2024年6月22日土曜日

日曜日の朝にご飯を買いに行きました。

 最近、運動不足の為、日曜の朝に歩いてご飯を買いに行きました。

行きつけのワルンにします。

行く時間設定が重要です。早すぎるとおかずの数が少ないです。ゴレンガンもありません。遅いと気温が上昇して、大汗&ばててしまいます。8時着で設定します。

距離は片道1kmぐらいです。道中、日曜の朝だけ露店が多数出店し、地元の特に子供達で賑わう道路を通過します。お楽しみ会でしょうか。

行きつけのワルンに到着しました。

おかずの品数はどうでしょう?

十分です。

今日のオーダーは以下の通りです。

1 ご飯 少なめにします。小盛り

2 テンペ細切りの甘辛炒め物

3 サイコロジャガイモの炒め物

4 小魚の佃煮風

5 揚げ豆腐の煮物 スープちょい足し

6 仕上げの卵焼き

7 おまけのテンペゴレンガン2枚

で180円。欲張りセットの割に安い


500円札を出したら、お釣りが無いので細かいお金はないかと聞かれて、細かい全てのお金160円を差し出すと、残りは後でと。

えっ、後っていつ?まあこれも常連のなせる技かと思い、明日来ると言い残して店を後に・・・


帰り道、道端の田んぼでは、広大な面積ですが、手植えで田植えをしていました。


ブンクスして、家で冷えたビンタンビールと共に美味しくいただきましたとさ。


           おしまい

謎の寺院で南海の女王に参拝した話

 プラブハンラトゥの中心から南に30分ほどの場所にある謎の寺院に行ってきました。

Vihara Kwan Im (クワンイン寺院)、

Nam Hai Kwan Se Im Pu Sa Temple 

とか言われる謎の寺院です。なにせ情報量が乏しく、なにも解らないため、直接乗り込みました。道路に面した入口がこちらです。


正面に見える龍の背中手摺沿いの階段を上っていくと、様々な神様?が祀られていました。早朝に(7:30頃)訪問したため、誰もいませんでしたが、中段でお掃除をしているおじさんが二人いました。その方がいろいろと説明してくれました。

まず、宗教を聞かれたため、堂々とサヤブッダと回答し、丁度お釈迦様のところと説明してもらいました。お線香をどうぞ、3本づつあげて下さいとのことで、いくらと聞くと、任意でお賽銭を箱に投入するとのこと。お参り順路も教えて頂いて、向かい側を聞くと、南海に祈りをささげるところというのがこちらです。


丁重にお礼を言って、横に進むとトラが祀られていました。同様に線香をあげて、写真を撮らせてくださいとお祈りをして、写真を撮りました。お賽銭はあといくつ箱があるか分からないため最後にすることとし、上に進みました。


次に私が行くと、扉を開けて、中を参拝させてくれました。なんと南海の女王、ニャイロロキドゥルではありませんか。手前の部屋にはゆかりのもので、信じていたとされる初代大統領のスカルノさんの写真等がありましたが、奥は女王用のお部屋でした。来た時に寝るための、大好きな緑色のベッドも用意されています。詳しいことは南海の女王編を参照してください。


さらに上の段に進むと、宿泊客かと尋ねられました。逆に宿泊施設があるのかと聞くと、あるそうです。加えて説明をしてもらいましたが、ここにはインドネシアの宗教全てが祀られているということでした。なんとも欲張りな話ですが、納得です。イスラム教については、偶像崇拝が禁止されているため、代わりに南海の女王やトラが祀られていると勝手に解釈して、その視点で見直しました。


分かった範囲だと、エンマ大王、関羽、恵比寿様、ブラフマー、ガネーシャもいました。キリスト教系はありませんでしたが、そのうち増えると思います。早朝で人がいないところもあったのですが、全ての線香をあげれるところに自分で着火してあげてきました。


