp=1円(2024.11月現在) タシクラマヤ地区政府が管理する温泉だそうです。

入場すると、大きなお風呂棟があり、12の部屋があります。別に温泉プールもあり、家族連れで賑わっていました。

早速個室温泉に突入です。

源泉掛け流しと思われます。システムは完全オートマティックです。浴槽の底の方から源泉が湧いているみたいです。時々、大きな気泡が出現します。横にもパイプ状のお湯の出入り口がありましたが、お湯の動きはわかりませんでした。オーバーフローしたお湯が排水溝に沿って流れていきます。プールに再利用しているかも不明でした。動力不使用のメンテナンスフリーです。

お湯の温度はかなり高めで45°以上はありそうです。無臭ですが、壁に付いた析出物から何らかの温泉です。5分以上しっかりと浸かってから外で休憩です。汗が吹き出してきますが、温泉の効果か、単純に暑いだけかはよく分かりませんでした。



部屋ごとに温度が異なるということで、違う部屋のお風呂にもチャレンジしましたが、お湯の温度も同等で、違いが分かりませんでした。個室ですが、天井は繋がっています。銭湯スタイルです。お母さんと子供の声が聞こえてきます。なかなかのアットホーム感です。バンドンからタシクラマヤに向かう幹線道路から10分ぐらい入ったところにあります。無いと思いますが、お近くにきた際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。






ホームグラウンド Cikampek ゴルフ場

 私のゴルフのホームグラウンドである Cikampek ゴルフ場を紹介します。

まずはインドネシアのゴルフ場は130箇所ぐらいです。日本の2200箇所に比べると、大分少ないですが、ジャカルタ近郊に多くあります。需要と供給の関係より昨今のプレーフィーは値上り傾向にあります。

私のお気に入りのゴルフ場は、パブリックでチカンペックの、なぜか工場用地の中にあります。お手頃価格です。予約も必要ありません。

日本のゴルフ場の芝生には、日本芝と西洋芝があり、暖地型と寒地型がありますが、ここインドネシアでは恐らく西洋暖地のバミューダグラスが使われていると思いますが、チカンペックのラフは完全に雑草です。自分の家の庭で見たことのあるタイプです。この雑草が力強く、なかなか振りぬけません。ゴルフ発祥のスコットランドの羊飼いになった気分です。(諸説あり)乾季のころは、フェアウェーにスプリンクラーによる緑のミステリーサークルが多数出現します。

平日を利用して、雨季に備えて従業員総出で整備が行われています。水はけが悪いことと、カートが乗り入れるためにぬかるんでしまいます。そこでブロックやアスファルトでのカート道整備が粛々と行われています。さて、今度の雨季は無傷で乗り切れるでしょうか?

カートのバッテリーもかなり弱ってきています。時々コース内で乗り捨ててあります。そろそろ交換時期でしょう。

ここは珍しく、男のキャディーさんです。平日はよくキャディー同士でプレーしているため、グリーンを熟知していて的確なアドバイスをくれます。いつでも一人でプレーも可能なため、キャディーのおっちゃんと二人でよく回ります。以外に話も弾みますし、インドネシア後の勉強にもなります。

私調査ですが、韓国、日本、中国の順で多いです。韓国の人は女性連れも多く、平日はよく韓国マダムを見かけます。韓国の人はUV対策が万全です。美白信仰が強いと思っていたら、たまたま一緒に回った韓国の人が肌が弱いので対策を怠るとすぐに皮がむける、とのことでした。

平日にのんびりと回っていると、家族連れがプレーしていました。キャディーに聞くと、別のキャディーファミリーとのこと。途中でランチが始まり、そこを許可を取って撮影させて頂きました。

池には子供達が河童のように潜伏して、打ち込んでしまったボールを、濁っている為に足裏で探索します。それを元締めのお爺さんが安価で販売しています。

敷地内には果物のランブータンがあり、みんなが狙っています。ただこれは12月頃の1回だけ実を付けるため、常夏のインドネシアにおいて唯一季節を感じる気がします。

誤解の無いように説明すると、他のゴルフ場は設備も芝生も価格も日本と同等です。違いと言えば年中無休で暑いことぐらいでしょうか。熱中症対策と帰りの運転手さんがいることで、2ℓ以上はビールを飲みますが、健康管理も含めてなるべくカートを使わないように楽しみたいと思います。

