琵琶をご存じでしょうか?
ビワの生産地としては、1位、長崎県、2位、千葉県と続きます。ただ、日持ちしないのが致命的で、食べたことが無い人も多いのでは?
東北出身の私は、地元の病院の庭に実っているビワを初めて食べましたが、ほんのり甘く、食感、味ともに美味しいと感じました。20年程前に千葉県産の木箱に入った、大粒の高級ビワを頂きました。家に持ち帰り、家族でお楽しみの後に、10粒ほど種を庭に植えました。
驚異の発芽率です。100%でした。一番大きく育った1本以外を間引いて、大切に、といっても何もしていないのですが、すくすくと育ちました。
桃栗三年柿八年と言いますが、ビワは?と思いながら待ちましたが、たぶん8年ぐらいから実を付けました。その間に、引っ越しもあり、結実させるために、背丈が2m以上ありましたが、人力で掘り起こして、業者さん風に根を何かを巻いてひもで縛り付け、ソアラのトランクにぶち込み、開けたまま運搬して引っ越しました。無事、定着しました。
初めてブサイクな花を付けた寒い冬の時期、急いで図書館に行って植物図鑑を調べました。ひとつの枝先に20以上の花をつけるのですが、5個ぐらいに摘蕾(テキカ−余分な蕾を取り除くこと)することで大きな果実とする。袋掛けをすると肌が綺麗ということで、まずは摘蕾。これがまたメンドーです。下が蕾だらけになりながら、上の方の摘蕾は諦めました。
袋掛けをしようと思い、百袋単位で販売している農協に買いにいこうと思いましたが、メンドーなのでやめました。いやっっ、人生と同じで見栄えより中身で勝負、この場合は味で勝負しようと熟考した結果です。
それから数年経ちましたが、摘蕾は風が強い日に適度に作業してくれる、日焼けして見栄えが悪くなりますが、味は変わらないということで、メンテナンスフリーですが、毎年美味しい果実を提供してくれます。
東北で育ち、春が待ち遠しいと考えていたわたしにとって、この琵琶や柑橘系の花が冬に咲くのは解せないですが、季節を感じさせてくれる大切なMy お庭の果樹です。大切に見守りたいと思います。今回もオチなしでした。残念!!
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