2024年7月24日水曜日

インドネシアでEV車戦国時代を占う

日本にいると、EV車への関心が薄いと感じます。少し裕福で環境に関心がある人がテスラに乗っているのを見かける程度です。世界はどうでしょう。23年はテスラと中国BYD2強でEV車の35%を占めて、300万台以上販売しました。

前置きが長くなりましたが、先週からジャカルタで国内最大のモーターショーが始まりました。各国のEV勢に対して、迎え撃つハイブリットの日本車勢という構図です。

諸事情を簡単に説明すると、自国産業保護のため、インドネシア国内で生産しない場合、完成車を輸入する場合は高い関税がかけられます。古くから取り組んできた日本勢は、車はトヨタ、バイクはホンダが高い信頼とシェアを誇ります。

話は変わり、EVに不可欠なバッテリーについて、今の主流はリチウムイオン電池です。そのリチウムは、オーストラリア、チリ、中国で90%の生産量を占めますが、ニッケルも必要でその最大の産出国がこのインドネシアです。そのため、国策として補助金を出し、EVの普及を促進しています。(特にバイクは8万円ほどの補助金が出るため、安いモデルでは実質2万円程度で購入可能です。)

23年は早くから取り組んできた韓国現代(ヒュンダイ)が高級ながらも販売台数を伸ばしてきたのですが、欧米から締め出されそうな中国勢が驚異の低価格(HVより安い)で攻勢をかけてきます。迎え撃つ現代は充電網を整備しています。知名度は低いですが、ベトナム最大財閥のビンファストも参入です。インドネシアで成功すれば、その影響は東南アジア諸国に波及すると考えられます。まさにいま開戦です。

インドネシアは産油国でありながら、ガソリン(ここではベンジンと言います)の値段は日本とほぼ変わりません。GSは国営プルタミナの他にビン詰めでも販売しています。安価なパーム油の搾りかすからバイオ燃料も作っています。

道路事情はというと、がんがん高速道路を整備していますが、ジャワ島のジャカルタ周辺といったところでしょうか。地方では未舗装路もあり、積載制限が無いことと高温のためアスファルト舗装は長期間もちません。そのためコンクリート舗装に改修するところもあり、飛ばしすぎると段差等の縦振動がえぐいです。

車の用途、嗜好、家族構成などや、ジャカルタのひどい渋滞、大気汚染の問題。お国柄や地域性の中で、全体の日本勢の優位は変わらないと考えますが、中国勢のEVがどこまで食い込んでくるかの推移を見守りたいと思います。(だって、新聞の内容が車と電池が占めてるんだもん)



2024年7月20日土曜日

草津温泉にいってきました。~温泉考察編~

一泊二日で草津温泉に行ってきました。硫黄系の硫化水素臭のする殺菌効果の高い良質の温泉でした。インドネシアでも温泉巡りを敢行していたため、今回は温泉先進国の日本人として泉質について考察してみました。

泉質については10種類に分類されます。

1.単純温泉 道後温泉他多数で無色透明、他に比べると低刺激のため長湯が可能です。美人泉とも呼ばれます。

2.塩化物泉   3.炭酸水素塩泉 

4.硫化塩泉   5.二酸化炭素泉

6.含鉄泉    7.酸性泉

8.含ヨウ素泉  9.硫黄泉

10.放射能泉  長くなるのであとはご自分で調べて下さい。

 日本では古くからの自然湧出系の他にどん欲にボーリングで掘り当てたりしたため、場所も種類も豊富で鑑定書までつきます。インドネシアはというと、天然もののため、数も少ないですし、山岳地帯に存在します。ほぼ硫黄系で日本では立入禁止レベルの硫化水素が噴出して命がけです。ただし、湯ノ花と呼ばれる白い不溶性成分が沈殿したものは使いたい放題、肌に塗り放題です。しかし、ほとんど脱衣所も洗い場も存在しません。シソロ温泉(別記事参照)では川の上流で湯ノ花を塗っているのかと思ったら、ただの持込シャンプー中でした。下流でやってくれとおもいつつ、寝そべって露天を楽しんでいると、上流からごみのペットボトルが流れてきました。

 長くなるので、戻って草津温泉ですが、こちらは歴史も古く、豊臣秀吉にすすめられて徳川家康が江戸に運んだともいわれ、有名な湯畑の柵は私が敬愛するかの岡本太郎先生のデザインだそうです。酸性度が高く、殺菌効果が高いためか、トムキャットにやられた傷が化膿することなく、完治しました。本当です。

西の河原公園や湯もみショーも良いですが、おすすめは「イデユコゴメ」という温泉藻です。pH2以下の55度近い環境でも生きていられる生物です。緑色で湯畑でも観れます。エメラルドグリーンで奇麗なのですが、あまり推してはいません。ぜひ探してみてください。次回は近隣のおすすめ観光箇所の紹介です。こうご期待!