2024年11月22日金曜日

インドネシアでの納豆について

 インドネシアで納豆を販売しているのは、日系スーパーのパパイヤだけです。注:ジャカルタを除く。食べたいなーと思い、値段を見ると3パックで350円 驚愕のお値段です。もともと半分健康のために食べているのと、実はにおいが苦手で、田舎に住んでいた子供時代は大根おろし、大人になってからは卵と混ぜて食べています。

「そうだ、自分で作ろう」と京都へ行こう的なノリで調べてみると、実は案外簡単に作れることが判明しました。必要な材料は、大豆と稲わらのみ。わらは周りが全て田んぼで、かつ、2.5毛作のため、いつでも手に入ります。あとは大豆を入手するのみで探しましたが見つかりませんでした。

月日が流れ、ある時大豆を発見しました。早速、納豆づくりにチャレンジです。納豆菌は、稲わらは消毒等がメンドーなことと、わらどろぼーで捕まってもかなわないため、納豆好きの人から完成したら製品として返すという条件で、高級納豆を分けてもらいました。

~ レシピ ~

①乾燥大豆を24時間水に浸します。

夜にひたひたの水を加えて、置いておきました。朝見ると、体積が2.5倍程度でお水が干上がっていました。あわてて加水して、腐ると困るため、ラップをして冷蔵庫で保管してから出勤しました。帰ってきて確認すると、大豆の大きさも水の量にもほとんど変化が無く、感覚的には12時間程度で大丈夫だと思いました。

極み手作り納豆を目指して、データの収集も含めて情熱をもって取り組みました。写真が24h後の様子です。水をがぶ飲みした肥大した大豆がわかるでしょうか?

②圧力なべで1時間加熱します。

そんなアイテムは、あいにく持ち合わせていないため、トラベルクッカーで煮込みました。あとは待つだけと思ったら、大間違いでした。吹きこぼれまくります。以前に参鶏湯を作った時は問題なかったのですが、なぜか蓋をすると吹きこぼれてしまいます。蓋をしないとお湯が無くなってしますため、結局ちょっと蓋をずらして、まんがを読みながら、1時間以上の監視を続けました。少し歯ごたえがありますが、納豆菌の活躍を期待して1時間10分で終了です。

③水を切って、納豆菌の投入(手早く)

納豆菌漬けの市販の納豆を投入して、かき混ぜます。この時温度が高いほうが菌が活性化するとのこと。納豆菌が熱に非常に強いことがわかりました。熱々ご飯に納豆をかけると菌が死滅すると心配していたのがバカみたいです。

右が混ぜ合わせた直後の状態です。濃い茶色の奴が、既に納豆菌に蝕まられた市販の大豆さんです。明るい茶色が手塩にかけて煮込んだフレッシュ大豆さんです。

④30℃以上で24h放置:✕ 発酵:〇させます。

ここは熱帯のインドネシアです。軽く蓋をして、部屋に放置して24時間待ちました。経過観察として、途中に見てみたら、蓋にびっしりと水滴がついています。納豆菌の活動成果か、ざるが無いための湯切り不足かは分かりませんでしたが、とりあえず蓋の水を切り、再度放置しました。

⑤活性を抑えるため、冷蔵庫で保管します。豆が固い場合は何日か保管すると良いでしょう。

冷蔵庫保管前の状態です。若干蓋に水滴がついています。撹拌すると、粘りが増して、糸引き量がパワーアップしています。市販のパックに付いていた醤油と辛しで試食してみました。香りと粘り気は充分です。ただお豆が硬いです。硬いといっても煮豆レベルで問題無いのですが、ちりばめられた市販品たちがすごく柔らかいため気になるレベルです。

初回の試作品のため、日数の経過による豆の熟成度を確認したいと思います。実はいろいろと調べる過程において、他の手法を見つけました。つづきがありますので、次回作に乞うご期待ですっ。


おまけ

インドネシアには同じく大豆の発酵食品である「テンペ」があります。ビジュアルは白です。揚げたり焼いたりして親しまれていますが、私は細切り炒め?揚げ?が大好きです。最初はお肉かな?と思っていましたが、代替え肉にも使われる大豆ですから、納得です。

