2024年5月27日月曜日

インドネシアの新首都「ヌサンタラ」

 新首都「ヌサンタラ」をご存じですか?

インドネシアは島嶼国家ですが、その中でも最大のニューギニア島に次ぐボルネオ島、実はインドネシアではカリマンタン島と呼びます。ここはちょっとややこしいのですが、ニューギニア島はパプアニューギニアとシェアしています。カリマンタン島は、マレーシア、ブルネイとシェアしています。どちらもほぼジャングルです。

5年ぐらい前に前ジョコ大統領が提言した首都移転計画ですが、ほんとかなーということで、認知度が低いのが現状です。実際、昨年バリで開催予定であった「第二回ワールドビーチゲームズ」もバリ州政府の予算の都合で1月前に中止となり、代替え地の選定もできずに大会自体が中止となりました。サッカーのU-20W杯もイスラエルが参加するという理由で急遽中止となりました。

ジャカルタはというと、人口過密による言わずもがなの大都市ですが、慢性的な交通渋滞、それに伴う大気汚染、地下水のくみ上げによる地盤沈下等問題山積みです。

ヌサンタラはというと、今年に入り、順調に建設が進んでいるニュースが流れ、今年中に移転が発表されそうです。なかなか野心的で諸外国からの提案等でスマートシティをもくろんでいます。それは、ジャングルを切り開いたうえで、更地に計画するので自由自在です。

公務員の移住もスムーズで、手当ときれいな住宅供与により、応募者殺到だそうです。世界があっと驚く都市ができるように思います。

一方で、格差がさらに広がる懸念もあります。雨の日にはバイクの走行も困難な未舗装道路があるかと思えば、新首都では道路から充電しつつ走行する車両の整備まで計画されています。なんとも、目が離せないお国だと思います。


注意:右の方にあるはずのニューギニア島が入っていません。

2024年5月25日土曜日

ボゴール植物園写真集 禁じ手

 先日行ったボゴール植物園で写真を沢山撮りました。個人的には写真ばかりのブログは嫌いです。特に旅行初めの羽田空港とか機内食とかの写真があるとうんざりします。基本的には自分が行ってみて、良いと思ったところ記載しています。ボツもかなりあります。ブログを見て、興味があれば、ぜひ、ご自分の目で確かめていただきたいという思いです。しかし、このボゴールのある場所、園内の広さから勘案して写真集の作成を思い立ちました。写真を記録して、携帯から削除したいとも思いますが、お暇であれば、お付き合い願います


