憧れのトラウト、マスを目的としてフライフィッシングを始めました〜
釣りは原則、餌釣りがよく釣れます。先日、私の鮎釣りの先生に質問しました。なぜ、鮎釣りでは、メンドーなトモ釣り(おとりの鮎を使って、鮎を釣る手法)をするのか?と聞くと、鮎は基本、石に付いた藻類を食べていて、別名良い香りがするため香魚と呼ばれている。そのため藻類がよく育つ場所を自分の縄張りとし、他の鮎が来ると、縄張りを主張するために攻撃する性質を利用した釣り方。エサでは釣れないそうです。
鮎を釣ろうと思うと、10万円以上する長い竿が必要で、川のカンサツ(放流している漁組が販売するチケット)とおとりの鮎を購入して、おとりを元気に管理しつつ、鮎が縄張りを張っていそうな場所に行く必要があります。様々なテクが釣果に影響する奥深い釣りだとは思いますが、初期のハードルが高すぎます。ということで、フライフィッシングを始めることにしました。
もともと、3年ほど前に一式は購入していました。最初は竿を振る練習からで、狙ったポイントに毛針を落とすことに取り組みます。しかし、実践となりうる良質な川が、近場に存在せず、飲料用の溜池に、バス釣りの近場で自転車でくる中学生に混じって練習していましたが、やがて警備員に注意されるようになりました。
それから、インドネシア赴任により、しばらく遠ざかっていました。ちなみに過去記事参照ですが、インドネシアの川の下流はほぼ汚染しています。といっても極悪な有害物質ではなく、大腸菌等たちの、川にトイレを設置したり、下水が整備されていない故の流入等が挙げられます。食料事情改善のために、無差別に外来魚を自由に放流しているため、在来種が存在しない川もあります。
“Temu”で安価なウェーダー(胴長)を購入して、いざ、神奈川県の河川、相模川の支流となる中津川に乗り込みました。地元では有名で、自由にキャンプや川遊びもできる田代運動公園付近に、夏季の混雑を避けたタイミングで行ってみました。
噂通りの広くて良い場所でした。曇り小雨のあいにくの天気でしたが、多くの人が自由に過ごしています。雨よけグッズがありませんでしたが、とりあえず腹ごしらえです。
フライフィッシングチャレンジです。初めての川での実地訓練です。水はとても綺麗で、水温もまずまずです。上流側へ狙ったポイントに毛針を落として、川の流れに任せて当たりを待ちます。
田舎育ちの私は、よく川に遊びに行きました。夏は泳ぎに行きました。流れの早い深場で、足元をすくわれて死にかけたこともあります。東北の水辺では超攻撃的なアブに刺されます。春秋は支流の小さな川で、小さなサンショウウオを探したり、冬は川の溜まりに張った氷の上で、自転車チャレンジや靴スケートで楽しみました。
小さな川で泳いだ時に、空気が混ざり込む、大きな岩等で落差のある白くなるポイントに行くと、魚の群れが流れに逆らい、懸命に泳いでいます。魚の気持ちは理解しているつもりでいましたが・・・
まったく当たりの無いなか、ひたすら練習と割り切ってトレーニングに取り組みましたが、妻の帰ろうという一言で、陥落しました。万が一、ヤマメが釣れたらこの場を借りて、ご報告させて頂きたいと思いましたとさ。 おしまい
0 件のコメント:
コメントを投稿