プラブハンラトゥの中心から南に30分ほどの場所にある謎の寺院に行ってきました。
Nam Hai Kwan Se Im Pu Sa Temple
とか言われる謎の寺院です。なにせ情報量が乏しく、なにも解らないため、直接乗り込みました。道路に面した入口がこちらです。
正面に見える龍の背中手摺沿いの階段を上っていくと、様々な神様?が祀られていました。早朝に(7:30頃)訪問したため、誰もいませんでしたが、中段でお掃除をしているおじさんが二人いました。その方がいろいろと説明してくれました。
まず、宗教を聞かれたため、堂々とサヤブッダと回答し、丁度お釈迦様のところと説明してもらいました。お線香をどうぞ、3本づつあげて下さいとのことで、いくらと聞くと、任意でお賽銭を箱に投入するとのこと。お参り順路も教えて頂いて、向かい側を聞くと、南海に祈りをささげるところというのがこちらです。
丁重にお礼を言って、横に進むとトラが祀られていました。同様に線香をあげて、写真を撮らせてくださいとお祈りをして、写真を撮りました。お賽銭はあといくつ箱があるか分からないため最後にすることとし、上に進みました。
次に私が行くと、扉を開けて、中を参拝させてくれました。なんと南海の女王、ニャイロロキドゥルではありませんか。手前の部屋にはゆかりのもので、信じていたとされる初代大統領のスカルノさんの写真等がありましたが、奥は女王用のお部屋でした。来た時に寝るための、大好きな緑色のベッドも用意されています。詳しいことは南海の女王編を参照してください。
さらに上の段に進むと、宿泊客かと尋ねられました。逆に宿泊施設があるのかと聞くと、あるそうです。加えて説明をしてもらいましたが、ここにはインドネシアの宗教全てが祀られているということでした。なんとも欲張りな話ですが、納得です。イスラム教については、偶像崇拝が禁止されているため、代わりに南海の女王やトラが祀られていると勝手に解釈して、その視点で見直しました。
分かった範囲だと、エンマ大王、関羽、恵比寿様、ブラフマー、ガネーシャもいました。キリスト教系はありませんでしたが、そのうち増えると思います。早朝で人がいないところもあったのですが、全ての線香をあげれるところに自分で着火してあげてきました。
節操がない気もしましたが、海沿いの崖にあり、景色もすばらしく心が落ち着く素敵な寺院でした。
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