植物園の正門です。他にも東、西門もありますが、乗り物をレンタルする場合は正門が良いです。駅から徒歩15分ぐらいです。

園内の案内板です。中央が大統領官邸です。1/4ぐらいの占有率です。ラフレシア等のあるであろう箇所を表示しています。                 以下におおむね撮影順序にしたがって載せていきます。
園内に博物館です。動物のはく製、骨格標本等の展示もありましたが、世界最強と言われるコーカサスオオカブトムシがいたため思わず写真に収めました。
右がラフレシアです。ちょっと薄汚れています。世界最大の花と言われていますが、最大直径で1.5mと言われています。1/3スケールでしょうか?左がショクダイオオコンニャクです。知名度は低いですが、高さが3mほどになるため、こちらも世界最大と言われています。
くじらの骨格標本です。なかなかダイナミックですが、外とつながっています。
博物館を出て、すぐのところに高い木があったため、近づいてみました。根元を見ると、バンコンという板根でした。外灯等の根元にある補強のリブみたいです。
板根の上部を撮影したものです。不必要に?高くそびえています。
園内にある大統領官邸です。週末には現大統領も訪れるそうです。
官邸前の池にあるオオオニバスです。15kg程度は乗れるそうですが、よく見ると小さな穴が空いているため、これには乗れません。沈没します。
蓮の花です。写真ではわかりにくいですが、花はかなりおおぶりです。普通は朝だけ開花すると思うのですが、昼に開花していました。
立派な板根です。スケール感が伝わらないのが残念です。間に人が立っていると分かりやすいのですが・・・
ソーセージノキです。シャウエッセンサイズかと思ったら、特大ヘチマサイズでした。とても固い実でしたが、大型動物のえさになるそうで、それで種を広めるそうです。重量もかなりあるため、つるの強さに驚きました。
Griya Anggrek 、Orchid House です。
胡蝶蘭です。
珍しい色合いの胡蝶蘭です。                    まさしく色鮮やかな蝶のようです。
名前はわかりませんが、変な木です。のっぽさんですが、よく見ると、葉の形状が異なるいろんな植物が寄生しています。
ねじれた木です。なにがあったのでしょうか?
名前はわかりませんが、幹のわりに葉が小さい木です。栄養が足りているか心配になりますが、日陰としては機能しません。
バオバブです。説明はブログを参照してください。
バナナです。まだ初期段階です。赤いつぼみの中に子バナナが潜んでいて、徐々に下に身を付けます。赤いつぼみも市場とかで売っています。皮をむいて、中の芯をサラダなどで食べるそうです。
帰り際に高さを表現したくて撮影したものですが、やはり写真ではよく伝わりません。ジャカルタにもびっくりするほど大きな木がたくさんあります。当地は台風がこないためでしょうか。でも、園内で倒木を数本見ました。皆根元から倒れていて、放置されていました。                          いかがでしたでしょうか?                    以上で、写真集を終了します。                  最後までご覧いただき、ありがとうございました。


ウィングフォイル合宿を敢行

 ウィングフォイル合宿を敢行しました。しかし、私が伝えたいのはそれではありません。

とりあえず合宿の概要を記載します。

なんとかウィングフォイルの練習をしたくて、しかし、風が安定しない当地での待ち時間や、道具の片付け時間等に待っててもらう運転手さんに忍びなくて、海辺のホテルで二泊三日の合宿を敢行しました。結果、風が一向に吹かずに結局乗れませんでした。

さて、本題に入ります。ローカルホテルステイには万全の体制で臨みました。入室後、すぐにUSB電源の蚊取り器をセットし、夜に備えました。

散歩しながら周辺を散策して、もともと初日は風が吹く予報ではなかったため、ゴロゴロしながら夕食に臨みました。案外、雰囲気のあるレストランで、美しい夕日を眺めながらのディナータイムです。ビールを飲みながら、辺りが薄暗くなってくると、足元に蚊の大群が押し寄せてきました。なかなか活性が強く、倒しても倒しても減る気配がありません。早めに降参して食事を切り上げ、部屋に逃げ込みました。

夜です。寝ていると、耳元で不吉なプ~~~ンという音が聞こえます。足元はすでに被災しています。枕元に蚊取り器があるにも関わらずです。オソルベシ。

結局、薬が効かなかったのか、効く前に攻撃してきたのか、また急速に耐性を身につけたのかの真相は分かりませんでした。こちらの安めのホテル、ヴィラでは通気のため外とつながっている箇所があり、自由に行き来が可能です。そのためいつも蚊取り器を常備して対応していたのですが、今回は惨敗でした。

帰りの車で運転手さんに「蚊が多かった。蚊は気にならないのか?」と聞くと、全く気にならないとのこと。「痒くないのか?」と聞くと痒いとの回答。カオスである。

最近、当地の花王がアースの販売網を利用して、バングラで新製品を発売しました。リンスの効果を利用して、蚊の羽に吹き付けると死ぬまで飛べなくなるそうです。毒性が全く無いため、子供や室内でも使用可能とのこと。バングラではデング熱の感染が社会問題となっており、画期的との内容です。1缶、400円ぐらいだと書いてありました。

