2026年6月23日火曜日

果物の王様、「ドリアン」

 果物界において、王様はドリアンと言われています。女王はマンゴスチンです。

好奇心旺盛な私のドリアンとの初対面は、20年ほど前に、珍しくスーパーで半額で売っていたものです。おそらくスーパーの仕入れ担当が、チャレンジ企画で仕入れてはみたものの、日本人の保守的な客層のために売れ残ったものです。

初めての食感とキョーレツな匂いでした。う◯この匂いです。鼻をつまんで食べると美味しいのでは、と考えたのは、伊豆諸島で生産されているくさい食べ物日本代表の「くさや」でした。その昔に流刑の島で、見回りにきた役人どもに食べられないようにと臭くした等の所説はありますが、焼くほどにキョーレツなにおいを発します。味は良いので、鼻をつまんで食べるか、においが気にならない程度に泥酔するか(その場合は味も解らなくなります)の選択でした。

もう一つは、ヨーロッパ代表のブルーチーズです。こちらも慣れれば的な感覚で食べてみましたが、話しの種程度で、今後欲っしてたべることはないでしょう。ドリアンに話を戻して、鼻をつまんで食べても、その食感も苦手でした。でも、王様と呼ばれるほどです。そんなはずはないと、いつか本物の王様に出会うことを期待していました。

インドネシアに行った時に、ドリアンに再会しました。東南アジアでは一般的に流通していて、スーパー等でラップにぐるぐる巻きにされたドリアンがまるごと結構なお値段で売られていました。それをひとりのおじさんが手に取り、熱心に品定めをしていました。ドリアン愛が感じられる微笑ましい光景でした。

ホテルでは、禁止事項として、名指しは避けながらもドリアンのイラストの上ににおいのきついものの持ち込みが禁止されています。意を決して、スーパーでカットドリアンを購入してみました。家に帰って開封してみると、以前と同じ匂いがして、夢見ていた王様のイメージは崩れ去りました。

ある時、登山の帰りに勧められて、道端の山積みドリアン露店に立ち寄りました。すごく甘くフルーティな香りが漂っています。ツレが店主のおじさんに食べごろを選んでもらって、ロックオン、包丁で割って、いざ実食、とてもフルーティで、やっと王様と出会えたと感じました。五感で味わう自分としては、においは約70%で味覚を減じる効果があります。おそらくドリアンは切った瞬間から、なにかが酸化してう〇このにおいを発するものと考えていました。

この記事を書くにあたって調べてみると、シンガポールの科学者が突き止めたにおいの正体は、揮発性硫黄化合物だということです。その匂いで動物を引き寄せて、種子を遠くに拡散してもらう手助けとなる可能性もあるとのことでした。どちらにしても、揮発性ということで、切った瞬間からう〇このにおいを放つみたいです。

におい繫がりで、世界最大の花といわれるラフレシアですが、開花すると虫たちを引き寄せるために、悪臭を放つそうです。こちらも私が生きている間に見て、香りを体感してみたいもののひとつです。

ドリアンのもう一つの不思議は、ドリアン畑を見たことが無いことです。石垣島周辺では、バナナやパパイヤは自生しています。東南アジアでは、バナナ、パパイヤ、マンゴー、ランブータンはどこでも、ドラゴンフルーツやパッションフルーツの畑も見たことがありますが、ドリアンだけはありません。高価であることと独特の匂いから、盗難を避けるためか、隠れて栽培していると考えられます。たぶんね。

初めてとか五感で感じるタイプの人がドリアンを食べるのであれば、絶対に露店がおすすめです。ただし、1個だとボリュームがあるため、四人以上をお勧めします。また、酒との相性が悪いため、ランチを含めたスケジュール調整も必要です。離れていてもドリアンだと分かる、あの甘い香りとともにドリアンを楽しんでみてください。 おしまい


2026年6月6日土曜日

初夏の漬物シーズンに今年はラッキョウをつけてみました。

 思えば昨年は、初夏の漬物シーズンで梅干しを漬けてみました。カリカリ小梅ちゃんと紀州南高梅です。塩分のあんばいが非常にデリケートです。血圧キープのため、塩分控えめです。しかし、ギリギリ腐らない程度の量は必要です。さらにカビ防止のために、ホワイトリカーを添加しましたが、量が多過ぎて梅酒のようになりました。

