日本に観光に来た、ベンツに努めるドイツ人が、軽自動車は素晴らしいという記事を見ました。
日本の軽自動車は素晴らしい進化をとげていると感じます。よく日本の技術は内向的で、ガラパゴスと揶揄されますが、そんなことはありません。
以前、在住していたインドネシアにはアンコタがあります。都市部を走る乗り合いのミニバスです。番号ごとに決まったルートを運行して、バス停もしくは自由に乗り降り可能です。自由度が高すぎて乗りこなすのが難しいです。一度、ジャカルタでチャレンジしたときは、通常30円のところを外国人のためか、50円とプチぼったくられました。
始発地点に何十台もたむろするこの乗り物に、日本が誇る軽バンが使用されています。
結構な人数のお客さんを乗せて、燃費もよく、ガンガン走ります。どこのバスもお客さんを乗せているため、定刻運転に努めますが、アンコタは並みいるバイクを押しのけつつ、側道走行を含めて、無茶をします。その際に有利で適切な車幅となっています。
どこかの観光地の立入注意区域内のピストン輸送にも使われていました。その時は助手席に乗ったのですが、スズキマークのハンドルで、おそらく中古で輸入されたふっるーいタイプのボロでしたが、坂道を快調にぶっ飛ばしていました。車内はこんな感じです。
他にも中古で輸入したと思われる軽トラ、ジムニーやらもありましたが、税制優遇制度が無くても、かなりの需要があるので、そのまま販売したら良いのにと考えていました。た•だ・シー
夫婦+お子様2名の1家族4名様までは、スクーターに搭乗可能です。(都市部、ジャカルタ、バリのデンパサールを除く)そのため車になると家族のきずなが薄くなるかもしれません。
また、国内の保護政策のため、輸入車にはトランプ級の100%の関税がかけられます。インドネシア国内で部品を持ち込み、組み立てた場合は半分ぐらい(多分)、部品も全て国内で作った場合のみ輸入関税がかかりません。そのため、日本勢は工場を建てて、部品やガラスメーカーも連れて現地で製造しています。ジャワ島のカラワンが有名です。最近は中華系の進出が特に目立ちました。日本車も含めて、輸入外車は日本のほぼ倍の値段で販売されているため、高級外車を見ると購入する人がいるものだと驚きます。でも割とレクサスは売れています。
フィリピンで軽トラのダブルキャブ(乗車スペース(キャブ)が二列のタイプ)を見ました。日本でも見かけたことがなかったので、思わず写真を撮りました。当然スズキです。
調べてみると、最近、中古の軽自動車が海外で静かなブームだそうです。輸出が年間5万台が急に10万台にせまる勢いだそうです。もともと日本の中古車は品質や耐久性の高さから世界で大人気でしたが、小さめの軽はやや敬遠されていましたが、輸入関税を排気量で決める地域での割安感から需要が高まっているそうです。
思い切って、新車の軽自動車を輸出してみては、と思う今日この頃でした。おしまい
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