2024年11月21日木曜日

カンムリブダイさんをご存じですか?

 カンムリブダイという魚は、日本の南岸を含む太平洋に広く分布する巨大魚です。

ブダイの仲間は、歯と唇が一体となっているのか、ただの出っ歯なのかの頑丈で大きな歯を持っています。四国の海で、防波堤際を悠然と泳ぐブダイを見つけました。釣りの師匠に尋ねると、貝類などを捕食し、頑丈な歯で噛み砕くそうで、釣り針も破壊するため、釣の対象魚ではないとのことでした。水中の無敵艦隊で堂々たる姿に驚きました。

カンムリブダイは、生きた珊瑚を食べるそうで、その糞で細かくてきれいな砂浜が形成されるそうです。バグースです。

よく明らかに珊瑚の破片で形成されたビーチはよくあります。しかし、先日訪れた、ジャカルタ沖のティドゥン島(別記事参照)でゴミは多いのですが、きれいな砂でできたビーチがありました。当然原料は白化した珊瑚です。どうしたらこんな細かくなるのだろうと考えていたタイミングでカンムリブダイに関するニュースを見つけました。

ティドゥン島の東の先端部の写真です。絶賛開発中(先端に円形のレストラン?とコンクリート製のビィラ風の連棟)のためゴミが多いのですが、砂はとてもきれいでした。

本文には関係ないのですが、ロンボク島のマンダリカ像の近くのビーチの砂?は球形でした。粒径が少し大きくてビーサンの間に入って少し痛いです。なぜ球形かご存じの方がいらっしゃいましたら教えて頂きたいと思います。(ネットではわかりませんでした)

コモド島のピンクビーチは有名です。赤い珊瑚が混じってピンクに見えるのですが、創造主は恐らくカンムリブダイさんになると考えます。

そのカンムリブダイさんはというと、浅瀬で群れをなして眠るため、漁の対象となり、乱獲により絶滅危惧種になっているそうです。

名前の由来として、ひらひらと舞うように泳ぐ姿から『舞鯛』(諸説あり)との説もあります。まあどちらにしても魚界ではのんびり屋さんです。

長い年月と地殻変動や、そのタイミング、様々な要素が重なり多様で個性的で美しいビーチがインドネシアにはたくさんあります。人為的な影響でその多様性を失うことだけは避けたいと思います。

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