2ヶ月ほどが経過して、比較的美味しく仕上がりました。カリカリ梅は難しく、味は良いのですが、カリカリ感はありません。紀州南高梅は、少しお高いですが、素材が良いため柔らかく、上品に仕上がりました。ただし、アルコール臭が強く、皆が喜んではくれませんでした。

一年が経過しましたが、あまり誰も消費してくれませんでした。恒例の土曜日の買い出しにイオンスーパーに行くと、高知の名産、ラッキョウが1kgほど売られていて、漬けてみましょう的な記載がパッケージに表記されていました。少し前にテレビで、高知のラッキョウが特産であること、ラッキョウの活用方法等が紹介されていました。即買いです。

裏面に記載の説明を読みながら、仕込みの準備をします。まずは漬けおくビンです。なにも無いので、梅干しの二つのビンを一つにして(混ぜた)、空瓶をつくりました。ラッキョウを軽く水洗いして、ざるに取ります。漬け汁を作ってから冷まします。ビンに投入して、漬け汁を注ぎ、二か月ほどで食べられるそうです。

簡単です。ラッキョウも下処理がしてあり、梅干しのように干したりする手間もありません。すぐに終わりました。若干拍子抜けです。でも出来上がりは楽しみです。カレーとかに合わせてみたいと考えています。

おまけ①

近年は、いろいろ漬けています。最初は梅酒でした。美味しく出来ました。しかし、すぐに無くなりました。梅酒の場合は私は樽で漬ける必要があるみたいです。もう一つ難点があり、氷砂糖を使用します。まずは、梅の成分がアルコールに溶け出してから、徐々に糖分が溶け出して、梅に馴染んでいくという過程を経ます。若干糖分過多でないと美味しく仕上がりません。

おまけ②

今年は5年ほど前に植えた、ぶどうの木に花が咲きました。初めて実が出来そうです。夢のワイナリーに一歩近づいています。ひと房を残してジベルリン処理をしてみました。説明しよう!ジベルリンとは植物ホルモンのことで、ぶどうの花に塗布することで、種を無くし、果肉の成長を促すものです。しかし、いざジベルリンを購入して、取説を読むと、希釈割合がぶどうの品種により異なります。5年ほど前に苗を購入したため、品種を忘れてしましました。適当に希釈しました。

今年の秋には、ワインの仕込みができる?かもしれませんが、そんなに大量に収穫できるか不安ではあります。何色の実が出来るのかも分かりませんが、赤、白それともロゼにするかの絶賛検討中です。

2026年6月4日木曜日

石垣島から連れ去られたヤドチャンのその後・・・

 期せずして、石垣島から連れ去ってしまった、たぶん天然記念物のヤドカリ、名前を「ヤドチャン」と申します。※石垣島から帰って! おまけ編 参照

なんとか元の美しいビーチに帰してあげたいと思いつつ、その前に死なないように管理するためにネットで必死に調べました。まず、ヤドカリの中の種類が解りません。恥ずかしがり屋のヤドチャンは、露出が少なく、毛深いことと黒っぽいという特徴だけでは判定できません。

まずは住環境です。海水の塩分濃度は3%ですが、連れ去った箇所が川とビーチの間で汽水域のため、3%以下で管理すれば大丈夫と考えました。貝殻も必要と思い、シロアサリを購入して、酒蒸しで美味しく頂いたあとに、水洗いしてヤドチャンを入れている大宿の発砲スチロールに投入しました。百均で、蓄光のピンクの石とお友達のヒトデ君も購入しました。

次は食事です。当初は娘が購入してきた、エビ類専用の食事を提供していました。まったく食べません。乾燥ワカメ・小エビを投入してみました。大きくふやけるため、食べたか否かの判定がつきません。食べ残しは、水質を悪化させるために、食べ切りサイズが基本です。