節操がない気もしましたが、海沿いの崖にあり、景色もすばらしく心が落ち着く素敵な寺院でした。

プラブハンラトゥにあるシソロ温泉(Hot Springs Cisolok)

 南海にある漁村、プラブハンラトゥに行ってきました。ここはジャワ島ではサーフィンスポットとしても有名ですが、リーフポイントではないためにロングライドは楽しめません。近くにあるシソロ温泉に行ってきました。

まずは、街の中心部にある市場です。横を通った瞬間に鼻腔を攻撃的に刺激する臭いでそれと分かりました。漁港のすぐ前にある魚メインの市場です。なんとも食欲自体を抑制するような刺激臭ですが、翌朝行ってみると、犠牲祭で漁が休みか?野菜しか無く、近海で獲れる魚種を確認したかったのですが、どこかホッとした感じでした。



街の中心、市場から20分程度、左にビーチを見ながら西に進むと到着します。入場料120円を支払い、駐車場にバイクを停めて、下に歩いていくと露店の先に黄色い橋があります。



この辺りまで乗り込む日本人は少ないため、情報量が圧倒的に少ないです。でも、グーグルさんにも載っている黄色い橋を確認できたのでほっとしました。




しかし、川から温泉が噴出しているというのに、なぜ、川を渡るのだろうかという疑問の回答はすぐに理解できました。



20mぐらい先にもう一つ川があります。



階段があり、そこから撮った写真がこちらです。

インドネシアのおばさま方が、噴出する温泉噴水の周りに放射状に寝そべっている、衝撃の映像が飛び込んできました。



圧巻です。手を近づけると推定110°のお湯が噴出しています。当然と言えば当然の硫化水素臭がする弱めの硫黄泉です。


噴出した熱湯は、すぐに温度が低下するため、場所により温度が異なります。すぐ前は熱風のミストサウナ状態です。



約100m程度に噴出口があり、思い思いに温泉を楽しんでいました。上流では白い湯の華らしきものを頭に塗っている人がいましたが、よく見ると持込シャンプーでした。下流でやれと突っ込みたかったのをぐっとこらえて、私も温泉を楽しみました。



川自体が水量が少なく、浅いために深いところを探して寝そべるのですが、サイコーです。なんせ、川のせせらぎを聞きながらというより、せせらぎの中です。温度はぬるく、ときどき熱めがきます。地面もところどころが熱く、温泉が出ているところもあります。



温泉卵を作ったり、ミニ噴出口があったりとしますが、夕方になり続々と家族連れ等が橋の際にバイクで乗り付けてきました。おそらく無料です。







地元の人に愛される素敵な温泉でした。

2024年6月21日金曜日

スカブミ(Sukabumi)に行くには命がけ?

 基点となるボゴールも渋滞で有名です。駅に近く、中央に鎮座するボゴール植物園の周りは一方通行で、合流付近での激しいポジション争いが繰り広げられます。スカブミまでは一本道です。高速道路も整備されつつありますが、山間部のためのんびりと進捗しています。

また、住民の大切な足として、10人乗り程度のミニバス、アンコタがあります。特にこの地域では重宝され、おびただしい数の車両が走っています。郷土愛の強い?運転手により、一分一秒でも早くお客さんを届けたい思いが、道路の混乱を引き起こします。

道路!まさにそこは戦場です。通常の対抗2車線の道が5車線になります。片側について説明すると、一般車両の両側をバイクが走行するのですが、左側にアンコタが割り込んできます。急に停車し、お客を乗降して、何食わぬ顔で路肩を発車します。行き場を失ったバイクがアンコタの後で待つか、中央線付近で勝負をかけるか選択を迫られます。両サイドの車間はぎりぎりです。この2.5車線で、中央線付近のこっち軍対あっち軍のせめぎあいが続きます。

さらに、遅い大型車の前が空いた瞬間に、バイクと車が追い越しをかけて、こっち軍の車線の中央を突撃してきます。車の場合は迫力があり、ひるんだら負けです。中央線付近で終始繰り広げられるつばぜり合いもなかなかです。