そもそも蚊を気にしない人たちが、高価なこれを購入して使用するでしょうか。今後の推移を見守りたいと思います。


2024年5月23日木曜日

東洋最大級のボゴール植物園

 規模、植種ともに東洋最大級の植物園、ボゴールに行ってきました。目的は当然、世界一大きいといわれるラフレシアとショクダイオオコンニャクです。

まず、ボゴールの印象についてですが、ジャカルタから電車で向かいました。10分おき程度で出る車内はほぼ満員です。外国人はいません。ご婦人と年配の方が多い印象です。

途中の駅で、年齢不詳の太っているのか、妊婦さんか不明のご婦人が乗り込んできました。ホームと電車にかなりの段差があるのですが、おじさんがサッと手を出して、アシストしていました。後で腹帯をしていたので、妊婦さん認定です。また、紳士な感じの男性は、背の低い年配のご婦人方を手すりの方へアテンドしていました。あまりの自然な行為にとても驚きました。


ボゴールの駅前には大きな公園があり、人も屋台も多く、とてもエキサイティングです。足となるレンタルバイク店に4軒ぐらい行きましたが、全て出払っている。週末は予約が必要ということで徒歩で植物園の正門に向かいました。

立派な正門ですが、チケット売り場はへぼいテントです。一番安い自転車MTB 200円/hを3時間借り、いざ出発です。最初に別途有料の博物館に行きました。動物の剥製から昆虫標本、魚の模型等があり、ひっそりと今回の目的の模型もあったため、保険で写真を撮りました。

園内はとても広く、避暑地の軽井沢とも呼ばれますが、全然暑いです。ただ、高い木が多くて日陰は十分にあるためなんとか回れましたが、広場の日向は要注意です。見どころはというと、板根(ばんこん)という三角に広がる板状の根で、高い木の足元を支えるものです。確かに立派な板根の上を見上げると高くそびえています。日光杉クラスの巨木が沢山ありました。園内には大統領官邸があり、池にはオオオニバス(蓮)と南方系の大ぶりな花がキレイに咲いていました。メキシコ地区では多様なサボテン類がいきいきと成長していましたが、下品な落書きが気になりました。ソーセージノキは圧巻で、落ちている実の断面を確認しようと試みましたが、非常に硬くて解剖ができませんでした。目的のブツは注意深く捜索しましたが、見つけることはできませんでした。

蘭館では、南国らしいカラフルな胡蝶蘭が咲いていました。以前にセッコクというランを生育したことがありますが、デリケートで断念しました。茎の感じはそっくりですが、世界中に固有種があることを知りました。

お楽しみのレストランでのビール🍺チャージですが、すでに販売していませんでした。死んでしまうので、やむなく水を飲みました。

バオバブの写真を載せます。これも雨樹木だそうで、乾季は葉を落として水分の散逸を防止して、タップリとお腹に蓄えた栄養で凌ぐそうです。過去の変な木を参照してみてください。

方々で聞いてみたのですが、ついにラフレシアは発見できませんでした。ラフレシアは根も葉も茎もなく、光合成も放棄したそうです。雌雄同体で短い開花のため、強烈な腐臭を放ってハエを誘き寄せるそうです。人工的に初めて開花を成功させたのがこの植物園です。せめてものお土産にと購入予定のぬいぐるみも発見できませんでした。売り切れ?

開花した場合は国内でニュースで報じられるため、ぜひ再チャレンジしたいと思います。


2024年5月11日土曜日

ベトナム ホーチミンシティー

仕事でベトナムのホーチミン市に行ってきました。一応、業務のため軽めに報告します。

到着後の夜の移動中に撮影したオペラ座です。若者で活気にあふれる印象です。インドネシアより車等の運転も穏やかです。これなら歩いて道路を横断できそうでした。

 歩道まであふれている人たちを見て、何かと尋ねると「カフェ」との回答。小さな椅子でおしゃべり等を夜遅くまで楽しむ文化だそうです。


ベトナム戦争博物館に行きました。屋外にはレプリカの飛行機や武器が展示してあり、屋内は写真が中心でした。意外と多くの外国人が訪れていて驚きました。展示の主旨は、アメリカはひどい国だ!というもので、アメリカが唯一負けた戦争という紹介文がありました。

