2025年8月28日木曜日

タイ観光12 〜アユタヤ攻略編 その2〜

 次は木の根に埋もれた仏像の顔で有名な『ワット プラ マハータート』を目指します。

移動の際の注意点は、広い施設なのに、管理上の制約のためか出入口が一つしかありません。グーグルさんの徒歩で入口を確認した上でルート選定をした方が良いです。当初はバイクを借りようと考えていたのですが、現地で徒歩踏破が可能と判断しました。もう一つの理由は、スマホを紛失したことです。地図を見ながらじゃないと移動出来ません。

なかなかの寺院跡ですが、少し飽きてきました。ここは頭を破壊された仏像群がとても印象的です。私は施設内を入って時計回りに巡ったのですが、終盤戦に例のお顔がありました。

なんとも印象的な雰囲気です。滅ぼされたアユタヤ王朝への哀愁を感じます。しかーし、300年ほど前に破壊されたものです。修復の際に、バイトのイタズラ小僧が、ピッタリじゃね〜とか言ってはめこんだものでしょう。

その証拠というか、少し進むと修復にうまく利用できなかった石材の内、建物部分(左)と仏像(右)に分類されて整然と並べられています。仏像の頭部は隅の方に置かれ、放置されています。

全体的に補修が雑だと感じました。白っぽいモルタル部分が補修したと分かるのですが、感性に従い、模様が入っていたりします。世界遺産に登録されるとむやみに手を加えられなくなるそうです。いつ補修されたかは分かりませんが、割合ルーズに管理されていた模様です。

拝観料について、1箇所80Bです。お得な6箇所巡れる共通チケットは、200Bでした。2.5箇所以上拝観すればお得です。迷わず購入しました。チケット売りの人が嬉しそう笑顔で手渡してくれました。しかし、チケットには対象のお寺の名称が書いてありません。さらに、一か所だけチケットの裏にハンコを押されました。

後で調べて分かったのですが、以前は1箇所50Bで、共通が220Bだったそうです。また、6箇所の内、2箇所はアユタヤの川の外にあります。30日有効で、各箇所1回の拝観が可能だそうで、ハンコの意味が分かりました。ほとんど共通チケットが売れずに、皆さん単発で購入するそうです。笑顔の意味も分かりました。久しぶりに売れたのでしょう。私は奇跡的に5箇所巡りました。得した気分になりました。


次は、「ワット ラーチャブーラナ」に向かいます。

歩道を歩いていると、ブロックが破損していました。せっかくなのでこちらも修復が必要です。

この寺院は、トウモロコシ型の塔がシンボルだそうです。多くの宝物が発掘されたそうです。それよりも気になったのが、真っ昼間に世界遺産の木の陰で爆睡しているおばさんです。思わず写真を撮りました。

お昼にします。向かいのお店に入りました。観光地価格を警戒してか、お客さんがいません。トウモロコシを見ながら食事をしました。タイ風炒飯が150Bでした。


お腹は満たされたし、体力も少し回復したので攻略再開です。徒歩移動を開始します。

人の気のない運動器具が充実した公園や水が出ていないし人もいない噴水の横を通り、誰のために営業しているか分からない商店街(観葉植物、熱帯魚、サボテン)を抜け、あちらこちらに点在する史跡を見ながら、「ワット プララーム」を目指します。

説明しよう!

右上からやたらと運動器具が整然と並ぶ公園の一角です。噴水は、タイ人大好きな象の像がありますが、お鼻の先からは水が一滴も出ていません。残念。

お客さんも店員さんも見当たらない商店街です。観葉植物?熱帯魚?屋さん、意外に充実したラインナップのサボテン専門店がありました。公園内にも多くの名もなき史跡が点在していました。




「ワット プララーム」に到着しました。午後になり、気温と日差しが増してくる頃合いです。観光客の姿もまばらで、日帰りツアーのお客さんは既に近辺にはいない模様でした。もう史跡はお腹いっぱいだったのですが、なんとか完走しました。

象の乗場となっているエレファントキャンプを通って駐車場に戻る途中で大きな駐車場を発見しました。たぶんこちらが正式な駐車場で、こちらも無料です。車まで戻り、ここから車移動です。

「ワット ローカヤスタ」お釈迦様の横たわる涅槃像がいらっしゃいました。目を開いていれば入滅前の涅槃(ニルバーナ)の状態です。閉じていれば入滅後だそうです。こちらはなんとも穏やかな目を開いたお顔です。

しかし、写真でお分かりの通り全身が黄土色で仕上がっています。リニューアルオープンというか、あまりありがたみのない綺麗さです。

角度を変えて見てみると、立派な扁平足(超人の特徴のひとつだとか)です。80歳のわりには背筋も伸びています。足の指の長さが等しいのも特徴らしいです。私も涅槃の境地に辿り着きたいと思いましたが、当分無理でしょう。

次は最終の「ワット チャイワッタナーラーム」に向かいました。ここは川の外側の川辺に位置し、船からの観覧も風情があるそうです。沢山の観光客がいて、タイの民族衣装を纏い、写真撮影にいそしんでいました。あちこちで写真撮影中で、何枚も撮影して足止めをくらうため、そそくさと退散しました。ここは期せずして共通券が使えました。

一部補修工事を敢行していました。何やらのんびり補修中です。勝手に模様などをつけないよう、せめて色合わせをして補修跡が目立たないような配慮がほしいものです。

締めの「ワット プーカオトーン」に行きました。遺跡に満足したなら的なことが書いてあったので、行って見ました。意外に年月を感じさせるたたずまいです。上まで登って見ましたが、そこまで高くないため、目を見張るような眺望ではありません。ただ、下を見ると、小さな遺跡に囲まれています。おそらくなにかあった所に再建したものと思われます。残念ながらお客さんもほとんどいなくて、地元のギャル風JKがバイクで暇つぶしに来ていました。白人系の男女がバイクで来て、JKに写真を撮ってもらうようお願いしましたが、無視されていました。おそらく英語が分からなかったのだと思います。たまりかねて、写真を撮影してあげました。大変感謝されましたとさ。


夕方の渋滞に巻き込まれそうなため、ぶっ飛ばしてというか、タイの人の運転に合わせてぶっ飛ばして帰りました。明日は帰国です。身だしなみを整えるため、というか、現地潜入レポのために床屋に行きました。タイではあまり床屋を見かけませんでした。バンコク市内で一カ所見つけたのですが、250Bと高いと思い見合わせていました。場末の床屋に行きました。想像以上の店構えです。ちゃんと扉もあります。夜でカット中に虫に刺される心配もありません。写真はありませんが、道具類も充実しています。丁寧に仕上げてくれましたが、200Bでした。ボロいバリカン1丁を丁寧に調整しながらカットしていたインドネシアでの私の行きつけを懐かしく思い出しました。(過去記事参照)             これにて8日目終了です。

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