さらに、左右の小道や駐車場からも車両が出てきます。遠慮していては、一生合流できないため必死です。中には、横断しようとする強者の歩行者もいます。アンコタは特に歩行者ファーストのため、大概急停車します。

さらに、路面にトラップが仕掛けられています。大小の穴、わだち、段差等もありますが、急にオフロード並みの表面が荒れたコンクリート舗装面も出現します。車の後ろにいると、路面の確認が出来ないため、なんとか前に出たいと思います。様々な思いを胸にレースは繰り広げられます。まさに、マリオカート市街地編の実写版です。

70km程度の行程を、体力と神経をすり減らして、排ガスで顔は真っ黒になりながら、2時間以上かけて、生きて走破しました。のんびり走ることも、写真を撮ろうと片手運転も許されません。まさにそこは戦場でした。

ちなみにスカブミの街の中心部から北側の斜面にもたくさんの人が住んでいますが、沢山のアンコタ、更には夜間停車しているのを見ました。とても地域に根差した乗り物と感じましたが、バイク乗りの最大のライバルでした。

今回の道中、二回パンクしました。どちらも山の中です。しかし、不自然なくらい近くに修理できる店があります。路面コンディションが劣悪で、トラップが多いために需要が多いのでしょうか?チューブタイプですが、手際のよい作業で200円でした。ペットボトル給油所も多数あるため、安心してツーリングが可能です。   -おわりー





スカブミ(Sukabumi)に行こう

 ジャカルタの南にあるボゴールから南南東に位置するスカブミの紹介です。

高地にあり、避暑地としても有名ですが、ローカル以外の日本人、欧米人はほぼいません。ただし、中国人と韓国人は来るみたいで、なんどか間違えられました。外国人用の二重価格はここには存在しません。

別の記事で書きますが、アクセスが悪いため、強くはお勧めしませんが、万が一、行きたいと思った人の参考になればと思います。

まずは、ゲデ山の麓にある、かつて東南アジア一の吊り橋です。今は近所のバンドンに追い越されたそうです。古代の谷の吊り橋(Jembatan Gantung Lembah Purba)です。コースは何種類かあります。

梅:500円 自分で歩くみたいです。

竹:1000円 お手頃価格です。よく解からずにこれにしました。

松:3000円 フルコースです。

竹コースを紹介します。行きと帰りのバイク二人乗り送迎が付きます。シトゥ山の吊り橋(上の写真の吊り橋)→滝の見学(次の写真です。団体客で橋が落ちそうです。)→籠の乗り物(写真は割愛します)→赤い吊り橋(結果、行っていないため写真はありません) の行程です。

途中に丸い赤地に白バーの一方通行の看板があります。てっきり入ってはダメという意味と思いましたが、実は向こうからこちらに戻れないという意味みたいです。勘違いしていたため、シトゥ山の吊り橋→中継所→滝の見学→一通看板発見→籠の乗り物→中継所に戻る途中で一通の看板発見で別ルート→変な吊り橋(次の写真、下はメッシュでよく見えます)→ローカルに間違いを指摘される→中継所に戻る→シトゥ山の吊り橋を逆走して帰りました。ともあれ、野生の猿がいたり、程よいトレッキングで適正価格?安いと感じました。

教訓としては、出発前に地図でルートをよく確認することをお勧めします。電波状況はあまりよくありませんが、グーグルさんは使えました。休日は結構混むそうなので、平日もしくは早朝をおすすめします。7時から始まります。


次はカブトムシです。南米に生息するヘラクレスオオカブトと並び、東南アジアに生息するコーカサスオオカブトです。

獰猛なことで知られるコーカサスですが、暑さに弱いみたいで、インドネシアでも高地の方でしかいません。そのため、自然の状態での観察をしてみたいと思いました。

ちなみに、ボゴール植物園の中の昆虫標本で見つけて興味がわき、いろいろ調べてみました。日本人の方が、インドネシア昆虫センターを開設していて、その記事からいろいろ情報を得ましたが、ジャワ島ではこのスカブミ周辺が生息地域にあたるみたいでした。※スマトラ島のほうがでかいらしい

