久しぶりにスターバックスに来て、ラテのショット追加で大きい奴のHOTを飲みました。
壁の写真を見ると、コーヒー豆に関する素敵な写真を見つけました。左上が、コーヒーチェリーと呼ばれる丁寧に摘み取った赤い実です。右上が果肉を除去してから天日で乾燥させているところ。左下が選別。あとはロースト中の写真です。
インドネシアにジャコウネコ(インドネシア語でルアク)の糞から取り出した高級コーヒーのコピルアクがあります。ただし、ジャコウネコを檻に入れて、コーヒーチェリーを食べさせて作る方法が、動物愛護団体に批判されたりもしていました。ルアクの気持ちでコーヒーチェリーを食べて見ましたが、果肉が少ないものの、サクランボの薄味風で美味しかったです。
インドネシアは、ブラジル、ベトナムに次ぐ、第三位の生産国です。ブランドとしては、スマトラ島のマンダリン、ジャワ島のジャワ、スラヴェシ島のトラジャが有名ですが、バリ島のキンタマーニでとれるバリコーヒーがよく知られているかもしれません。
スタバで販売していた豆は、左のスマトラです。恐らくマンダリンベースのブレンドです。パッケージにうっすらとスマトラトラが描かれています。左はコモドドラゴンです。コモド島に生息する、人を襲うこともある固有種の名を冠しています。風味が予想できないネーミングです。
産地であるインドネシアのコーヒーの飲み方は独特です。カップに極細挽きのコーヒー粉と砂糖を入れて、お湯を注ぎます。かき混ぜて、粉が沈殿するのを待ちます。表面に残った粉をフーフーして強制沈殿させ、上澄みから静かに飲みます。私が最初に飲んだ時は、フーフーしなかったため、粉が口に入り「ウゲッ」となりましたが、慣れるとまあいけます。専門家の方からは、フィルターを通さない分、コーヒーの風味や成分をダイレクトに味わえるワイルドな飲み方と評されています。本当かな?
スタバは、薄いアメリカンコーヒーを飲んでいるアメリカ人にイタリアの美味しいエスプレッソを提供したく、シアトルで開業したと言われています。そのため、ラッテ(牛乳)のイタリア語が採用されています。ちなみに、日本で言うコーヒー牛乳は、仏ではカフェ・オ・レ(牛乳)、伊ではカフェ・ラッテ(牛乳)、西ではカフェ・レーチェ(牛乳)と言います。意外とためになるお話でした。おしまい
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