インドネシアに来た時に地図を見ていたら、首都ジャカルタの100kmほど東に変な形の湖が3個ありました。地域特性かと思っていたら、やはり人造湖でした。
調べてみると、別記事で記載した世界一汚い川の汚名を冠するチタムル川の上流に、いずれも発電を主体としたダムがあり、河口側からジャティフール(1967年完成)、チラタ(1987)、サグリン湖(1986)がありました。ジャティフール湖はかんがい用水、ジャカルタへの上水(といっても飲めないけど)も供給しています。その中でも日本の援助で遅くに造られたチラタダムの視察に行ってきました。慢性的な電力不足を解決すべく、当時、東南アジア最大のダムで、世界トップクラスの発電所だったそうです。国内最大のダムとなります。絶賛乾季中ですが、十分な水量を湛えています(若干水位は低め)。そこそこ観光地化されていて、山の上の方にある展望カフェは賑わっていましたし、絶賛増築中でした。
ちなみにチラダダムは、だるまちゃんシリーズの絵本作家かこさとしさんの取材を受けて、「ダムをつくったお父さんたち」が出版されたそうです。
ジャワ島の北側にはジャカルタを含む広い平野(多くは米どころ)があるため、発電及び治水において、日本人にもインドネシア人にもよく知られることなく貢献しているその雄姿に感慨(灌漑)深いものを感じました。うまい!
おまけ
2018年に開業し、2019年のアジアゴルフアワードで「アジア太平洋のベストニューコース」に選ばれたパラヒャンガンゴルフ・バンドゥンは、サグリン湖のほとりにあります。自然の地形を活かしたコースで、場内には湖と畑もあるため、私も含めてへたくそは農家のおじさんに注意する必要があります。すぐにコールしましょう、『ファ〜』
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