ホテルに着いて、さっそく女将に尋ねると、「いない」との即答。撃沈です。インドネシアの人は食用以外のものにはあまり興味を示さないと感じていました。食用でも、魚の種類を尋ねるとなまず(rere)以外はイカンと答えます。

夜中に携帯の明かりをたよりに周辺を捜査しましたが、まったく手がかりすらつかめませんでした。ただし、夜から朝にかけてはすごく涼しいです。寒いぐらいです。

山間部ですが、30万人以上が住む街です。子供も多く、活気もあり、インドネシアのよい田舎町といった風情ですが、興味があればぜひ訪れてみてください。

2024年6月11日火曜日

アウトレット店とはなんぞや

 先日ボゴールで、ビールを探して彷徨っていると、3階ぶち抜きのアウトレットなる店舗を見つけたので覗いてみました。商品はというと、見るからにクウォリティー、デザイン性の低いものに混ざり、有名ブランドのものもありました。当然サイズがありませんが、タグを切り取ったり、塗りつぶしたりしている商品もあり、真偽の判定が非常に難しいものもありました。しかし、激安です。疲れていたので、数点購入して帰りましたが、宝探し的な要素もあり、また来たいと思いました。遠いけど・・。後日、洗濯後に確認しても品質には問題ありませんでした。

 

そもそもアウトレットとは何でしょう?ざっくり分けて、工場から直接出荷する「ファクトリーアウトレット」と、在庫品、訳あり品などの「リテール・アウトレット」があるそうです。その中で、在庫が余ったキャリー品、キズ・汚れ等のB級品、型落ち品、廃番品、サンプル品、またアウトレット専用商品などがありますが、薄利多売系の店だとアウトレット専用商品、スポーツや靴系だと掘り出し物のキャリー品などがあり、お得です。ゴルフクラブでは中古品より安い型落ち品などがあります。

 

30年程前にイタリアでセレクトショップ的なアウトレット商品を扱う店を見つけました。一流品の特に衣料系を扱っていて、汚れやキズありとの表記とともに破格の値段で売っていました。当時はスケスケとかテロテロ系の流行で、とても冬で寒かったこともあり購入には至りませんでしたが、こんな店があるのかと驚きました。

 

その後、2000年に御殿場アウトレットモールが出来ました。ドライブを兼ねて丁度よい距離ということで、現在でも国内最大規模を誇っています。私も日本にいる頃は、四半期ごとに近所のアウトレットでパトロールをして、掘り出し物を探していました。

 

ここインドネシアを含む東南アジアでは、一部アパレルブランドの工場もあり、B級品か横流し品か、はたまた模倣品かの判定が非常に難しいです。宝探し気分でまた、訪れたいと思います。


2024年6月9日日曜日

コピ・ルアック

 コピルアックをご存じですか?

平たく言うと、一応ネコ科のジャコウネコ(ネシア語でルアック)がコーヒの実を食べて、お腹で熟成したうんこに含まれた未消化のコーヒー豆です。その後、手作業でウンコのかすを綺麗にして出荷します。インドネシア中にいる普通の猫ではだめだそうです。

映画、「最高の人生の見つけ方」で知った人も多いでしょう。世界一高いと称されるこのコーヒーは、ジャコウネコをとっつかまえて檻に入れ、無理やり実を食べさせて豆を生産することで愛護団体から非難される等の話題を振りまいています。

イタリアのバールのエスプレッソのショット追加で飲むカフェラテをこよなく愛する自分で飲んでみた感想は、たしかにまろやかで少しの酸味があり、ストレートで飲むのが良いと感じる一杯でした。

コピ好きのインドネシアの方も、コピルアックは飲まないみたいで、近所のコンビニでは買えません。ちょっと大きなスーパー以上じゃないと買えません。値段もピンキリです。木箱とかもあるので、容器の価格が反映されているのでしょうか?また、空港で買うと三割ほどアップします。