納豆の仲間かなと思い調べてみると、納豆は納豆菌、テンペはテンペ菌だそうです。違いはというとテンペは無臭だそうです。

2024年11月21日木曜日

プラウ・スリブのティドゥン島(1/1000の島)

 ジャカルタの北にある千の島と呼ばれるプラウ・スリブ。

コロナ禍で大打撃を受けて、多くのツアーが消滅し、最近復活しているものの、情報量が乏しく、申し込もうとした日帰りツアーは2名様以上ということで、あえて当日券で乗り込もうと潜入調査を決行しました。


当日は8時出港ということで、7時にアンチョールのチケット売り場に乗り込みました。紳士な係のおじさんが説明してくれました。料金表の7より上がパブリックで自由、下がプライベートでツアーの申し込みが必要とのこと。パブリックで綺麗な島はどこかと尋ねると、ティドゥンとの即答。往復チケットを購入しました。

朝ごはんをと思い、お店に入ると、なんとビールがあるではないでしょうか。参考に私の朝食セットを載せておきます。ビールとアヤムちまきで650円です。

乗船時は名前を呼ばれます。どうやら3島経由のため、島ごとに乗船するみたいです。ティドゥン島は最後の為、最後に呼ばれました。


いよいよ出港です。船旅はというと快適でした。乾季の時は東から、雨季の時は季節風で北東からのうねりが入るため、端境期の今日(11月)はベタ凪でした。各島を経由して、遅延25分と約一時間半で、丁度10時に到着しました。

まずは足の確保です。自転車をレンタルできるとあったので、お店を覗くとバイクがありました。声をかけると、実は私設の観光協会会長風の怪しいおじさんにより、別の店に連れて行かれました。なんと、e-バイクがあります。初eを1300円(高い)で借りて、いざ出発です。

次はビールの確保です。教わった通りに真っ直ぐ進むと在庫がありました。ただし常温です。また来るからビールを冷やしておいてと言い残し、潜入調査開始です。


e-バイクで島を駆け抜けます。時速20kmです。本来静かなはずですが、どこかから走行中はキュッ、キュッという音を発していました。でも『e-バイクと海』という作品を添付します。


この島は、環礁風の体で東端でシュノーケリングを決行しました。綺麗な砂浜がありますが、泳ぎ出すとゴミだらけです。9割はプラスティックの袋です。沖に出てリーフの端からはバグースです。非常に大きな岩風の珊瑚から、骨太系の枝珊瑚まで案外多様で綺麗な海を見せてくれます。ゴミも少なくなりました。たまたまか、潮流も無いため、一時間以上の水中散歩を楽しみました。環礁の外は、中々のドロップオフですが、そこまでの透明度はなく、深場の状況は分かりませんでした。

陸に上がって、ビール&ナシゴレンアヤム&顔を怪我した猫の世話&集まってきた猫の世話 を楽しみました。店主が気を利かせてバカールしたアヤムを持ってきてくれて、お代もキチンと請求されました。

その後、みんなが楽しむ小ティドゥンにかかる桟橋と有名な飛び込み台付きの何とか橋等を視察して、3時発で2:40に集合の桟橋に行きました。

総評として、この島には車が無く、島民と同数以上のバイクがありました。リーフの内側はイマイチですが、外側は健全で十二分に楽しめます。ビールも常に冷やしておくよう指示してきました。他の島も攻めてみたいと思いました。

チケットの手配については、料金表の7より上は、土曜日の一番混む日(泊まる人もいて、帰りは3割ぐらい空いてました)でほぼ満席でしたが、当日確保出来ました。早めに行きましょう。下については、事前にツアー会社を通じて、二名様以上で申し込みましょう。ツアーでも、日帰りも選択できて、割合リーズナブルです。


おまけ

帰路では始発のため、自由に席を選べました。各島を見ながら帰ろうと思い、二階の船長のすぐ後ろ、日が当たらない東側の席をキープしました。結局疲れて居眠りをしていたのですが、ジャカルタに近づいた時に不意の雷雨がありました。船にはGPSもレーダーも搭載していないことと、まったく前のが見えなくなったので、船長が慌てて必死で操船していました(完全有視界運転)。なんとかアンチョールの桟橋まで辿り着き、土砂降りの中で下船しました。無事を祝い、売店で祝杯をあげました。

カンムリブダイさんをご存じですか?

