今年は、異常なまでに大きな問題に発展している、熊問題について私から個人的な見解を述べます。
まず、皆様の考え方についてです。イカにも様々な種類がいらっしゃいますが、熊はご存知でしょうか?北海道に生息するのが、ヒグマです。アメリカではグリズリーとか呼ばれます。体長も大きく、かなり危険な生物です。一方、本州以南に生息するのが、天然記念物のツキノワグマです。こちらは最大身長が150cmぐらいの個体です。首にある漆黒の毛皮の中で、首に白い三日月マークを有するヤツです。
東北出身の私は、中学生の頃、新聞配達をしていました。新聞を配る家の一つにマタギ風の家がありました。ある朝、熊の毛皮がお頭付きで干してありました。お肉は除いてあります。大きさはというと、当時160cm程度の自分より、かなり小さいと思いました。もしかしたら、干したので縮んだのかもしれませんが、北斗の拳にのめり込んでいた私は、これならイケると勘違いしていました。
そこでは4匹の猟犬を飼っていたのですが、たまにリード長めで家の前に繋いでいます。すごい瞬発力で、歯茎剥き出しで私に吠えかかって来ます。ちんこが縮み上がりますが、このレベルでないと、クマとは対峙出来ないと感じる恐怖でした。
熊の話もよく聞きました。飛びかかって来て、肩に一撃をくらい、おじいさんが動けないため、クマを睨みつけました。しばらく睨み合いを続けると、熊が森に帰って行ったそうです。とか、国道で熊同士がガチ喧嘩して、道路が渋滞したとTVで放送していました。死んだふりをして、クマをやり過ごそうとするのは、最悪だと思います。
この時期は、学校帰りに栗やアケビをとりに行ったり、釣りや滝探検とかで山に入りましたが、熊に遭遇することはありませんでした。
ニュースでコンビニの防犯カメラの映像で、おばあさんが熊に襲われる映像を見ました。専門家の人が、クマがかなりの興奮状態で、自分の身を守るために飛びかかった可能性があると言っていましたが、おばあさんは寸前でゆらりと半身で猪突猛進の攻撃をかわしました。直後にひるがえって攻撃してくるクマを、またもゆらりとかわして、大きな傷を負わせる事なく、熊は走って逃げて行きました。まさに、達人です。
一つの正解かもしれませんが、自分があのタイミングで体が動くかというと、まったく自信がありません。
6月に和歌山から、中国に返還されたパンダが、四川省で一般公開されているそうです。それを日本からはるばる見に行く人がいるそうです。あの愛らしいパンダも熊の仲間です。中国語では、『大熊猫』と書くそうです。主食が竹で、栄養が少ないため、1日に体重の1/3程度食べるため、14時間程度/日を費やすためにいつも食事をしています。ただし、普通のクマと同じように攻撃的な面もあり、飼育員や観覧客を襲った事例もあるそうです。
今回の事象は、猛暑のための餌不足とか言われていますが、原因不明で、顕著な異常事態だと思います。秋は熊が冬眠に備えるために、活発に行動する時期ですが、人も秋の味覚と雪深い地域では冬に備えて山に入ります。なんとか共存できるような環境としたいと思いますが、優先されるべきは、その地に暮らす人々です。生活を脅かす、熊の駆除は必要でしょう。
今朝、ニュースで同じく熊を崇拝しつつも、熊被害に悩めるルーマニアの様子が紹介されていました。あちらはグリズリー系のため、大変です。駆除と保護で、国を二分した議論が展開されているそうです。20年ほど前から狩猟が禁止されて、天敵のいない熊が増えすぎたことが原因のようでした。なんとも難しい問題だと、真面目に考察してみましたとさ。おしまい
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