たまたま、タンクバンプラフの帰りに寄ったレストラン(兼キャンプ、グランピング等も含む総合施設)にコーヒーの木があったのでルアックの気持ちで食してみました。果肉は非常に少ないですが、ほんのり甘く、いけてる感じでした。

同施設内に茶畑もあったので写真をつけておきます。

この辺りはジャワティーの産地で、沢山の茶畑があります。日本の茶畑には、霜よけ用の扇風機が設置されていますが、こちらではありません。昔、もっくんがCMをしていた私も好きな大塚食品のJAVATeaに使われているかはさておき、個人的には緑茶に比べてうまみが無いため好きではありません。(良いものを飲んでいないだけかも)

コーヒーに戻り、いろいろ調べてみると、世界には珍珈琲があります。同じく糞系で猿、たぬき、中には象というのもありました。ベトナムでも名称は異なりますが、ジャコウネコのコーヒーをベトナム産でインドネシア産より高く販売していました。


見つけた際は、だまされたと思って、ぜひ、お試しあれ。

2024年6月4日火曜日

世界一汚い川

 タイトルからドキッとしますが、私が住んでいる割合近くにあります。西ジャワにあるチタムル川です。インドネシアは島嶼、イスラム教徒の数とか、珊瑚の面積とか様々な世界一がある国ですが、世界一を冠すればよいというものではありません。

近所の川にも、食器等の洗い場、沐浴、トイレを兼ねる小さな目隠し付きの桟橋があります。かと思えば、数百mのホースを積んだバキューム車も見かけるため、自主性を重んじる文化だと感じます。でもバキューム車はどこに捨てているのでしょうか?

あまり知られていませんが、10年程前までは、日本の一部地域でもし尿を海洋投棄していました。

最近ジャカルタでJICAの協力により下水道工事が始まっています。プラスチックごみ問題も深刻なため、河口にネットを設置しているところも見受けられます。適当ですがレジ袋の有償化も始まっています。ゴミ箱の設置も多く見られますが、ゴミが箱まで到達しません。

社内のバックパッカーに水でお腹を壊したことがあるかと聞いたら、ガンジス川で沐浴をした時との即答でした。てっきり川の水を飲んでしまったのかと思いましたが、冗談で、毛穴から水が入ったの?と聞くと、体にある穴という穴から入ったと思うという破天荒な答えが返ってきました。そんなことある?1週間ほど寝込んだそうです。

ガンジス川はチタムル川と上位を争う常連です。源流はヒマラヤ山脈のため、名水100に選ばれそうですが、工場・生活排水により下流ほど汚染されていくそうです。さらに宗教もからみ、聖なる川に死者も流すため対策が講じられないのが現状です。

かつて、日本一汚いと言われた千葉の手賀沼も生活排水が原因です。

現状で川への投棄を防ぐことはできません。上下水道等のインフラを整備することも重要ですが、住民の意識改善も重要なのでは、と感じる今日この頃です。



2024年6月3日月曜日

ジャワ島のニャイロロキドゥル伝説(南海の女王伝説)

 インドネシアの南海の女王伝説をご存じでしょうか?

ジャワ島の南海の女王で自然の力を持ち、緑色を好むことから、緑のものを身につけてビーチへいくと、女王が住んでいる海の宮殿に連れていかれるというオチです。かえるにおしっこをかけたら翌日雨が降る。とか、へびをいじめたらおねしょをするとかいう類ですね。(諸説あり)

しかし、ジャワ島の南海といえば、インド洋に面し、南氷洋からのうねりが入り、波が荒いということで有名です。バリ、ロンボクも同様です。その南海に君臨する女王ということで、俄然興味がわいたため、お話の内容、ゆかりの地等を調べてみました。