 カンムリブダイという魚は、日本の南岸を含む太平洋に広く分布する巨大魚です。

ブダイの仲間は、歯と唇が一体となっているのか、ただの出っ歯なのかの頑丈で大きな歯を持っています。四国の海で、防波堤際を悠然と泳ぐブダイを見つけました。釣りの師匠に尋ねると、貝類などを捕食し、頑丈な歯で噛み砕くそうで、釣り針も破壊するため、釣の対象魚ではないとのことでした。水中の無敵艦隊で堂々たる姿に驚きました。

カンムリブダイは、生きた珊瑚を食べるそうで、その糞で細かくてきれいな砂浜が形成されるそうです。バグースです。

よく明らかに珊瑚の破片で形成されたビーチはよくあります。しかし、先日訪れた、ジャカルタ沖のティドゥン島(別記事参照)でゴミは多いのですが、きれいな砂でできたビーチがありました。当然原料は白化した珊瑚です。どうしたらこんな細かくなるのだろうと考えていたタイミングでカンムリブダイに関するニュースを見つけました。

ティドゥン島の東の先端部の写真です。絶賛開発中(先端に円形のレストラン?とコンクリート製のビィラ風の連棟)のためゴミが多いのですが、砂はとてもきれいでした。

本文には関係ないのですが、ロンボク島のマンダリカ像の近くのビーチの砂?は球形でした。粒径が少し大きくてビーサンの間に入って少し痛いです。なぜ球形かご存じの方がいらっしゃいましたら教えて頂きたいと思います。(ネットではわかりませんでした)

コモド島のピンクビーチは有名です。赤い珊瑚が混じってピンクに見えるのですが、創造主は恐らくカンムリブダイさんになると考えます。

そのカンムリブダイさんはというと、浅瀬で群れをなして眠るため、漁の対象となり、乱獲により絶滅危惧種になっているそうです。

名前の由来として、ひらひらと舞うように泳ぐ姿から『舞鯛』(諸説あり)との説もあります。まあどちらにしても魚界ではのんびり屋さんです。

長い年月と地殻変動や、そのタイミング、様々な要素が重なり多様で個性的で美しいビーチがインドネシアにはたくさんあります。人為的な影響でその多様性を失うことだけは避けたいと思います。

アンチョール(Ancol)の水族館他

 ジャカルタの北部にあるアンチョール・ジャカルタ・ベイシティが正式な名称だそうです。


高級住宅街を含む、大きな公園をアンチョールと呼びます。その中で水族館に行ってきました。外国人は1800円ぐらいです。展示のメインはピラニアと水槽下トンネルです。ピラニアの餌付けショーではほとんどすべての入場者が鑑賞していました。

感想は「ちっさぁ」という感じです。コンパクトな場内には、なぜか車内水槽がありベンツでしたが、パンクしていました。コーラルトライアングルに位置し、世界最大の珊瑚があり、動物園等も現地調達率が高いインドネシアにしては物足りなさを感じましたが、じっくり見ても1時間で終了です。ローカルにも人気があり、適度な込み具合で自称水族館マニアの私を満足させてくれました。

他のどこを見ようかなと考えて、気になっていた・・・

パサールセニというアート系の広場です。

広場を中心に、四方の区画があり、小さなギャラリーの集合体です。汗だくでほとんどすべてのギャラリーを二時間ほどかけて見ましたが、The 自由空間です。創作活動をするアーティスト、途中で寝てしまった人、Buka(Open)とあり人気(ひとけ)のないギャラリー、展示だけのブース、販売しようと意欲のある店、すでに倉庫等思い思いの空間です。猫と子供たちを除くお客さんは私だけです。

気に入ったものを右に載せておきます。シュールな作品です。手前の箒は作品とは関係ありません。撮影許可は誰もいないため取っていません。

バリ絵画が多い気がしますが、本格的な油絵、モダンアートから木工作品、装飾品からもう諦めた方が良いのではというレベルの作品まで多様です。インドネシアの人はあまり興味が無く、日曜の人気のあるこのアンチョールの中で、ひと際異彩を放ちますが、現在のインドネシアを知るにはよい場所だと思います。少しでも興味があれば立寄ってみてはいかがでしょうか。