写真の説明をさせていただくと、上から

西の河原の源泉です。国道のすぐ横なのですが、ここは日本で当然立入禁止区域です。湯気でなんの写真か分からないため説明しました。

次が西の河原温泉(男湯)です。金曜の午後だけ水着着用の混浴?熱いプールになります。写真は拡大しないでください。

温泉に貼ってあった温泉藻の説明です。(証拠品)

最後が二番目の写真の奥の柵から撮った写真です。温泉が川になっています。下流で適温となり、足湯になります。

テイラーさん

私の娘は中の上ぐらいのSwiftyです。東京ドームの興奮の後に撮影した写真を雑誌に投稿しても良いかということで、OK後に無事採用されたものです。

アジアでの開催は、日本とシンガポールだけだったのですが、シンガポール政府が主催者と独占契約を結んだため、近隣諸国から批判されました。東南アジアで唯一とするよう要請して、一定の報酬を提供して合意したことを認めました。6日間公演で多額の経済効果があったそうです。インドネシアも軽めに抗議したことが新聞に載っていました。

昨年ジャカルタにコールドプレイが来たときは、ジャカルタ市内のホテルの予約もいっぱいで、かつ値上がりしていました。確認したら、海外の大物が来ることが珍しいためだそうです。

 ツアーの放映権はディズニーが巨額で購入しました。ペイできると踏んだのでしょう。ディズニープラスで絶賛放映中です。 


右写真に載っています。お暇で、かつ興味があれば探してみて下さい。

キャー、はずかしいっ💛



2024年7月17日水曜日

おらが町のアヤム市場というか道(ジャラン)

おらが町に生きたアヤム(鶏)を早朝に取引する市場というか、ストリートが存在します。大通りのすぐそばです。

売り手の、バイクの両側に備えたカゴにアヤムを入れて乗り込んできます。取引は静かにおこなわれます。取引が成立すると、素手で片手に最大四羽(と思う)をつかんで帰ります。

個人的には、インドネシアはアヤムの国だと考えています。この地で成功しているケンタは素晴らしいと感じます。

アヤムゴレンをよく食べましたが、骨がメンドーです。骨の側が美味しいと言われますが・・ スペアリブ的な。

鶏からが大好きです。インドネシアの方にも負けないくらい消費してきました。

これからは、美味しい焼き鳥、サテ・アヤムを心して美味しく感謝して頂きたいと思います。

タンクバンプラフ

 バンドンの北に位置するタンクバンプラフに行ってきました。インドネシア語で火山はグヌンブラピ(gunung berapi)といいますが、地元のスンダ語で「お舟ひっくり返し山」という意味だそうです。標高は2084mを誇ります。標高も高いのですが、外国人料金が高いということでも有名です。


車で火口まで行けることもあり、少し下ると天然温泉で足湯も可能です。近くにはチアテル温泉郷やレク施設もあるため、お手軽日帰り観光地です。


ボゴールのサラク山にある、同じくカワ・ラトゥと呼ばれる温泉が湧いている場所があります。こちらの方が湯量が豊富で川になっています。料金もお安いのですが、アクセスが車で細道を行く上に、登山の必要があります。


実は二回目なのですが、少しネシア語が上達したのと価格交渉の目的で平日にチャレンジした実録です。


まず、山への入場料がKITAS所持のため、運転手さんを含めて200☓2名+100(車P)で500円です。


目的地のドマスクレーターは途中からもアクセス出来ますが、とりあえず山頂まで向かいました。ここでもまた入場料を請求されます。値切って1000円で入場しました。行きは下りのためラクチンですが、帰りは大変です。


写真は上から、メインの Kawah Ratu ですが、行ったときは晴れて良く見えたのですが、帰りに撮った写真です。山の天気は変わりやすいため、ここぞのタイミングで撮影しましょう。次が上から撮った Kawah Domas です。次がメインの温泉噴出口です。雨の量で噴出量が変わるそうですが、この日は大サービスデイでした。

足湯に浸かり、本当はタオルを頭に乗せて肩まで浸かりたかったのですが、我慢して帰りました。

バリ島以外では、国内有数の観光地ですが、まだまだ魅力的な観光地があると思いますし、思いたいとも思います。今後もこのブログをのぞいていただきたいと思います。

日本と同じタイミングで紫陽花が咲いていました。思わずパチリ




バンドン Bandong 小旅行①

 インドネシアの第3の都市、バンドンに行ってきました。

高地で若干涼しいため、避暑地としても有名です。一番有名な観光地は、近くの活火山のタンクバンプラフと温泉ですが、以前に訪問したことがあるため、今回は市内を中心に観光します。