ベンタイン市場に行きました。期待以上にエキサイティングな場所でした。前の二軒の両替所に行列ができていたので、みなさんあわてて換金しているようでした。ナイキ等のブランドもベトナムで生産しているそうで、真偽は不明のブランド品から、時計、食品、またコピルアクのベトナム版までありました。ぜひ、覗いてみて下さい。


ランドマーク81です。東南アジアで最高層の建物だそうです。


さて、ベトナムといえば何を思い浮かべるでしょうか?答えはビールです。世界一ビールが安い国として広く?知られています。ブランドとしてはハノイとサイゴン(ホーチミン市の昔の呼称)がトップブランドです。100円でいろいろなビールが楽しめます。(日本のサッポロ含む)

現地の流儀に従って、市場で疲れて、あまりにも暑いために、小さな果物中心の八百屋でビールを購入し、小さなプラの椅子を借りて、店先で飲みました。バグースです。貧乏人に見えたのか、はたまたベトナム人の優しさか、つまみに米菓子をくれました。ビールはもちろんおかわりです。

残念ながら、ムスリム帯同のため、ハラル中心で、ベトナム料理はほとんど食べれませんでしたが、おおらかで熱量あふれる東南アジアの雰囲気は満喫できました。次はバイクでも借りて、のんびり楽しみたいと思いました。ただし、長期の場合は痛風になるでしょう。

ロンボク島 ~ピンクビーチの謎~



世界には七つのピンクビーチが存在すると言われています。最も有名な場所は、インドネシアのコモドドラゴンで有名なコモド島にあります。ピンクに見えるのは、赤い珊瑚のかけらが混じり、全体にピンクに見える現象です。ロンボク島の観光名所を調べていると、島の南東部のピンクビーチに関する情報がありますが、絶賛する人から、陸路では辿り着けないとの未確認情報。Googleさんで調べるとピンクビーチが1〜4とか多数存在し、正確な情報が得られないため、自力で調査(踏査)することとしました。


手がかりの地図がこちらです。
赤丸から踏査しました。
細い道をバイクで進むと、素敵なビーチがありました。
小さのお店があり、関係者三名ほどがのんびりと過ごしていました。
小さな子供たちが、ゴミ拾いをしていました。
なかなか情況が把握できない感じでしたが、本来の目的であるシュノーケリングによる調査を敢行しました。
浅瀬だけ小さな波で濁っていましたが、少し沖にでると、バグースでした。珊瑚も健全で、美しい海でした。あまり潮流もなく、魚種も豊富で、なぜ観光客がここに来ないのか不思議に感じるほど素晴らしい体験です。
沖の調査が終わり、いよいよビーチです。薄ピンクです。
光の加減でも、色合いが変化しますが、ピンクかというとうーんというレベルのピンクです。砂みたいな珊瑚の粉砕された屍を手に取って見ると、真っ赤な粒が確かに混在しています。

海から上がって、休憩しながら周りを観察すると、ゴミ拾いに飽きた子供たちが、ふりちんで海で遊んでいます。遠くを見渡すと、ピンクっぽいビーチが各所に点在しています。ピンクビーチ銀座です。

違うところも調査しようと思い、地図写真のお気に入りのハートマークに移動しました。これまたバグースです。誰もいません。無料のプライベートビーチです。特有の入場料、駐車料金も不要です。アクセス等開発する意思は感じられませんが、そのためか、近くのビーチには、船でアプローチしている観光客もいました。

総評として、南東部の半島にあるビーチは全てピンクビーチです。泳ぐのであれば、南側は波が高いので、北東面が良いでしょう。ピンク度合いについては、日々と太陽の位置にもよりますが、写真撮影だけが目的の場合は無理して行かない方がよいと思います。アプローチが困難なことと、開発されていないため、お店もありません。しかし、プライベートのピンクビーチをゆったりと楽しみたい場合は、しっかりと準備(飲み物、日焼け対策、アクティビティ等)して訪れることを本当にお勧めします。