2024年11月20日水曜日

Karaha Crater というマイナー観光地

 タラガボダスから北に15km程度の場所にあるカラハ・クレーターに行ってみました。

こちらも外国人はほぼ行かないマイナー観光地となるため、情報量がほとんどありません。クレーターとはインドネシア語で火口を意味する kawah が一般的です。温泉があるらしいとの未確認情報をたよりに、それらしいところに入ってみると、不人気観光地風でした。

歩いて現地まで行くと、そこはバンドン郊外の人気火山のタンクバンプラフから硫化水素が危険なためガイドが必要で外国人は特に高額となる Kawah Ratu(女王の火口)と同様の場所でした。硫化水素を含む高温の蒸気と熱水を噴出する火口に該当します。

カワァラトゥは近くに露店もあり、立ち入りを制限する箇所もありますが、こちらはオールフリーです。インドネシア人の彼が一生懸命に彼女の温泉や蒸気等をバックに粘り強く写真を撮りまくっていました。


仕様がないので付近を散策すると、写真では伝わりませんが、結構活発に活動しています。もう少しバンドンに近ければ、多くの収入を得られるのにと考えつつ、温泉につかりたいので岩風呂に戻ると、違う恋人たちが執拗に写真撮影会を開催していました。

足湯で我慢することとして、いざ入湯すると、底に析出物である湯ノ花が堆積して、滑る&白濁します。また、底からも熱水が湧いていて、素足では歩けません。


結局、恋人たちの邪魔をしては悪いと思い、帰路につきました。


インドネシアにある高い山は、ほぼ活火山で観光地と温泉を提供してくれます。登山も若い人たちにも人気で、テント泊でのんびりと朝日を楽しむ人たちが多いと感じます。ローカルアウトドアブランドのカイザーも人気です。

などと考えながら、今晩泊まる麓のタシクマラヤの街を目指すのでした。    ~ fin ~

2024年11月15日金曜日

日本 vs インドネシア in ジャカルタ W杯予選

 11月15日 ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムに行ってきました。

今日の試合は、インドネシア中が注目するもので、事前の取材も日本代表に、日本より尼の取材陣が多いという過熱ぶりです。チケットも完売です。インドネシアでは、プレミア等のヨーロッパサッカーも人気があり、そこで活躍する日本人もよく知っています。そのため、敵対的な感じではなく、むしろ憧れ的な感覚です。

ちなみにチケット取得方法を説明すると、まず、ガルーダIDなるものを取得する必要があります。これが、写真等を登録してから丸一日をを要します。その後にローカルバンクのマンディリ銀行のアプリから購入します。サッカー好きと日本人二人で観戦予定でしたが、私の登録が遅れたため、友人は先に購入を済ませました。その後、日本のサポーター席が、JFLのサイトで購入可能という情報を得たため、そちらのサイトから購入。友人もなんとかチケットの変更を試みましたが、やがて完売。ものすごく盛り上がっているインドネシアサポーター席で接戦の末、かろうじて日本勝利という淡い期待をしながら、目立たない様、小さくなって観戦するそうです。

(ここまで試合を見る前に書きました。)


観戦当日です♪

地下鉄でアプローチしましたが、赤い人たちが徐々に増えていきます。インドネシアのナショナルカラーです。自動でスタジアムまで案内してくれます。近くでインドネシアングッズを販売しています。日本代表のユニフォームが欲しくて、探したのですが、当然ありません。発煙筒を使用するコアなファンの集団もいらっしゃいました。

普段着で、混雑している検問に突入です。飲み物の持ち込みは不可です。しかし、紙パックのコーヒーはOKです。?

タバコを吸うか?と聞かれて、ヤーと元気よく答えると、持ち込み不可のため、捨てていけとタバコ、ライター墓場を提示されます。別の入り口に移動して、今度はティダと答えて、無事通過しました。


中に入ると満員御礼です。95%が赤組さんで、残りが青組さんです。選手がウォームアップを終了し、一旦引き上げた頃から雨が降り出しました。&雷です。波乱の幕開けです。私の席は屋根付きのため、ノープロブレンでした。

試合前のインドネシア国歌の大合唱はなかなか壮観でした。両ゴール裏では特大幕が掲げられて、試合開始です。裏の人は見えません。?