バンドン駅からほど近い、ブラガ通りが観光の中心です。近くにホテルを取ると良いでしょう。足として、レンタルバイクを探しましたが、見つからなかったため徒歩移動としました。

地図で表現したかったのですが、うまくできませんでした。すみません。場所はGoogleさんで探してみてください。

Pasar Antik Cikapundung アンティーク市場です。好みが分かれると思いますが、自分でも躊躇うほどの廃墟というか、建物でシャッター中の店舗も多く、誰かが管理しているか、賃料は発生しているのかもわからないレベルの市場でした。懐かしのカセットテープ、初期のファミコンソフト、売り物? 広義のアンティークの範囲内です。お時間があれば・・・

Asia Afrika Fountain 公園ですが、横の通りにコスプレーヤーがいます。ナルトに会えるかも。イベントもよく開催される賑やかな通りです。

Grand Mosque of Bandung バンドンを代表するモスクです。市民の憩いの場になっていて大勢のムスリムファミリーで賑わっています。両側に高い塔があり、展望台になっていたそうですが、エレベーターが壊れた?今は登れませんでした。

定番のアジアアフリカ会議博物館です。学生さんのボランティアもいてなんと無料です。記帳は必要ですが・・ 現地の方は写真撮影に夢中です。特にコメントはありません。

ブラガ通りで水分補給のビールです。意外に保守的なバンドンはお酒探しに苦労します。夜は定番の雨で苦労しました。

翌日の朝、平日でしたが、人通りの少ないブラガ通りでは、新婚さんの写真撮影とか学生さんの建築物模写?等の文化的な側面が感じられて素敵でした。

あまり魅力を感じなかったため、10ヶ月ほどブログを放置していました。

そんなことはありません。十分魅力的な街です。リベンジ旅に乞うご期待!

2024年7月3日水曜日

インドネシアの季節感について

 当地に赴いて一年が経ちました。こちらの季節感について、自分なりに分かったこと?思ったこと?感じたことを書きたいと思います。

まず気温からですが、日中は通年32°です。暑いなーと感じると33°です。今日は涼しいと感じたら30°です。季節の変わり目は、体調を崩しやすいと言われますが、いつ崩せば良いでしょう。とはいうもののエアコンをつけっぱなしで寝てよく体調を崩します。アホやねー

かねてからの心配事で、成虫の期間が短いセミとかトンボはどのタイミングでお嫁さんを見つけるのでしょうか?死ぬまでに大恋愛をして、無事卵を産みつけられるのかが非常に気がかりでした。

雨季の終わり頃でしょうか?2、3月ごろにゴルフ場でトンボが沢山飛んでいました。セミも一斉に鳴き始めました。昆虫たちの恋の季節が無事にやってきたことを確認できたためホッとしました。

話は変わって、当地はフルーツ天国です。ここに限らず東南アジアにお越しの際は、ぜひフルーツを楽しんでください。年中取れるバナナ、パパイヤ、パイナップルもありますが、雨季の初めに取れるマンゴーは最高とか、時期でしかとれないフルーツが沢山あります。こんなところで季節を感じるものかと感じた次第です。

た・だ・し、果物は特に個体差が大きいです。産地も特に重要です。また、食べるタイミングが非常に重要です。マンゴスチンは極上のタイミングであれば、果物の女王と呼ばれるとおり、ほっぺが落ちます。(古) マンゴーは食べるタイミングが重要です。完熟手前が最良ですが、室温で急速に追熟するためグジュグジュでワインみたいになります。かといって早すぎるときゅうりみたいです。※そういう食べ方もあります。バリで食べたパッションフルーツは極上でしたが、珍しくスーパーにあったため購入して食べてみたら、カエルの卵でした。ゴルフ場でランブータンがあり、少し早めですが食べてみたら美味しくて、翌々週ぐらいに友人に勧めたときは、美味しい実はありませんでした。露店で美味しいランブータンを購入した場合、もれなくありが付いてきます♪

注意深く観察しなければ季節感は分かりません。祝日や、ラマダンも季節感を感じるのに一役買っていると思うのですが、クリスマスは祝日ですが、キリスト教徒以外は特に何もしないそうです。なんのこっちゃと思うインドネシアからでした。

ラケルに行ってみました

 ある日曜日の昼下がりに、娘のデザートの半額券があるから、スポンサー募集中という要請を受けて、二人で出動しました。 説明しよう! 近所にあるラケルとは、古くから定着している店舗で、どうやらオムレツをメインとしたチェーン店風のお店です。 店内に入ると、あまり多くはない席がほぼ満席で...