あるときヤドチャンが、たぶん水を飲んでいるときに、上から金魚の丸いエサを投入してみました。これが、浮いていて、エサのサイズがすごく小さなはさみにジャストフィットするため、もりもり食べるようになりました。

ある時に、韓国産の小粒のアワビを購入して、お刺身で頂いたあとの、少しだけ貝柱の残った部分がある殻を、ディスプレイ兼用で投入してみました。仕事から帰ってから覗いてみてみると、貝柱がきれいに無くなっていました。貝好きかと考えて、冷凍アサリを入れてみると、これも食べていました。ただ、お口が小さいので、食べかすが水質悪化を招きます。水替え前にご褒美として与えることとしました。

4月末ごろから、右写真の左下で動かなくなりました。えさも食べません。恐らく脱皮です。本当は土にもぐって、万全の体制を整えたかったのかもしれませんが、お家の底に阻まれてしまったようです。

やどかりも脱皮を繰り返して、成長するみたいですが、決死の行為で、そのまま死んでしまうケースもあるそうです。あの狭い空間での脱衣チャレンジです。脱いだものを食べながら、という話もありますが、真偽不明です。

まったく動きませんでした。エサを与えないため、水質は悪化しませんが、水が蒸発して水位が低下します。塩3%水を追加していましたが、よく考えると塩分濃度が上昇しているのでは?と考えて、減った分の水を足すことにしました。

二週間以上が過ぎて、死んでいるのでは?とも思いましたが、死ぬと悪臭を放つそうなので、大丈夫そうです。

5月29日に少し移動しました。

無事に脱皮を完了したことで、そろそろ引っ越しを検討しているのではと考えました。驚いたことに、貝殻をネットでも販売しているのですが、うちのヤドチャンサイズは取り扱っていません。仕方がないので、魚屋さんに行ってみました。時期的に二枚貝は豊富(あさり、ハマグリ、ホタテ)なのですが、巻貝系はさざえさんしかありません。ヤドカリのお家にする旨を伝えて、大きめの借家を選んでもらい、購入しました。ちなみに産地は新潟産でした。

家に帰って、つぼ焼きです。美味しくいただいた後に水洗いして、投入です。加熱したため、殻の強度低下が心配でした。また、サザエは間口は広いのですが、奥の空間が狭いため、気に入ってくれるか心配です。しかも、かつてヤドチャンが見たことがないタイプの形状です。

前日に食べた北海道産のツブ貝の殻(現在の借家よりやや小さい)とサザエさん3個をそっと置いてみました。

翌日にはさらに移動して、急速に水質が悪化しました。抜け殻の食べ残しでしょうか?月曜の朝に早起きをして、水替えをしてあげました。

水替え後は、元気に活動しています。ごはんももりもり食べますが、私の影を見ると、信じられないスピードで殻に閉じこもります。恥ずかしがり屋さんが一層悪化したみたいです。

サザエさんを新しい新居となる貝殻と認識しているかは不明ですが、かなりの興味を示しています。もし、お引越しをしたら、お祝いにアサリをあげたいと思いましたとさ。おしまい

おまけ

今後もかわいがり続ける覚悟ですが、本当に元の海に帰してあげた方がよいかと悩んでいます。過保護に育てた自分にも非があり、厳しい自然界で、自ら餌を探して、脱皮して成長できるのか?非常に不安です。たぶん二週間程度は断食可能な能力は持ち合わせていますが、出会った当時は、浅瀬の流れに身を任せて、目が回るであろう高速回転をしていました。円錐型のフォルムのために円弧的な移動で、生命感のない自然体の貝殻感を演出していたヤドチャン。いまだにコミュニケーションが取れていませんが、本当に石垣島に帰りたいかを問いかけていきたいと思います。

夏は祭り2026

 今年もこの季節、町内のお祭りがやってきました。前の週から、道路への飾り付けや休憩所の整備等の入念な準備をして、いざ、当日に臨みます。 有名無名を問わず、多くのお祭りがトラディショナルなスタイルで開催されます。神社で大切に保管されている神輿(みこし)や山車(だし)などの宮出し(み...