2023年11月27日月曜日

ジョグジャカルタ近郊でのダウンヒルレース

 二泊三日で電車でジョグジャカルタを訪問した中で、一番興奮したことを記載します。

駅に到着して直ぐに、レンタルバイクを探しました。すぐ駅前にあったのですが、信頼できそうな立派な店舗でしたが、パスポートと引き換えということで、やめました。ちょっと歩いて路地内の店で尋ねると、やはりパスポートが必要ということで、車の免許証を預けるという交渉成立。早速借りました。1000円/日です。あとデポジットとして2000円ぐらい預けました。

インドネシア国内で、パスポートと引き換えというのは珍しいので、後で調べたら、カラーコピーでも可能ということで、必要な人は事前に用意しておくことをお勧めします。厳重なのかと思いきや、返すときは一瞥でOKとのこと。(転倒とかによる傷のチェックはなし)おおらかな国民性であるといつも感じます。

早速、グーグルナビでジョグジャカルタに向かう途中で、さすがのグーグルさん。バイクでしか通れない、印象深い橋まで案内してくれました。


完全な吊り橋で、床は木製です。木の隙間から見える川からの高さも十分で、チェニガン島(レンボンガン島参照)に渡る橋以上に興奮しました。写真を撮っている自分を怪訝そうに眺めながら通過する現地の方々でした。

翌日、ピンドゥル洞窟(Goa Pindul)に行きました。スマホのバッテリーが無くなりそうで、帰れなくなりそうだったのですが、勧誘のバイクのおじさんが、大分手前から案内してくれました。怪しいと思いつつ、到着すると日曜なのにガラガラで、すぐに乗れました。スマホを充電させてもらいつつ、3プランの中から①チュービング(大きなタイヤチューブに乗り、洞窟の中を散策するプラン。動力は人力です)と②ボートに乗り、洞窟探検。行き止まりのため、折り返す。動力は手漕ぎのため、お手伝いして時短しました)の2プランを選択しました。鍾乳石はおさわり自由で、大分破損していましたが、観光としては及第点だと思います。帰るときには店じまい中で、お弁当をくれました。

いよいよ帰り道。来るときは大分山を登ったと思っていましたが、バッテリーが気になり、集中できませんでしたが、帰りは暗くなりそうだったので、全力でアクセルを握りました。途中、工事で対面の規制が行われており、赤信号で車をすり抜けて、バイクが前列付近に大集合です。シグナルがレッドからグリーンに変わった瞬間がダウンヒルレースのすたーとです。

暫定で自分の順位を500位とし、1台づつ丁寧に追い越して、順位を上げていきます。老若男女、バイクのスペックも様々ですが、ダウンヒルのため関係ありません。前の動きを予想して、丁寧なライン選択がカギです。コースを覚えていないため、ヘアピン等のブレーキングは苦戦しましたが、対向車に注意しつつ、鮮やかにpassingします。前の車集団に追いつきます。こちらのバスは大敵です。どれも車体が大きいわりに飛ばします。ダウンヒルのため、立ち上がりもそこそこで、道を熟知しているため無駄がありません。が、前の車両に詰まった瞬間を狙い、これも鮮やかにpassing。車も含めて300台以上は抜いたでしょうか。暑さか緊張か興奮か分からない手に汗を握りながら平坦な直線道路に入り、レースは終了しました。

軒並み、インドネシアの交通事情は低評価ですが、キチンとした暗黙のルールがあり、実際に低速で走行する子ずれのお母さんとかには誰も危害を加えません。自分の走りたい速度で走行し、全体の交通に悪影響を与えないことが重要です。渋滞時はバイクの天下ですが、一部の車に敵対勢力が存在し、空いている道路ではロードスターの座をめぐり、熾烈な戦いが繰り広げられます。(※ジャカルタは別です。車両の絶対数が違います)

不思議と事故をみかけません。よく見るのは、積みすぎのトラックが横転して、道路を封鎖していることです。ごくたまにバイクの事故を見かけますが、二輪の結束は強く、救急車を呼ぶ人、また迎えに行く人、交通整理をする人、介護をする人等、協力できることを探して全力でサポートしています。見方を変えれば、美しい光景です。

以上、現地からのレポートを含めて、ダウンヒルレースの模様をお伝えしました。

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