タイトルからドキッとしますが、私が住んでいる割合近くにあります。西ジャワにあるチタムル川です。インドネシアは島嶼、イスラム教徒の数とか、珊瑚の面積とか様々な世界一がある国ですが、世界一を冠すればよいというものではありません。
近所の川にも、食器等の洗い場、沐浴、トイレを兼ねる小さな目隠し付きの桟橋があります。かと思えば、数百mのホースを積んだバキューム車も見かけるため、自主性を重んじる文化だと感じます。でもバキューム車はどこに捨てているのでしょうか?
あまり知られていませんが、10年程前までは、日本の一部地域でもし尿を海洋投棄していました。
最近ジャカルタでJICAの協力により下水道工事が始まっています。プラスチックごみ問題も深刻なため、河口にネットを設置しているところも見受けられます。適当ですがレジ袋の有償化も始まっています。ゴミ箱の設置も多く見られますが、ゴミが箱まで到達しません。
社内のバックパッカーに水でお腹を壊したことがあるかと聞いたら、ガンジス川で沐浴をした時との即答でした。てっきり川の水を飲んでしまったのかと思いましたが、冗談で、毛穴から水が入ったの?と聞くと、体にある穴という穴から入ったと思うという破天荒な答えが返ってきました。そんなことある?1週間ほど寝込んだそうです。
ガンジス川はチタムル川と上位を争う常連です。源流はヒマラヤ山脈のため、名水100に選ばれそうですが、工場・生活排水により下流ほど汚染されていくそうです。さらに宗教もからみ、聖なる川に死者も流すため対策が講じられないのが現状です。
かつて、日本一汚いと言われた千葉の手賀沼も生活排水が原因です。
現状で川への投棄を防ぐことはできません。上下水道等のインフラを整備することも重要ですが、住民の意識改善も重要なのでは、と感じる今日この頃です。
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