インドネシアの朝食といえば、ど定番がアヤムブブル(鳥粥)でしょう。それを技術の結晶により、即席化を果たした商品です。百福さんもびっくり。
ジャワ島の朝は、道路沿いに必ず数軒の専門店であるカキリマ(屋台)で提供されます。白が定番ですが、ターメリック、他香辛料添加の黄色もあります。
作り方を説明します。まずは内包物の説明です。分かりやすいように番号の表記があります。説明すると①が米の素です。②が味の決め手となるアヤムスープの粉末です。
下の段に移り、左が仕上げのトッピング、クルップ(えびせん)です。右はお好みですが、上からオニオンフライ(多分、確認し忘れて食べてしまいました)、サンバル(そこまで辛くはありません)、ソースマニス(甘めのウスターソース)です。
施工手順はパッケージ表に記載されています。簡単です。まず器を用意して、①と②を開封、投入します。写真3の状態です。
お湯を注いで、説明では粘りが出るまでかき混ぜてからとありますが、私はカキリマ風に即座に右トッピングを下から順に投入しました。それが写真4の状態です。
最後にみんな大好きのクルップをのせて完成です。
完成度を高めたい場合は、鶏肉(ちぎって食べやすくした物)、カチャン(乾燥した豆類ー食感を楽しむためか必ず入っています)、薬味(ネギやパクチーなどお好みで)などの手を加えると良いでしょう。
私が驚いたのは、価格の安さ(30円ぐらい)もそうですが、梱包の丁寧さとインドネシア人に寄り添うその開発姿勢です。「プロジェクトX」で取り上げたいぐらいです。
朝、カキリマに行けば80〜100円で熱いお茶もセットで提供されている中で、この商品開発の挑戦は賞賛に値すると思いますが、めんどくさがりの国民からは、残念ながら厚い支持は受けていないようです。
一技術者として、最初に出会った時、指示通りに作成して試食した時の感動は今でも鮮明に覚えていますが、いうても炭水化物です。ゆる〜いダイエット中であるため、あまり食べないようにしています。
米がなければ食事ではないというインドネシアです。
日本でも米騒動が勃発していますが、ここインドネシアでは米の価格を安定させることで、政治の安定が保たれるそうです。米の3割程度を輸入していますが、最大の輸出国であるインドから調達しています。さらなる安定化を図るためにカンボジア等とも折衝しているそうです。
どうでも良いお話でした。ゴメン
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