 伝説の要約は、パジャジャラン王国(西ジャワ州、1116世紀)にプトゥリ・ララ・カディタとい美しい王女がいて、妬みから美貌を奪われます。ある夜に夢に出た呪術者にそそのかされ、南の海岸で身投げをしました。そして、お告げ通りの美貌とともに能力と永遠の命を授かりました。後に、マタラム王国(ジョグジャ付近、16世紀以降)の歴代王と国を守ることを約束します。以降、代々の王の精神的な妻となり、王家とジャワを守ってきたと人々に信じられるようになったとさ。その後にジャワ島南海岸の人々は彼女を崇め敬い、海岸では横柄な態度をとらず、いい加減な発言をしない、といった規律を守り、守れない者は女王の怒りを買って大波にさらわれ命を奪われると信じられたそうです。

ちなみにジャワ語でニャイとはご婦人の敬称、ロロとは高貴な娘、キドゥルは南だそうです。赤字の部分は地域により若干脚色されて異なります。ジャワ島に伝わる昔話で、誰でも知っている有名なお話です。ジョグジャカルタ等では今でも演劇の題材になっていたり、お祭りもあります。

生誕の地とされている、ボゴールから南に行った海辺のホテルの一室に祀られているそうです。なぜか、バリのサヌールのホテルにもあるそうです。亀の保護施設の近くです。注:前の記事参照。

ボゴールでバイクを借りれなかったため(要予約)確認は次回以降の訪問時とします。

乞うご期待!するほどでも無いですが、 ー完ー



映画を観に行こう

 劇場版コナンの最新作をインドネシアで格安で観たいと思っていました。

 大分前にジャカルタのショッピングモールにある映画館で、「怪物」と「今を生きる」を上映していました。安いとは聞いていましたが、当時はよくわからなかったので、フーンと思いながら素通りしました。

 映画でも観ようと調べてみると、吹き替えはほぼ日本オリジナルとのこと。当地では、英語版はインドネシア語の字幕、それ以外の言語は英語とインドネシア語の二段字幕であることが判明しました。早速当地アプリの「TIX ID」を入れて、映画情報を入手しました。

 「ハイキュウー」が上演されることが解り、早速ゴルフの帰りに直近のモール内にある映画館に寄ってみることにしました。

インドネシアで最も有名な国民的スポーツはバドミントンです。かつて、オリンピックで表彰台を独占したこともありました。次点としてはサッカーとモータースポーツかと思います。サッカーはパリ五輪予選で、なんと韓国を倒したのですが、アフリカのギニアに敗れて出場を逃しました。モータースポーツはロンボク島にマンダリカサーキットを造り、2021年からMotoGPを開催しています。(ロンボク島 マンダリカ伝説 参照)果たしてバレーの人気度は?

映画館は人も店もまばらなモール?内にあり、3階です。動いていないエスカレーターを自力で登って到着です。地方のさらに地方都市のため、当日券で大丈夫です。アプリで事前購入も可能です。結果、200席ほどに40人程度のお客さんでした。

 


親子3人で来ている少年を、許可を取って撮影させてもらいました。


 映画の内容は、(ネタばれ注意)春高バレーの準決勝戦で 音駒 vs 烏山 の試合を通じての気持ちの変化等を表現していました。冒頭でこの試合は猫対カラスの対決と謳われていましたが、意味不でした。がっ、作中で音駒高校をねこまと読むことが判明し、やっと理解できました。果たしてネシアの人が字幕で理解できるのかと心配にはなりましたが、ときおり笑い声も聞こえる中での初体験でした。500円です。時間とタイミングが合えば、バリ島でも観れますので、日本映画(アニメ含む)の底力を体験してみてください。

ラケルに行ってみました

 ある日曜日の昼下がりに、娘のデザートの半額券があるから、スポンサー募集中という要請を受けて、二人で出動しました。 説明しよう! 近所にあるラケルとは、古くから定着している店舗で、どうやらオムレツをメインとしたチェーン店風のお店です。 店内に入ると、あまり多くはない席がほぼ満席で...