王道 ナシチャンプルについての考察

2024年5月8日水曜日

インドネシアの保存食に対する考え方

 私は毎朝コーヒー牛乳、いやカフェラテを飲みます。

インドネシアに来て、最初に驚いたのが常温保存牛乳です。しかも賞味期限は1年です。生水の危険性は事前に勉強してきましたが、こんなところにも刺客が。でも大丈夫です。高温殺菌はOKです。日本では風味を損ねない様、低温殺菌して、念のため冷やしているそうです。当地でも健康のため牛乳の消費量が増えているため、輸入しているそうです。

次はチーズです。これも日本が生んだプロセスチーズのため大丈夫です。味はまあまあですが、溶けるチーズも食べたいと思い、溶けると書いてある5枚入りスライスチーズを購入して開けてみるとすでに溶けていました。フィルムから離れません。どういうジョークかと思いながらスプーンでこそいだら団子になりました。購入後はすぐに冷やすことをオススメします。

たまごです。日本でもスーパーとかでは常温の場合があります。見た目も同じですが、品質管理がまったく異なります。サルモネラ菌です。生卵を食べる?れるのは日本だけということを初めて知りました。※ユッケとかにもあるよね

魚介類、こちらはよさげなスーパー以外、市場は確実に常温です。魚の目はすでに死んでいるのですが、白濁しています。イカは強烈なにおいで、表面が白濁しています。屋台の貝類は、恐ろしくて食べたことがありません。一度、よさげなレストランでカキフライを頼んだら、危険なためか揚げすぎで、中のジューシーな水分が全くありませんでした。スカスカ

ネシア人の魂、サンバルがあります。前に韓国の農村で1haぐらいの敷地に10cmぐらいの唐辛子がびっしりと干してあり、びっくりしましたが、こちらでは干しません。年中取れるからです。生唐辛子の攻撃性は強力です。スディキット(少し)という単語で被爆の被害を最小限にとどめましょう。

庭にはバナナ、あちこちにマンゴーがあります。米の量り売りもよく見かけます。冬に備えての保存食は必要ありません。以前に酒のあてに小魚と小さなイカの干物を購入しましたが塩がきつくて血圧が急上昇しました。二度と買いません。

お陰様で日本の安全性を含む良さを知れました。一時は生卵を食べる術を模索しましたが、ここに順応することにしました。今は生サンバルを特訓中です。



2024年5月6日月曜日

バリ島 サヌールのススメ(2/2 朝日編)

 インドネシアでは、サンライズツアーというのをよく聞きます。ご来光でなにかご利益があるのでしょうか?あまり興味が無かったのですが、前にサヌールに宿泊した時に管理のおばさんがビーチから見える朝日がきれいで、毎日歩いて、朝日を観ながら通勤しているという話を聞いて、一度は観に行こうと決めていました。いざ、決行です。

日の出が6:20ということで、30分前に徒歩で出発しました。6時ぐらいにセガラビーチに到着した時の写真がこちらです。掃除の人も含めて、案外沢山の人がいます。残念ながら雲が多く、水平線の朝日もアグン山も見えませんでした。

辺りを散策していると、至近にウミガメの保護施設(Sindu Dwarawati Turtle Conservation)を発見しました。ここも訪れたいと思っていたのでラッキーでした。

写真左奥にはウミガメの卵の孵化場所(後で知りました)があり、上に網がかかっています。覗いてみると、なにか小さなものが動いています。何かと思っていると、係のおじさんが来て、網を開け発掘を始めました。

亀の卵の孵化です。びっくりです。

一匹目が自力で生き埋め状態から這い出し、お知らせしたことにより、人力発掘が始まりました。完全に卵の殻から出ているものが15匹ぐらい、半分が2匹、まだ割れていないのを確認して、埋め戻していました。確かに、下の方のベビーは自力脱出が困難だと思いました。感動的な場面に立ち会えたのですが、おじさんは誰に伝えることもなく、黙々と作業しているため、周りの人たちも誰も気づきません。いいんかい?

