ハズレの旧チョコレートヒルズ展望台から下山すると民家がありました。
真っ黒いおじさんが声をかけてきたので、いろいろとおしゃべりをしました。英語がとても上手で、聞くと子供の頃は貧しくて、学校に行けなかったので、独学で勉強したとのこと。
綺麗なお庭を見せてもらうと、めんどりがえさの時間と間違えて、駆け寄ってきます。おじさんがえさ(たぶん米)を本人も食べながら与えると、立派な雄鶏4羽も含めて一斉に集まってきます。遠巻きに犬猫ものんびりしています。平和です。
裕福そうでは無いのですが、バナナをくれました。青い奴です。どうやって食べればよいかと尋ねると、料理すると言います。?
他の人も何人か来ました。聞くとカズン(いとこ)だと言います。中学以来で久しぶりに聞いた単語ですが、フィリピンではよく聞きました。近所に三軒ぐらい家がありますが、みんなカズンです。
若めの聞き取りやすい英語を話すお兄さんが、バナナを料理してくれるそうです。なんでもマニラで英語の先生をしているそうで、休暇で帰ってきているそうです。結局、英語を話せるのは、この二人だけで、終始遠巻きに楽しそうに眺めていた歯の少ないおばあちゃんとは会話はできませんでした。
待っている間に生バナナを食べると、生のサツマイモのような味で、とても食べれません。料理といっても茹でただけっぽい感じで、付け合わせの魚の塩辛みたいなのを買ってきてくれました。甘い系でデザート感覚を予想していたのですが、THE 主食でした。昼前ぐらいでみんなも食べないかと聞くと、みんなで遅めの昼食を取るとのこと。時間がゆったりと流れていると感じました。
お庭もきれいで、東南アジアでよく見かける蘭系の木に着生させる育て方です。日本では、山野草蘭のセッコクなどを岩に貼り付けて、霧吹きで育てているのを見かけますが、こちらは多湿のため放置プレーです。
本当に明るく親切な親戚一同のおかげで、リアルフィリピンを感じることができましたが、スケジュールは大幅に押してしましました。急いで次のアドベンチャーパークへ向いました。
ここは空中自転車を含む3つセットで1500Pぐらいです。高いので自転車のみを子供たちが楽しみました。私は付き添いだというと、入場料を徴収されました。
次はモンキーパークです。世界最小のさる、ターシャを見に行きました。何か所かあるみたいですが、遅くまで開いているのは少数らしく、この島で最大の人口密度でした。
夜行性のため、目以外はほとんど動きません。帰りにトイレによると、入場時はスルーした入り口のビデオで生態と観覧マナーを丁寧に説明していました。最初に見るようにしましょう。
次はリバークルーズです。クルーズしながらフィリピン料理を楽しめるということで、案外人気があるのですが、終わっていましたー 2:30PMまでです。
仕方がないので、近くのサリサリでお買い物をして休憩しました。サリサリとは、フィリピンに100万店あるといわれる小売店です。警戒態勢を示す金網の量で、その地の治安が解ります。生理用品などでも、小分け(1個単位)で販売してくれるので、案外便利ですヨー
あとは帰るだけです。最大の交通量の多い時間帯に、ホテルまで直行。預けた荷物を受け取り、港まで。
おまけ①
屋外で見かけたプールバーです。一応、屋根があります。セブ、ボホールで何件か見かけました。東南アジアには多数存在します。
おまけ②
日本の車は当地でも活躍しています。軽トラックもよく見かけましたが、軽トラのダブルキャブです。珍しいので、思わず写真を撮りました。
セブ島に着いて、娘一人は旅を続けるというので、こ洒落たピザ屋で最後の晩餐を執り行いました。お別れしまして、空港へ直行、イミグレを通過し、待機及び機内用の大量のビールを購入し、携帯を充電。マニラ経由成田までの長旅です。
東南アジア最悪のマニラの空港に到着しましたー
セブの空港に携帯を忘れてきましたー
空港で事情を説明しましたが、埒があきません。翌日、娘に取りに行ってもらうとして、ターミナルを移動しようとすると、無料のバスだと間に合わない。タクシーに乗りなさい、と言われ、
ぼったくられましたー
現金が無いと言うと、日本円でも良いとのこと。
なかなか自称旅慣れしていると思っていましたが、手ごわい国でした。なんとか無事に成田に到着して、丸亀製麺でランチをして、家に帰りましたとさ。
〜おしまい〜
おまけ
後日、娘二人に別々に一番楽しかった事を問うと、どちらもバイクのツーリングが楽しかったとのこと。お父さん的には、コストを要した遊園地や空中自転車であって欲しかったのですが・・・
あとがき
無事帰国後にブログの更新に追われましたー 携帯も無事に帰ってきたのですが、撮りためた写真が使えずに苦悩の日々を過ごしました。二週間で無事に完結できたことに厚く御礼申し上げます。丁度本日、ボホールバイクで日焼けした腕の皮が剥けてきましたとさ。