バリ島を代表する料理としては、やはりナシチャンプルでしょう。ではバリオリジナルかというと、インドネシア全土、はたまたシンガーポールやマレーシアでも広く愛されています。要はごはんとおかずのセットメニューです。ただし、呼称は別です。
一般的には、そこで食べるか持ち帰りのブンクスかを選択して、ご飯に好きなおかずを指さして、店員さんがよそってくれて、最後にサンバルを載せてくれます。そこで食べる場合はお皿によそって、みそ汁文化が無いためにドリンクを聞かれます。ブンクスの場合は紙かバナナの葉に包んでくれて持ち帰ります。
おかずはというと、ここに地域の特色がありますが、単価がお高い順に肉、魚介、卵、豆腐、野菜です。
肉というと牛(かつて世界一といわれたルンダンという煮込み料理)、豚(バリではバビグリンが有名ですが、ムスリムは食べません)、やぎ、鳥(超メジャー、揚げ、焼き、煮込み)です。魚介というと、手のひらサイズの魚の揚げ、焼きが中心で海のそばだとエビ、イカがあります。
卵はお野菜の入ったオムレツか、煮卵です。ほぼ豆腐のタフ(TAFU)ですが、素揚げが基本です。小さく切って揚げた後に味付けしたものは、お肉と間違えてしまいます。
野菜ですが、キャッサバの葉、空心菜、ブロッコリーとか様々ですが、ここに地域の特色がよく反映されます。ロンボクで食べたインゲンのピーナッツあえはとても美味しかったです。
最後にトッピングとなるゴレンガンと言われる揚げ物です。チャンプルの場合は薄くてカリカリのテンペです。通常のゴレンガンではテンペの他にタフ、野菜、おやつのバナナとかありますが、ビールと共に頂くのが大好きです。ヤシの木から取れるパーム油が安価であるため、揚げ物が非常に安価で多く、こちらに来て四ヶ月で10kg、腹囲が12cm増えました。最近は自分にご褒美の時しか食べません。
オーダーはというと、まずご飯ですが、白米(ナシプティ)の量が多いので少なくしてもらいましょう。ただし、金額は変わりません。約50円です。お好みのおかずを指さします。ひとさじ単位の量売りです。肉系は100~50円、野菜系が30~20円です。(推定単価)ブンクスの場合はその場で支払いますが、その場で食べる場合は食後に支払います。理由は、エビせんべいとか、店によってはサテ、また、水などを頂いて最後に清算するシステムです。くれぐれも食い逃げしない様お願いします。
私は見習いのころは、お肉中心でオーダーしていたため、お値段高めのさらに骨付きのため食べにくかったです。常連のおじさんは、ご飯多めのおかず野菜1点で野菜のお汁をかけてもらって、もりもり食べていました。最近は豆腐とお野菜中心に四品ほどで150円ぐらいです。
ネシアの人は、基本手(右手のみ)で食べます。これが、特にチャンプルでは合理的です。おかずをご飯にあえて、ぎゅっとして口に運びます。こちらも西洋と同様にお皿を持つのは上品ではないため、みなさんきれいで上手に食べます。
サヌールでサンライズの後の帰り道で、お弁当チックなナシアヤム、ナシバビを見つけましたが、これも立派なチャンプルです。少し小ぶりでしたが、60円です。ゴレンガンを2個付けて、ホテルに帰り、ビールと共に美味しく頂きました。計80円でした。
ぜひ、ローカルワルンのチャンプルにチャレンジしてみて下さい。
注意:
写真は60円のものではありません。
かなりのよくばりバージョンです。
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