そうこうしてるうちにサンライズを迎えました。雲の上から全貌をあらわし、無事写真に収めることが出来ました。しばし、余韻に浸ってから、了承を得て、ウミガメ施設を見学させてもらいました。

セマッ!!というのが第一印象でした。かわいそうという意見もあるそうですが、近くで3種類の亀がいること等を学びました。ちなみに生まれたばかりの子亀は泳ぎが下手で、前進しかできません。そのため、必ず隅の角に行き着きます。(添付写真参照)

早起きは三文の徳でした。皆さんも旅行先では、早起きして、近隣を散歩するのも良いでしょう。参考まで。



バリ島 サヌールのススメ(1/2 価格編)


 日本のGW前半にバリに行ってきました。円安で大変という声が聞こえてきますが、円に対するルピア相場はほとんど変わっていません。そのため、円による価格を中心にお届けします。特にウィングフォイルの関係で、よくサヌールに行きますが、そんなサヌールの魅力と穴場情報を紹介します。今回は、機動力のあるバイクをレンタルして現地に乗り込みました。

空港からは高速が便利です。ただし、当地オリジナルのカードが必要で、今回は隣りのレーンの外国の方に貸してあげました。通行料は車が100円、バイクが55円です。

サヌールの南側に大きな公園兼駐車場があり、いつもそこに止めます。料金は車で50円、バイクで20円です。うっかり小銭が無くて、こちらの最大紙幣の100,000IDR(千円)を出すと、くしゃくしゃの5,000IDR50円)札が19枚返ってきます。

まずは、遅めのウェルカムランチです。バッソとサテ(豚と魚を5本づつ)、ビールの大びんで800円ぐらいです。

バリ島にワイナリーを持つHatten WinesBaliに試飲に行ってきました。知名度が低いためなのか、他のお客さんがいなくてのんびりと試飲できました。おつまみなしのバリ産ブドウのコースで2000円です。

次は、バリ人民闘争記念碑(Monumen Perjuangan Rakyat Bali)です。住所はデンパサールですが、東に位置し、近いため紹介します。広い公園内の中央にモニュメントが建ち、二階はジオラマの展示、上は展望台です。バリが一望出来て、ヤシの木以上の建物の建設は禁止ということが感じられる景色でした。全て無料ですが、観光客どころか地元の人もいません。展望台は貸し切りでした。立寄る程度で十分ですが、ぜひ行ってみてください。

食事はというと、デンパサールに近づくほど、ローカル価格に近づきますが、ビーチでビンタンビール小瓶を頼んだら、300円でした。300円?(安いねと言いたかった)と聞いたら、50円返してくれました。本当は250円だったみたいです。みなさんも適正価格を把握して、高い場合はマハール!と抗議しましょう。

バリ島に住む人は、インドネシアの中でも特に意識が高く、世界有数の観光地を意識しています。観光客が楽しめて、また来て欲しく、ビーチのゴミとかぼったくりを抑制しようという考え(おもてなしっぽい)が浸透しています。のんびりと過ごしたいのであれば、ヌサドゥアとかサヌールが個人的にはお勧めですが、アメドとかも良いでしょう。

くれぐれも適正価格を把握して、それぞれの街の魅力を感じつつ、バリを堪能してほしいと思います。


バリ島のお土産についての考察 おやつ編

 世界一の島嶼を有するインドネシアにおいて、外国人の60%以上が入国するのがバリ島です。そんなバリ島のお土産について自分なりに考察してみました。

まずは右下の、Monggo Choco です。

カカオの使い方を知らないインドネシア人に代り、ベルギーの人がジョグジャカルタで立ち上げたブランドです。口溶けにこだわり、ココアバターを100%使用しているのが特徴です。高級感はありますが、若干お高めです。

