2026年2月14日土曜日

メガネについて

 高校生のころ、ヨット部に所属していました。風上の遠くから吹いてくる風の強弱を見極めるために視力がよくなりました。3km先の魚が飛び跳ねるのを確認できるほどです。

真偽のほどはさておき、視力が良かったのは確かでしたが、老眼が早期に訪れました。でも、恥ずかしいので、老眼鏡の使用は控えていました。

ある時、子供がコンタクトが欲しいと言い出しました。仕方がないと思い、ついでに私もカラーコンタクトにしようと思い立ち、一緒に眼鏡屋さんに行きました。いろいろと説明してくれた中で、世界に唯一、老眼用のコンタクトレンズがあると説明してくれました。しかもカラーもOKとのこと。原理はよく解りませんが・・・

こころが踊る中、子どもと一緒に視力検査を受けました。

なにか、検査の文字、ランドルト環がよく見えません。最近の定期健康診断時の視力検査も老眼のせいで、よく見えないと思い、心の眼で、勘を働かせて対応していたため、それなりの値をキープしていました。

検査官に近眼を宣告されました。さらに乱視のおまけ付きです。恐るおそるカラコンは?と聞くと、そんなものは無いとの冷たい回答。しょんぼりとして、娘のコンタクトだけオーダーして帰りました。

視力は完全に遺伝するそうです。我が家はというと、私がメチャ良いで、妻がやや悪メガネです。子供はやや悪メガネが、長・三女、メチャ良いが二女です。まあまあメンデルの法則が当てはまります。

視力の低下は、パソコンはモニター、それ以外は心眼でなんとかしのいできましたが、ついに限界が訪れました。文字の、特に漢字の識別が、前後の文脈でしのげるレベルを突破しました。

目が良い若い時分では、温泉で眼鏡が曇る友人を笑っていました。小学生の長女が視力が低下し、眼鏡屋に付き添った際に、あまり見えすぎると疲れるため、少しズラします。と言われて、なんのことか解らずに同意しました。適当でごめん。

真実を突きつけられ、仕事にも支障をきたすようになったため、思い切ってメガネを購入に行きました。恥ずかしいので一人で行きました。いいおっさんが、もじもじしながら似合うと思われるフレームを選びます。そのディテールの違いがわからないほどの種類があり、徐々にどうでも良いと考える自分を説得しつつ、視力検査をお願いします。

小学生の頃、先生が、◯◯△✖️◻︎ちゃんが明日からメガネをしてくるので、笑ったり冷やかしたりしないよう田舎の子供達に釘を刺しました。いざ明日を迎えると、偏差値が急に10ぐらい上がったようなインテリジェンスを感じました。細いピンクのフレームです。オクテでマセガキの私は「知的で、よく似合っているね」と東北弁で心の中でツィートしました。

近視の乱視で、遠近両用、悔しいので紫外線による調光のフルスペックのオーダーをして、約一週間後の納期を待ちました。結果、よく見えます。仕事中も以前から取り組んできた業務効率化に成功しました。生まれて初めて、メガネくんおよびちゃんの気持ちを理解することができました。

当初はここぞという時に、さっとメガネを取り出して、紳士を演じていました。これ以上の視力低下を防止するために、ここぞという時以外は、極力メガネの使用を控えていましたが、もう、すっかり文字が読めません。残念ながら、カラコンは諦めて、メガネくんと末長くお付き合いしたいと思います。 おわり

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