試合の方は、日本の誰かが得点していました。ゴール後はみんな立ち上がり、盛り上がるのですが、誰が、どのようにがイマイチ分かりません。オーロラビジョンが小さくて草。

インドネシアも縦に抜ける良い攻撃もありましたが、詰めが甘く、今後の課題となるでしょう。2点ぐらいは取れていたかもです。

4点取られた後に、負けを認めたのか、突如、赤い席からウェーブが始まりました。なんとか青い席も多応したのですが、1/3周で終了。ブーイングです。三回目でなんとか1、5周を達成しました。

大満足でスタジアムを後にし、最速でホテルまで帰るために、白バイクタクシーを捕まえて、モナスの綺麗なライトアップを見ながら帰りましたとさ。おしまい



2024年11月13日水曜日

タラガボダス(TALAGA BODAS) 白い湖

 バンドンから東南東100kmほどにあるタラガボダスに行ってきました。白い湖と言えば「カワァ・プティ」の方が有名ですが、こちらはあまり人気も無く、短いですがアクセス道路も非常に悪い状況です。電波も届きません。

ゲートに到着して料金表を見ると、理解できなかったのですが、なんせ電波が届かずトランス不能です。言われるがままに1500円と駐車場代を払いました。


外国人は誰もいませんでした。故に事前情報がほぼ無く、自分を犠牲にして、精一杯の情報をお届けします。


すぐ近くのゲート前にバイクを停めると、車がゲートを入っていきます。ボレかと尋ねると、車は1000円、バイクは200円で可能とのこと。体力温存のため迷わずお支払いを済ませて突撃です。

ガソリン(こちらではベンジンと言います)を消費しながら約1キロほど進むと、お目当ての温泉がありました。バグースです。


ナチュラルです。こちらではポンプや加熱はしません。万有引力の法則に従うため、維持費は0円です。水面は美しいですが、底は凸凹です。足裏マッサージと沈澱している析出物、美しい風景で、リラックス効果は4倍です。今年は雨が少ない為、推定44度ですが、日本人の私にはノープロブレンです。意外に高地で涼しいため、お湯を堪能することができました。



Googleさんには他の温泉も表示されていましたが、いかんせん電波が届きません。帰り際におっちゃんに聞いてみると、他にもあるとのこと。解説すると、ゲートを入って右手がタラガボダス、左手で50mほど進み、右折が目的地、直進にもキャンプ場と温泉がありますが、悪路のため誰も行かないゾーンになります。

右折して少し進むと露天があります。

源泉付近の写真です。雨が少ないため、湧出量が少ないそうです。タピ(しかし)、高温です。


湯を湛えた本番に臨むと、推定46°でかなり熱いです。

気がつくと、親子3代と親子2ファミリーに囲まれていました。誰も熱くて入れません。日本人として肩まで浸かり、『肩まで、ただし5分』となんちゃってインドネシア語で説明すると、みんな納得していました。


特に女性の肌の露出は少ないですが、肌と肌のつきあい的な。インドネシアの人はおしゃべりが好きで、知らない人同士でも話が弾みます。

本当に欲がなく、のんびりとしたローカルに囲まれて、楽しい時間を過ごしました。もう少し、インドネシア語を勉強しようと真剣に決意しました。




おまけ


次の目的地に向かう途中で、悪路との格闘中に爆音が聞こえます。軍のジェット機かと想像していたら、地熱発電所でした。インドネシアはアメリカ、ロシアに次ぐ、世界3位の火山大国です。ちなみに4位が日本で5位がチリです。環太平洋に集中しています。日本では、完全に立ち入り禁止レベルですが、こちらは案外自由です。お越しの際は、自己責任でお願いします。

バリ島 シュノーケリングポイント

 独自調査によるバリ島のシュノーケリングポイントを紹介したいと思います。

ツアーに持ち込みたいせいか、あまりバリ島のシュノーケリングポイントの紹介が少ないことから、閲覧数アップを目指してそれなりに紹介します。基本的には、費用を抑えて、いろいろな場所でチャレンジしたい方におすすめの内容となっています。また、今回は地図外のロンボク島は除きます。