次にその上のSilver Queenです。カカオ生産量世界第三位を誇る、国民から愛されるブランドです。コンビニ等、どこでも販売していて、安価で美味しいため大好きです。甘いものは通常食べませんが、これだけは別です。ピンクのストロベリーヨーグルトと写真緑の抹茶を交互に食べています。特筆は、抹茶の包装紙の裏側に抹茶の産地が記載してあります。日本のNishioです。詳しくはご自分で調べてみて下さい。お土産に超お勧めですが、ネシアあるあるでたいてい一度溶けている場合があるのが弱点です。

右上がローストピーナッツです。Baliと書いてあると、程よいローストされたものとなります。価格はピンキリでインドマートのやつが安いのですが、品質(ロースト)にばらつきがあり、生っぽいのは美味しくありません。購入時によく目利きしましょう。色で判断です。白っぽいのは避けましょう。

左上が10円おやつです。日本でいうと「キャベツさん太郎」という位置づけでしょうか?おかしでいうと、日本には無い「キャッサバチップス」がお勧めです。ポテチの堅焼のイメージです。


最後に個人的に好きな、植物性のオーツミルクを使用したコーヒー風味の飲料です。シンガポールの会社ですが、100%インドネシアで生産しています。こちらの人には甘くないと言われそうですが、私好みです。こちらもどこでも手に入ります。

お土産には、試食してお勧めできるものを選択するのがお勧めです。ぜひ、最寄りのコンビニで購入して、お試しください。


2024年5月3日金曜日

インドネシアの害虫たち

 愛すべき?インドネシアの害虫たちを遭遇率順に紹介します。

1.蚊・・いわずもがなの害虫ですが、こちらではデング熱の媒体となるため、特に注意が必要です。がっ、ローカルはあまり気にしません。そのため、自分の身は自分で守る意識を身につけましょう。電池・液体系の蚊取り器をお勧めします。あなたの安眠を約束してくれるでしょう。

2.あり・・害は無いのですが、屋内にも侵入してくるため、厄介です。コンセントの穴から行列をつくることもあります。しかし、アリの巣ころりで完璧です。最近は室内でお会いしたことがありません。

3.カメムシ・・こちらもあまり害はないのですが、満月の前後に大量発生します。夜に活性化して、光に集まろうとするため、コンビニの入り口付近では侵入者と店員の攻防が繰り広げられます。あやまって踏んだ時のプチッとした感覚が嫌いです。外灯の下を通ると、服への付着や髪への侵入、口に入ってきたりします。がっ、現地の人はあまりきにしません。においはやや控えめです。

4.トムキャット・・最近、朝によく遭遇します。最初はありだと思っていたのですが、アリの巣ころりの効果がないこと、いつも単独行動のため、よく調べてみました。この記事を書くきっかけとなった害虫です。正式名称はハネカクシという昆虫でやけど虫とも呼ばれます。カブトムシに近いそうです。納得です。なんと、日本全国にも生息しているそうですが、かつて日本で遭遇及び被害にあったことはありません。

5.チャドクガの幼虫・・みんなでフットサルを楽しみ、疲れて人工芝みたいな床に座ったりしていました。翌日、全員が赤い発疹みたいで痒いという症状を訴えていました。ローカルの蛾だという情報をもとに推理した結果、蛾の幼虫である毛虫と推測されました。現認はしていません。こちらも日本にいます。椿の葉っぱが大好物で、伊豆の大島、利島によくいました。千葉の公園でも椿の葉っぱにびっしりと付いて、食事中のを見かけたことがあります。

以上が私の遭遇率順の害虫ランキングでしたが、全て日本にもいます。ただし、熱帯のため活性がよいためか、すごく気になります。現地からの報告でした。 -おわり-



ラケルに行ってみました

 ある日曜日の昼下がりに、娘のデザートの半額券があるから、スポンサー募集中という要請を受けて、二人で出動しました。 説明しよう! 近所にあるラケルとは、古くから定着している店舗で、どうやらオムレツをメインとしたチェーン店風のお店です。 店内に入ると、あまり多くはない席がほぼ満席で...