首都バンコクを離れて寺院巡りその1です。
近郊に2つしかない、地獄をモチーフとしたワット(お寺)です。『ワットプートウドム』です。妻は反対したのですが、無理やり連れて行きました。
結構な田舎で、周りには何もありません。特に標識もないため、車を適当に停めて、突撃です。地獄とは思えない綺麗な建物です。多分、ゴールの天国に最初に行ってしまった模様です。突撃隊は失敗でした。
建物の中は天井が高いせいか意外に涼しく、恐らく地獄に行かないように出家して修行を積み、涅槃の境地にたどり着くよう、教えを説いているようでした。近くで妻が、『早く帰ろう』を連呼しています。無理やり連れてきた手前、全部回ろうと説きました。
ヒンドゥーの神々から、タイ人の大好きな象(チャーン)、意味不明なシマウマ、飽きてきたのかロボット、はたまた無許可の日本のアニメのキャラクターとかの節操のない像の後に地獄が始まりましたー
秘宝館かと間違えそうになりながら、少しのタイ語の説明書き。翻訳者が丁重にお断りしたと思われる外国人を受け付けないど迫力。平日とはいえ、誰もいない静けさ。星ゼロでした。
続いて訪れたのが、『ワット サマーン ラッタナーラーム』です。ピンクのガネーシャが有名なお寺です。
なぜ、ヒンドゥー教の神様が?タイの人がチャーンが大好きだから?とかいう疑問が沸々と湧いてきますが、タイ仏教はインド方面から伝えられた上座部仏教だそうです。その過程でヒンドゥー教の神々も崇拝されるようになったそうです。ガネーシャは商売繁盛と学問の神で、ここは3倍のスピードで願いが叶うというパワースポットとなっています。ヒンドゥー教も仏教も同じバラモン教から派生しているそうです。(諸説あり)
ここには同じく、ブラフマーもたくさんの動物たちとともに鎮座しています。他にも仏教とその仲間達ということで、関羽や竜、人気のハスのオブジェ等もあります。お客さんの裾野を広げたいのでしょうか。
宗教的なところに来ると、そのルーツや背景等を知りたくなります。きっかけは、インドネシア、ジョグジャカルタの世界遺産のプランバナン寺院を訪れ際です。それまで興味のなかったヒンドゥー教について知りたくなりました。どの宗教にも教典があり、芥川賞を受賞出来るような文才がある訳ではありません。読み解く人により解釈が変わることがあります。独自の発展を遂げたタイ仏教、バリヒンドゥーやイスラム原理主義も同様です。
この日は平日でしたが、多くのタイ人が参拝に訪れていました。倣って、お祈り4点セットを20バーツの寄付で授かりました。(蝋燭、線香、お花、金箔)見様見真似で蝋燭に火をつけて台に固定しようと思いましたがうまくいきません。知らないおじさんがサポートしてくれました。
金箔貼りにはコツと適切な場所の選定が必要です。どこでも良いみたいですが、気になる自分の治したい(あやかりたい)場所に貼るのも良いそうです。最初に台紙から剥がすと、薄いためにシワがよります。片面の台紙をそのままに押し付けて、擦るとうまく貼れます。6枚ぐらいあったと思うのですが、最後は職人並みに貼れました。
皆さん汗だくで熱心にお祈りをしています。同じ仏教徒として頭が下がります。
さて、ランチの時間です。敷地内の屋台でチャレンジしました。事前にタイ語の勉強をしましたが、全く読めません。写真付きのお店でセレクトしました。左が春雨のスープ、骨付きチキンをドスンと叩いてから乗っけて、野菜(パクチー、もやし他)自由乗せ麺です。40バーツ。右が豚チャーハンです。50バーツ。
タイに来て、初めての屋台飯のため、慎重にセレクトしました。麺の方はタイ女性(お母さんと子供)がトッピングを楽しんでいたので選択しました。見栄を張って、唐辛子を最後に乗せたのは辛くて失敗しましたが、乾燥した唐辛子のため殺傷能力は低く、食べきりました。チャーハンは普通に美味しかったです。大抵、鳥、豚、シーフードから選びます。ビールがあれば100点満点でした。
外よりは若干涼しい屋根付きフードコート風の場所で汗だくで頂きました。
※写真の下にもおまけがあります。読んでネ❤️

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