深夜番組で、命と寄り添う動物として、バビルサが紹介されていました。それだけでは食い付かないのですが、なんとインドネシアの固有種だそうです。インドネシア語でバビがブタ、ルサが鹿です。つまり、豚鹿という安易なネーミング。ちなみに、カブト虫はクンバン、クワガタはクンバンルサです。2本角が生えていれば鹿にしようと決まったみたいです。
話を戻して、角が伸びすぎると頭に刺さり、死んでしまうこともあるそうです。
運転手にバビルサを知っているかと聞くと、よく知っているとのこと。ラグナンに沢山いるとの情報を得て、ムスリムは豚は不浄で食べないことから、種の保存に成功したと確信しました。
年の瀬も迫る土曜日に突撃です。大混雑です。計画していた電動バイクレンタルもあまりの人の多さに断念です。インドネシアあるあるですが、ダンボールを販売している人がいます。初めは訳も分からず、何に使うのとの問いに、座っても、昼寝しても、子供と戯れても自由にみんな使っています。との回答。納得した次第です。
園内では、既に場所取り係の年配のポツンとお母さん、ノンアルコールの昼食会と全く動物を鑑賞する気のない人々で溢れています。大きな木の木陰は沢山ありますが、グングン上がる気温と広い敷地、分かり難い看板で、ターゲットを絞って作戦決行です。
まずは見たことのないコモドドラゴンです。散々探してたどり着くと、なに見てんだよとばかりの鋭い眼光。コモド島では頂点に君臨するその雄々しい姿に感激しました。ネクストターゲットのバビルサは反対側です。トボトボと歩いていくと、やはりインドネシアを代表する森の人、オランウータンです。園の中央付近に、スマトラ種とカリマンタン種がのんびり過ごしていました。
立派なツノを持つ鹿(ルサ)の横を通り、遂にバビルサです。居ません。割合広い敷地内を探すと・・・
もっとも涼しいであろう、その場所に 簡易テント内に潜伏していました。微動だにしません。
間隙をぬって撮影した写真をお届けします。思ったより細かったのですが、よく鋭利に刺さりそうです。昼寝をしてたら死んじゃうかも。とか考えつつ、公園を後にしました。
園内の池で楽しそうに乗っている白鳥?ボートのすぐ脇に、高齢と錆びたために天寿を全うした白鳥墓場がやけにシュールだったため、写真をお届けします。
結論としては、昔、横浜の動物園に日本で初めてオカピが来ました。アパ?という感じでしたが、とりあえず見に行きました♪今年は10年ぶりに赤ちゃんが生まれたそうです。
コレを機会に、ぜひバビルサを憶えてください。ミンタです。
ラグナンには、空いている平日に来ましょう♪ 終わり