①レンボンガン島 結論から説明すると一番のおススメです。

マングローブポイントが私が見た中では断トツです。サンゴの多様性を含めて、最も美しいと思いました。ただし、その健全性を保てる原因の一つに潮流が速いことが挙げられます。ビーチエントリーも可能ですが、船をチャーターするのが良いでしょう。ドリフトが流行っていて、船からエントリー後に船もろとも流されて拾ってもらうタイプです。らくちんです。当然船長に地理感とか潮流を把握している必要があります。チャーターする場合は道具も貸してくれるので手ぶらOKです。他にも西表島並みの遭遇率をほこるマンタポイントもありますが、遠いのと水温が冷たいみたいです。注意点としては、人生で一回のみの人以外は残しておいたほうが良いと思います。入門編の場合は、違う場所でがっかりすると思います。別記事も参考にしてください。


② マンギス(Manggis)周辺

パダンバイ(Padanbai)にShopが多数あります。自由に泳ぎたい場合は、Bias Tugel Beach,Blue Lagoon Beach,西にVirgin Beach 等の美しいビーチやCANDI DASAのホテル前ビーチでもシュノーケリング可能です。

ただし、乾季の時期は波が高いので注意が必要です。波をかぶった時に水抜きさえできれば、さほど問題ではないのですが、ギャラリーが多いため、止められるかもしれません。サンゴの量はぼちぼちです。






②と③の間

ここは切り立った崖が多く、ビーチも玉石です。

アクセスも悪く、恐らく海はきれいですが、波が高く、潮流も早そうなのでお勧めできません。チャレンジもしませんでした。







③~⑤ アメドより東

アメドから東に6kmほどは、どこでも可能です。ただホテルが多く、海にアクセスするところが限られています。お勧めは一番東に位置する日本船遭難地です。

恐らく遭難した船がバラバラになり、打ち上げられた感じです。舳先しかありません。ただ岸から近く、水深も最大で7m程度のため、誰でもアクセス可能です。道具があれば無料です。








⑥北東バリ
ほぼどこでも可能です。
この辺りのホテルは8点クラスで激安です。3千円くらい
海沿いであれば、朝食前後のアタックも可能です。
日焼け対策の必要のない朝夕がオススメです。
珊瑚は船着場等の人為的な開発箇所にはありませんが、枝珊瑚が群生していたり、まだ若い珊瑚とかありで、探検心をくすぐられます。
参考で滞在時の上下パノラマ写真を添付します。
初めてのわりに、リゾート感のあるよい写真が撮れました。



⑦北端バリ
この辺りは農漁村で道が狭く、海までたどり着くのが困難です。なんとかたどり着いたのですが、漁師ファミリーにこの辺りはサンゴは無いね、と言われて調査を断念しました。潮によっては潮流が速いことも考えられるため、おすすめできません。
グリン前のバビがバビグリンの格好で寝てました。黒豚です。

⑧ロビィナビーチ
イルカウォッチングで有名ですが、シュノーケリングも可能です。勧誘のおっちゃんが、100mぐらい先の船の集まっているところがポイントだと教えてくれました。

⑨ムンジャンガン島
ドロップオフで有名で、亀も沢山泳いでいました。サンゴの種類はあまり多くない気がしました。1日拘束されるツアーのみのため、私のようなせっかちさんにはおすすめできません。一応、ビーチの写真を載せておきます。

⑩時間の都合で、踏査はしていませんが、シークレットベイがあります。マングローブも群生し、珍しい生物がいるみたいです。

サヌールはリーフの外まで行かないと綺麗ではありません。クタは砂浜で波があるため透明度は低いです。バリ島に行って『あまり海が綺麗ではなかった』という感想を聞くと残念に思います。参考になるかは分かりませんが、ぜひバリの海を思い思いに満喫してください。

ラケルに行ってみました

 ある日曜日の昼下がりに、娘のデザートの半額券があるから、スポンサー募集中という要請を受けて、二人で出動しました。 説明しよう! 近所にあるラケルとは、古くから定着している店舗で、どうやらオムレツをメインとしたチェーン店風のお店です。 店内に入ると、あまり多くはない席がほぼ満席で...